【日本人と日本文化】日本建築に魅せられて

「日本滞在は私の人生にとって、最高の思いでの一つ」と語るのは、スウェーデン人の建築家、スヴェン・エイジェルフェーさん。加藤恭子編「続・私は日本のここが好き!外国人43人が深く語る」からご紹介いたします。

なぜ外国ではないのだろう

最初の来日からこれまで15回ほど、通算すると二年ほど日本に滞在しましたが、一度として失望したことはありません。日本は実に清潔な国で、〝おしぼり〟のサービスには感心しました。このような当り前に思うことが、なぜ外国ではないのだろうと不思議にさえ思えます。

世界的にみても、注目を浴びている

あるとき東京都庁を訪れる機会があり、湾岸の埋め立て地域を見学したことがあります。その埋立地は、海を生かした見事な公園に完成していました。スウェーデンでは埋立はほとんどしません。日本で感心するのは、何かを計画すると、その目標に向かって進み、実に素晴らしい結果が待っているということ。大気汚染の処理、河川汚濁の処理、身障者への道路対策など、挙げるときりがありません。これらは、世界的にみても、注目を浴びているといえます。

日本建築の素晴らしさ

私の興味の頂点にある日本家屋、日本建築の素晴らしさは、隅から隅まで配慮が行き渡っているところです。門から玄関までのアプローチ。そこには石畳、その趣を深めるさり気なく植えた竹や季節の花々。格子戸、欄間による光のバランスを配慮した玄関。床の間と障子、畳で仕上げた座敷の空間の美しさ。話し出したらきりがありません。

迷わず京都の「桂離宮」

日本建築でどの建築物が好きかと尋ねられたら、迷わず京都の「桂離宮」と答えます。建物と庭の調和は約四百年を経た今でもなお新鮮な魅力を放ち、そこには華美なところはなく、どちらかというと質素な侘びの世界がありました。しかも爽快高雅で、私にとって「桂離宮」は、世界中の建築様式のなかでも最高峰だと自信を持って言えます。

古典の世界

2007年に、奈良県の吉野町にある「竹林院郡芳園」。その翌年には福島県会津若松の東山温泉にある国指定文化財第一号を誇る「向滝」を訪れました。静寂な周囲の雰囲気に調和するように建てられ、質の良い材料を使った内装、さり気なく置かれている調度品の素晴らしさ、そっと飾られた生け花。私のように外国から訪れた田舎者にとっては、古典の世界を偲ばせてくれているようです。

外国のホテルでは体験することができません

従業員も、実に完璧な躾を受けている。客が思いっきり寛ぐことができるように努力していることが間接的に伝わってきて、とても外国のホテルでは体験することができません。これらすべては私の人生にとってかけがえのない経験であり、最高の思い出として残るでしょう。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の文化、伝統、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を読んでみてください。

新約聖書 ヨハネによる福音書 1章29~34節

その翌日、ヨハネはイエスが自分の方にこられるのを見て言った、「見よ、世の罪を取り除く神の小羊。『わたしのあとに来るかたは、わたしよりもすぐれたかたである。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この人のことである。わたしはこのかたを知らなかった。しかし、このかたがイスラエルに現れてくださるそのことのために、わたしはきて、水でバプテスマを授けているのである」。

ヨハネはまたあかしをして言った、「わたしは、御霊がはとのように天から下って、彼の上にとどまるのを見た。わたしはこの人を知らなかった。しかし、水でバプテスマを授けるようにと、わたしをおつかわしになったそのかたが、わたしに言われた、『ある人の上に、御霊が下ってとどまるのを見たら、その人こそは、御霊によってバプテスマを授けるかたである』。わたしはそれを見たので、このかたこそ神の子であると、あかしをしたのである」。

神の声に聞く

バプテスマのヨハネは、自分はイザヤが預言した「主の道をまっすぐにせよと荒野で呼ばわる者の声」だと自覚していました。そして、イエスを見た時、この人のために自分は遣わされたと分かったようです。どうして面識もないのに分かったのでしょうか。それは神にそのように教えられていたからだとあります。大切なことはこうして神の声に聞いて、それに従って歩むことではないでしょうか。

いかがでしたか

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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