【日本近現代史】戦争とは何だったのか

大東亜戦争肯定論表紙

林房雄著「大東亜戦争肯定論」から、私自身がなるほどと思った箇所をご紹介させていただいています。明治維新以降の日本近現代史について、正しく認識することが、日本を正しく理解し、これからの日本の歩みを正しく考える上でとても重要だと思っています。ぜひ著書全体を読んでみてください。

あきれるばかりにふんだんな戦争

・・・作家五味川純平氏が「侏儒の歎きと怒りと」という感想を発表している。・・・「私が属する世代は、呆れるばかりにふんだんな戦争によって、生きている時間を埋めつくされていることになる」

たしかにそのとおりだ

・・・氏と同じ世代に生まれて、そのおどろきを共にしないものはなかろう。・・・私は日露戦争の直前に生まれた。生まれてこのかた、戦争の連続であったことは、五味川氏の四十年も私の六十年も全く同じである。「だれか平和を知っているであろうか?」だれも知らない。私たちが体験として知っているのは戦争だけだ。

徳川時代

徳川時代の少なくとも二百年間は平和であった。・・・五味川氏の四十年にも、私の六十年にも、十年とつづく平和はなかった。戦争だけがあった。これはいったい、どういうことか。二世紀以上も平和に生きた時代があり、一世紀近くを戦争で明け暮れした時代がある。・・・私たちが「平和」と思ったのは、次の戦闘のための「小休止」ではなかったか。徳川二百年の平和が破られた時に、「長い一つの戦争」が始まり、それは昭和二十年八月十五日にやっと終止符を打たれた――のではなかったか。(本からの引用は以上です。)

明治維新から大東亜戦争まで

明治維新から大東亜戦争にいたる100年を一つの戦争と捉える時、何か見えて来るものがあるように思います。この戦争は日本にとって、また世界において、いったい何だったのか。それが見えて来た時、これからの歩みも見出すことができるのではないかと思えてきます。

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の文化、伝統、習慣、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本を知るために聖書を読んでみてください。

新約聖書 使徒行伝 17章10~15節

そこで、兄弟たちはただちに、パウロとシラスとを、夜の間にベレヤへ送り出した。ふたりはベレヤに到着すると、ユダヤ人の会堂に行った。

ここにいるユダヤ人はテサロニケの者たちよりも素直であって、心から教を受けいれ、果してそのとおりかどうかを知ろうとして、日々聖書を調べていた。

そういうわけで、彼らのうちの多くの者が信者になった。また、ギリシヤの貴婦人や男子で信じた者も、少なくなかった。

テサロニケのユダヤ人たちは、パウロがベレヤでも神の言を伝えていることを知り、そこにも押しかけてきて、群衆を煽動して騒がせた。

そこで、兄弟たちは、ただちにパウロを送り出して、海べまで行かせ、シラスとテモテとはベレヤに居残った。

パウロを案内した人たちは、彼をアテネまで連れて行き、テモテとシラスになるべく早く来るようにとのパウロの伝言を受けて、帰った。

ベレヤのユダヤ人

このように、当時、ギリシヤのいたるところにユダヤ人の会堂があり、ユダヤ人がいた様子が記されています。ベレヤにいるユダヤ人はテサロニケにいたユダヤ人より素直で、パウロの教えを心から受け入れたと記されています。素直になれば、それが正しいかどうか、それぞれの良心で判断できるのではないでしょうか。彼らの多くが信者になったとありますが、キリスト教徒になったという意味ではないと思います。パウロの教え、イエスの教えを受けいれ、神に立ち帰り、神を中心にして生きる生き方を受けいれたということだと思います。大切なことは宗教ではなく、神を受けいれることです。

いかがでしたか

参考になりましたら「いいね!」でお知らせください。また、シェアのご協力もよろしくお願いします。今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

本をお求めください
本の表紙

Amazonから「日本人の信仰が世界を救う—元キリスト教牧師が語る神の国ニッポン」を出版しています。電子版は100円。文庫版は2,182円。日本人の高い国民性のルーツは聖書にあること、イエスの教えはキリスト教よりむしろ「日本人の信仰」の中に引き継がれていることが分かります。ぜひ、読んでみてください。詳しくは書籍情報をご覧ください。

目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

「日本人の幸せ」(電子版100円)をお買い求めください!

Amazonから「日本人の幸せ—古代ユダヤ人がもたらしたイエスの教え」(196ページ)が販売されました。一人でも多くの方に読んでいただけるように、電子版の価格を100円といたしました。(文庫版も好評発売中。詳しくはAmazonのサイトでご確認ください。)レビューのご協力もよろしくお願いします。

目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

詳しくは書籍情報をご覧ください。

投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA