【日本とイスラエル】富士宮玉光氏

助ける

日本とイスラエルに関連した事柄について、日本ユダヤ教団のラビ(教師)として、日本に10年以上居住したことのあるマーヴィン・トケイヤー氏の著書「日本・ユダヤ封印の古代史」から紹介しています。

興味深い人々

最後に、イスラエルの失われた部族論をめぐり、様々な興味深い人々を紹介したい。1968年8月26日付の「週刊エルサレム・ポスト」に、京都からイスラエルにやって来た神道家の富士宮玉光(ふじのみやたまみつ)氏のことが載っている。私は彼に会ったことがある。

日本神道とユダヤ教

記事は、富士宮氏が日本神道とユダヤ教は兄弟関係にあることを信じている、と述べている。彼はユダヤ教徒のように豚肉を食べない。もっとも彼は牛肉も食べないのだが。理由は、彼は血を流すのが嫌いだからである。

エフライム族の子孫

記事は、日本人のうち400万~500万人程度はイスラエル十部族の中心的部族、エフライム族の子孫であると、富士宮氏が信じていると述べている。彼はイスラエルの失われた十部族について、1952年に研究を始めた。そしてエフライム族は中国、韓国を通って、日本にやって来たことを見いだしたという。

秦氏の子孫

秦一族(秦氏)として知られる彼らは、雄略天皇の時代(456~479年)にも日本にやって来た。彼らは天皇からの保護を受け、寺も与えられた。富士宮氏はその秦氏の子孫の一人であり、自身、エフライム族の血筋と信じているのである。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の文化、伝統、国民性に深い関係があると考えています。外国の宗教の教典としてではなく、日本人として、また人としての生き方を考えるために聖書を読んでみてください。

新約聖書 ルカによる福音書 10章25~37節

するとそこへ、ある律法学者が現れ、イエスを試みようとして言った、「先生、何をしたら永遠の生命が受けられましょうか」。彼に言われた、「律法にはなんと書いてあるか。あなたはどう読むか」。

彼は答えて言った、「『心をつくし、精神をつくし、力をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。また、『自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ』とあります」。

彼に言われた、「あなたの答は正しい。そのとおり行いなさい。そうすれば、いのちが得られる」。すると彼は自分の立場を弁護しようと思って、イエスに言った、「では、わたしの隣り人とはだれのことですか」。

イエスが答えて言われた、「ある人がエルサレムからエリコに下って行く途中、強盗どもが彼を襲い、その着物をはぎ取り、傷を負わせ、半殺しにしたまま、逃げ去った。するとたまたま、ひとりの祭司がその道を下ってきたが、この人を見ると、向こう側を通って行った。同様に、レビ人もこの場所にさしかかってきたが、彼を見ると向こう側を通って行った。

ところが、あるサマリヤ人が旅をしてこの人のところを通りかかり、彼を見て気の毒に思い、近寄ってきてその傷にオリブ油とぶどう酒とを注いでほうたいをしてやり、自分の家畜に乗せ、宿屋に連れて行って介抱した。翌日、デナリ二つを取り出して宿屋の主人に手渡し、『この人を見てやってください。費用がよけいにかかったら、帰りがけに、わたしが支払います』と言った。

この三人のうち、だれが強盗に襲われた人の隣り人になったと思うか」。彼が言った、「その人に慈悲深い行いをした人です」。そこでイエスは言われた、「あなたも行って同じようにしなさい」。

永遠の生命

どうしたら永遠の生命を受けることができるのか。それは不老長寿というようなことではないでしょう。本当の命、本当の人生ということでしょう。神を中心にして生きること。そうイエス・キリストは教えたのだと思います。

皮肉なたとえ話

それは単なる理屈ではありません。理論や教義ではありません。具体的な生きざまであり、行動であり、生活そのものだと思います。イエス・キリストが語ったたとえ話は、祭司やレビ人といったユダヤ教の宗教家ではなく、ユダヤ人が忌み嫌っていたサマリヤ人が最高の憐みを示したという内容です。これでもかというくらいに善意を示してくれたというたとえ話です。これが永遠の生命であり、神を中心とした生き方だと教えたのだと思います。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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