【聖書預言と日本】旧約聖書まとめ

水、土曜日は、これまで23回にわたって、旧約聖書の中からイスラエルに関する預言を抜き出して来ました。今日はその内容をまとめてみたいと思います。

イスラエル民族の苦しみ

まず、イスラエル民族は神様と契約を結び、神様に従って生きるために選ばれましたが、その背信のために苦しみを受けることになってしまったことが預言されていて、それは南北イスラエル分裂、B.C.722北イスラエルのアッシリヤ捕囚、B.C.586南ユダのバビロン捕囚、その後、南ユダは一時的に回復しましたが、A.D.70エルサレム陥落、A.D.135ユダヤ人のエルサレムからの完全な追放によって、その預言は実現したと考えられると思います。

イスラエル民族の回復

しかし、神様はイスラエル民族を回復するという預言も旧約聖書には多く記されています。それは1948年のイスラエル国の建国によって実現したと考える人もいれば、それは南ユダ2部族のみであり、イスラエルの呪いの時代は終わり、祝福の時代に入ったと言うことはできるが、イスラエル12部族の完全な回復はまだ実現していないと考える人もいるようです。

現在のイスラエル国はイスラエル12部族と言えるか

現在のイスラエル国は南ユダ2部族のユダヤ人が中心になって建国した国だと思いますが、その後、北イスラエルのマナセ族、ゼブルン族、アセル族、イッサカル族の末裔という人々がイスラエル国に帰還しているそうです。また、もともと北イスラエルのアッシリヤ捕囚は王族など一部であり、大半の人々は他民族と混血にはなってしまいましたが、ユダヤ人の中に含まれていて、もともと北イスラエル10部族は失われていない、現在のイスラエル建国をもってイスラエル12部族は回復したと考える人もいるようです。

北イスラエル、南ユダの統一イスラエルの回復

これまで見て来たように、旧約聖書は北イスラエルと南ユダが一つになってイスラエル12部族が回復されると預言していることは明らかだと思います。また、それは世界中からイスラエルの12部族がバラバラに集まって来るというよりも、北イスラエルという国と南ユダという国が一つになって統一イスラエルになると預言されているように感じます。歴史上、北イスラエルという国と南ユダという国が統一してイスラエル国が回復したという劇的な出来事はないように思います。

ユダヤ人はどう考えているのか

このようにもともと北イスラエル10部族は失われていない、現在のイスラエル国をもってイスラエル回復の預言は実現したと考える人もいれば、現在のイスラエル国は南ユダ2部族の回復が中心であり、部分的に北イスラエルのいくつかの部族が帰還してはいても、イスラエル12部族の回復とは言えないと考える人もいるようです。どちらが事実なのかは分かりませんが、ユダヤ人の中に失われた10部族を探し求めている多くの人々がいるという事実に私は目を留めたいと思っています。

失われた10部族を探すユダヤ人

全てのユダヤ人が北イスラエル10部族は失われていると考えている訳でもないようですが、北イスラエル10部族は現在失われていて、失われた10部族の帰還によってイスラエル回復の預言は成就すると考え、失われた10部族を探しているユダヤ人は確かにいるようです。

それは日本ではないかと考える人たち

月、木曜日にご紹介している「日本・ユダヤ封印の古代史」(マーヴィン・トケイヤー著)の原題は “Japan and The Ten Lost Tribes of Israel”(日本とイスラエルの失われた10部族)であり、日本ユダヤ教団のラビとして、日本で10年以上過ごしたことのあるマーヴィン・トケイヤー氏は北イスラエル10部族は今も失われており、それは日本ではないかと考えていることが分かります。

ヨセフ・アイデルバーグ

また、「大和民族はユダヤ人だった—イスラエルの失われた十部族」の著者、言語学者で神道の神官にまでなったヨセフ・アイデルバーグもイスラエル10部族は今も失われており、それは日本ではないかと考えている一人だと思います。

アミシャーブ

また、現在のイスラエル国にはアミシャーブのような失われた10部族を探して、世界中を調査している機関があり、彼らもまた日本を有力視しているそうです。

これからの動きに注目したい

だから、イスラエル10部族は失われていて、それは日本だと言えるかどうかは私には分かりません。しかし、それは神の預言ですから、時がくれば全てが明らかになるだろうと思います。ただ、ユダヤ人の中にはそのように考える人たちがいることは確かであり、彼らが今後どのようなことをしようとしているのかということには注目したいと思います。

いかがでしたか

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2018年2月2日(金)タピ大決定!

今回は「古代史に見る日本人とユダヤ人の不思議な関係(3)~キャンピングカーで行く古代ユダヤ人ゆかりの地を巡る旅」と題して、昨年の夏に訪問した石川県宝達町にある「モーゼの墓」、京都府丹後にある日本最古の神社の一つ「元伊勢籠(この)神社」のレポートを、道の駅情報などキャンピングカーの旅行の魅力を交えながらお伝えしたいと思います。お近くにお住いの方はぜひお出でください。参加費無料、予約も要りません。お待ちしております。詳しくはタピ大をご覧ください。

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目次
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二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」