【日本とイスラエル】イスラエルは失われたままか

日本とイスラエルに関連する事柄について、畠田秀生著「日本は聖書の国だった!」からご紹介いたします。

イスラエルの離散

さて、話を古代に戻す。北イスラエルは神隠しにあったように彼らは歴史上から消えた。これを世界の人々は「ロスト・テントライブス(失われた十部族)」と言う。南イスラエルは、A.D.70年のローマ軍によって離散させられたユダヤ人(東ユダヤ)の一群が東に向かった。

西へ、東へ

西に向かった人々が1948年、イスラエル建国までの苦難を経て今の名称イスラエルに行き着く。東ユダヤは、インドから中国を経て東に向かった。ユダヤ人特有の東方憧憬の想いからか日の上る方向への旅は、学校で教えてもらえない隠された歴史である。

新約聖書の記述

イエスの復活後、南イスラエルの人々、すなわちユダ部族の人々もあまり遠くに行っていなかった。新約聖書ヤコブの手紙の冒頭に、「神と主イエス・キリストのしもべヤコブが、国外に散っている十二の部族へあいさつを送ります。」と記されているように北イスラエルの十部族の人々もその近くに、またある人々は遠くにいた。

モーセ預言の成就

B.C.722年アッシリアに連れ去られた北イスラエルのおもだった人たち、そして約百三十年後バビロンに捕囚となった南イスラエルの人々の中で帰還しなかった東ユダヤの人たち、イエスの復活後福音をたずさえて東に向かった人たち、等が地の果てに追いやられた歴史上の伝説とさえいわれている事件が、モーセ預言の成就とするなら、今彼らはどこに潜むのか。

日本なのか

元木から切られた切り株は接木にはつながらない。切り株が花咲くために元木が何であるかをユダヤの祭司コーヘン氏は、その一礼の中に神の意をこめるかのようであった。(イスラエル大使エリ・コーヘン氏が伊勢神宮を訪れた際のこと。)旧約聖書、新約聖書の両方を信じるならば、日本各地で見られる古代イスラエルの痕跡は、モーセ預言の現われである。

切られた切り株が元木につなぎあわされようとする歴史の節目、きらりと光る秘話がある。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の文化、伝統、習慣、信仰、国民性に深い関係があると思います。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を読んでみてください。

新約聖書 ルカによる福音書 16章14~18節

欲の深いパリサイ人たちが、すべてこれらの言葉を聞いて、イエスをあざ笑った。そこで彼らにむかって言われた、「あなたがたは、人々の前で自分を正しいとする人たちである。しかし、神はあなたがたの心をご存じである。人々の間で尊ばれるものは、神のみまえでは忌みきらわれる。

律法と預言者とはヨハネの時までのものである。それ以来、神の国が宣べ伝えられ、人々は皆これに突入している。しかし、律法の一画が落ちるよりは、天地の滅びる方が、もっとたやすい。すべて自分の妻を出して他の女をめとる者は、姦淫を行うものであり、また、夫から出された女をめとる者も、姦淫を行うものである。

神はその心をご存じである

人から尊敬されてはいけないということではないでしょう。ただ宗教指導者だということで、人々から持ち上げられていたとしても、神はその心をご存じだということでしょう。本当に毎日の生活において、小さな一つ一つのことにおいて、自己中心ではなく、神を中心としているのか。人から立派な宗教指導者だと言われていたとしても、必ずしも神に喜ばれているとは言えないということだと思います。

神の国

律法と預言者とは旧約聖書のことだと思います。それはバプテスマのヨハネの時までのことであって、今は神を中心にして生きる幸いが宣べ伝えられて、誰でもその幸いに生きることができるということでしょうか。天地が滅びることがなければ、律法も落ちない。ことごとく大切だということでしょうか。ユダヤ教の宗教家たちは、人目には立派に見えても、実際にやっていることは自己中心的な生活だと言っているのかもしれません。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」