【日本とイスラエル】祈り

日本とイスラエルに関連する事柄について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。

神社における祈り

神道では全ての神社において同じ祈りが捧げられる。信者はまず神社への入り口であり、俗と聖を隔てる鳥居をくぐる。洗い場(手水舎)に行って、手と口を洗って清める。その後、拝殿に立って賽銭を入れ、神に注意を向けてもらうために手を鳴らす。そして、体を深く屈めて礼をし、祈り事、願い事を囁く。

古代イスラエルの礼拝

預言者エゼキエルの時代、エルサレムの神殿でもこれとほぼ同じ方法で礼拝が行われていた。「国の民は、安息日と新月に、門の入り口の所で主に向かって礼拝しなければならない」。神道の信者は最高神である神と彼が望むだけ一緒に過ごし、祈り終えるとさらに一礼してその場を立ち去る。

日本人の信仰

日本人がどれほど神社の神聖さを信じているかについては、次のような逸話がその証明をしている。東京の国際空港(羽田空港)の南側にある駐車場に一本の鳥居が建っている。しかしその後ろには神社は存在しない。この鳥居はかつてこの地にあった神社の一部であった。ここに駐車場を作るために神社を取り壊すことになると、飛行場では多くの事故が起こるようになった。そこで工事責任者たちは協議して、ある妥協案を出した。彼らは聖と俗を分離する一つの鳥居だけを残し、自分たちの軽率な行為に対して怒る神をなだめたのである。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の歴史のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開くとき、そこに古くて新しい発見があることでしょう。

新約聖書 ヨハネによる福音書 7章32~36節

群衆がイエスについてこのようなうわさをしているのを、パリサイ人たちは耳にした。そこで、祭司長たちやパリサイ人たちは、イエスを捕えようとして、下役どもをつかわした。

イエスは言われた、「今しばらくの間、わたしはあなたがたと一緒にいて、それから、わたしをおつかわしになったかたのみもとに行く。あなたがたはわたしを捜すであろうが、見つけることはできない。そしてわたしのいる所に、あなたがたは来ることができない」。

そこでユダヤ人たちは互に言った、「わたしたちが見つけることができないというのは、どこへ行こうとしているのだろう。ギリシヤ人の中に離散している人たちのところにでも行って、ギリシヤ人を教えようというのだろうか。

また、『わたしを捜すが、見つけることはできない。そしてわたしのいる所には来ることができないだろう』と言ったその言葉は、どういう意味だろう」。

みもとに行く

「わたしをおつかわしになったかた」とは神のことでしょう。イエスは神のもとに帰ると言っているのではないでしょうか。見つけることはできないとは、この地上からいなくなることを言っているのでしょう。イエスは間もなく、十字架について殺されるが、それは滅びたのではなく、神のもとに帰ることだと言っているのではないでしょうか。しかし、それを聞いた人々は、その意味を理解することができなかったと記されています。

神につかわされたイエス

イエスは人々に神の真理を教えました。人は神のために、神によって造られた者なのである。だから、神から離れて生きるところに救いはない。人間中心を退けて、神に立ち返り、神の御心に従って生きる。それが救いであり、永遠の命であるとイエスは教えました。人々にそのことを教え、神に立ち返らせるために、イエスは神によってつかわされたということを言っているのだと思います。

いかがでしたか

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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