【日本とイスラエル】日本の山伏、天狗とユダヤ人の類似

日本ユダヤ教団のラビ(教師)として日本で10年以上過ごしたことのあるマーヴィン・トケイヤー氏もまた山伏、天狗とユダヤ人の類似について指摘しています。その著書「日本・ユダヤ封印の古代史」から抜粋してご紹介します。

山伏の姿

私と家内は、京都で初めて山伏の姿を見たとき、驚いてしばらく何も言えなくなってしまった。日本の中にあまりにユダヤ的なものを見てしまったからである。私は様々な学者に聞いてみたが、全世界において宗教的な黒い箱を額につける民族といいうのは、二つしかなかった。ユダヤ人と日本人である。

房、胸当て

山伏の衣服にはまた「房(ふさ)」がついており、胸には、首からかけた四角い胸当てがある。これは古代イスラエルの祭司が身につけた胸当てによく似ている(旧約聖書出エジプト記28章15節)。

天狗

また日本には、「天狗(てんぐ)」の話がある。天狗も、山伏の格好をしている。私の息子は、日本に来て初めて天狗の像を見たとき、「あれはユダヤ人だね」と言った。

虎の巻

鎌倉の建長寺の後方にある半僧坊(はんそうぼう)に、大きな天狗の像がある。鼻がニョキッと突き出たその天狗は、山伏の服装をし、兜巾(ときん)を額につけ、手には「虎の巻」を持っている。

天狗から授かる巻き物

虎の巻とは何かというと、それは忍者が変幻自在の神通力をあらわすときに、口にくわえる巻き物である。この巻き物は、彼らが山で修行をしているとき、天狗から授かるものということになっている。

神から賜った巻き物

天狗は山の神と言われている。とすれば、虎の巻は「山の上で神から授かる巻き物」ということになる。かつて古代イスラエル人は、シナイ山で神から「トーラー」を授かった。トーラーの巻き物である。

トーラーの巻

日本のどこかの遺跡から本物の古いトーラーの巻き物が出てきた、という話はまだ聞かない。しかしある学者は、日本の「トラの巻」(虎の巻)は「トーラーの巻き物」の記憶の名残りではないか、と述べている。(本からの引用は以上です。)

日本に虎はいない

トーラーとは神の律法が記された巻き物です。日本には虎はいないのに、「虎の巻」とは不可解ですが、「トーラーの巻」だったとすれば納得がいきます。日本とイスラエルの関係を示す、これもまた一つの証拠だと言えるのではないでしょうか。

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は宗教の戒律が記された教典ではなく、神様を中心にして生きようとしたイスラエル人の記録であり、日本人の信仰、風習に深い関係があると考えられます。キリスト教の教典としてではなく、日本人の信仰の源泉を知るために聖書を読んでみてください。

新約聖書 マルコによる福音書 10章13~16節

イエスにさわっていただくために、人々が幼な子らをみもとに連れてきた。ところが、弟子たちは彼らをたしなめた。それを見てイエスは憤り、彼らに言われた、「幼な子らをわたしの所に来るままにしておきなさい。止めてはならない。神の国はこのような者の国である。

よく聞いておくがよい。だれでも幼な子のように神の国を受け入れる者でなければ、そこにはいることは決してできない」。そして彼らを抱き、手をその上において祝福された。

イエスは憤った

ここは難しい高尚な話をする所だから、子供が来る所ではないと弟子たちは考えていたのでしょうか。それを見て、イエスは憤ったと書かれています。神の国は難しい高尚な話を理解できなければ入れないという所ではない。むしろ子供のように神の国を受け入れなければ、決して入ることはできないとイエスは言いました。

神の国

神の国とは、神様を中心にして生きるということ。それは決して複雑でも、難解でもありません。しかし、それを素直に受け入れることは必ずしも容易ではありません。誰でも自分の考え、自分の思い、自分の願い、自分の計画というものがあると思います。その全てが悪いということではないと思いますが、時に神様の考え、神様の思い、神様の願い、神様の計画に反することもあるでしょう。その時に、自分の考え、自分の思い、自分の願い、自分の計画を退けて、神様の考え、神様の思い、神様の願い、神様の計画を受け入れることができるかということが問われているのだと思います。

神の国を受け入れる

誰でも心の耳を澄ませば、神様の願いは分かると思います。自分に都合が悪くなるから嘘をついても良いのでしょうか。それはやはりいけないことでしょう。良心の咎めを感じているのではないでしょうか。それは確かにか細い、声なき声かもしれません。言い訳をして、それをかき消すことは簡単かもしれません。しかし、良いものは良い。いけないことはいけない。それははっきりしていると思います。子供のように「はい」と受け入れる。それが神の国に入るということだと思います。

いかがでしたか

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本書の目次

一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」