【日本とイスラエル】開国を迫る動き

書籍「失われた十部族の足跡」

日本とイスラエルに関連する内容について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。

獲物を狙う狼

ヨーロッパ人にとって当時の日本社会、文化、また宗教はまったく謎に包まれたままであった。自らを「啓蒙的」文化の提供者であると自認する西欧列強は、その欲望を満たさんと日本に開国を迫り始める。

強制的な開港

彼らはまず日本の経済的・社会的危機を利用しようと試み、隣人愛と啓蒙思想のマスクをかぶって近づいてきた。その後、彼らは東方や東南アジアへ進出する足掛かりとして、日本の港に拠点を作ろうと試みる。その目的を達するため、彼らは日本で一連の小競り合いを起して、強制的に開港させようとした。

ポルトガルとスペイン

ポルトガルとスペインはすでに大国の地位から脱落して歴史の舞台から後退しつつあったが、それでもなお極東を支配下に置いていた。彼らは日本が彼らを「南蛮人」と呼んで見下し、また彼らと神聖な集団である「イエズス会」を追放したことで、日本を憎んでいた。

フランスとイギリス

フランスはヨーロッパ戦争の疲弊から立ち直りつつあり、南アジアで貿易拠点を探していたのだが、日本は良い足場になると思われた。新しく大国として勃興してきたイギリスは、すでに中央アジアに足場を築いていたが、さらに新しい貿易拠点を求めていた。イギリスは、かつて日本で希望通りの収益を上げることを阻まれたことがあり、日本を敵視していた。

ロシア

文化的、経済的に未発達の大国である隣国ロシアは、アジア大陸北部で膨張を始めた。彼らは「啓蒙的」ヨーロッパ諸国の仲間入りを願っていたが、日本をヨーロッパ諸国と肩を並べて張り合う丁度良い場所と見ていた。

アメリカ

ヨーロッパ諸国の開けた文化を羨み、彼らの文化的優位性を認めるアメリカは、道徳の守護者と未開人の教化役のふりをして太平洋に向けて進出を始めたが、彼らにとっても日本はアジア進出のためにちょうど良い足場であった。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の文化、伝統、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開く時、そこに古くて新しい発見があるでしょう。

新約聖書 使徒行伝 2章5~13節

さて、エルサレムには、天下のあらゆる国々から、信仰深いユダヤ人たちがきて住んでいたが、この物音に大ぜいの人が集まってきて、彼らの生れ故郷の国語で、使徒たちが話しているのを、だれもかれも聞いてあっけに取られた。

そして驚き怪しんで言った、「見よ、いま話しているこの人たちは、皆ガリラヤ人ではないか。それだのに、わたしたちがそれぞれ、生れ故郷の国語を彼らから聞かされるとは、いったい、どうしたことか。

わたしたちの中には、パルテヤ人、メジヤ人、エラム人もおれば、メソポタミヤ、ユダヤ、カパドキヤ、ポントとアジヤ、フルギヤとパンフリヤ、エジプトとクレネに近いリビヤ地方などに住む者もいるし、またローマ人で旅にきている者、ユダヤ人と改宗者、クレテ人とアラビヤ人もいるのだが、あの人々がわたしたちの国語で、神の大きな働きを述べるのを聞くとは、どうしたことか」。

みんなの者は驚き惑って、互に言い合った、「これは、いったい、どういうわけなのだろう」。しかし、ほかの人たちはあざ笑って、「あの人たちは新しい酒で酔っているのだ」と言った。

外国に住んでいたユダヤ人

物音を聞いた人々が集まってきました。彼らは「あらゆる国々から」来た「信仰深いユダヤ人」だと記されています。そこから分かることは、当時、あらゆる国々に離散し、そこで生まれ育ったユダヤ人がいたということでしょう。「信仰深い」とは、外国に住んでいながらも、ユダヤ教の習慣を大切に守っている人たちだったということだと思います。

神の大きな働き

使徒たちが外国語で話していた内容は「神の大きな働き」についてであったと記されています。それはイエスの復活のことを言っているのかもしれません。神は単なるユダヤ教という宗教のしきたりでなく、目には見えませんが、実際に生きて働いていて、十字架につけられて死んだイエスをよみがえらせたということを話していたのではないでしょうか。

いったい、どういうわけなのだろう

酒に酔っているのだという人もいたようです。つまり、大変不思議な出来事ですが、ここにはそのまま大変不思議な出来事として記されているということです。しかし、酒に酔っても決して外国語を話すようにはならないでしょう。これは明らかに神の霊による働きだという以外には説明がつかない出来事だと思います。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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