【日本とイスラエル】秦氏のルーツ(9)

祇園祭

日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「秦氏のルーツ:古代イスラエル、東方基督教との関係」からご紹介いたします。

祇園祭

(前回の続き)また秦氏は、京都の平安京で、「祇園祭」を始めた。それはかつてイスラエル人がエルサレムで行っていたシオンの祭によく似ている。ソロモン王は神殿を建てたとき、ユダヤ暦第七の月に、「都に疫病が起こらないように」との祈願をもって始められた祭りだ。

古代イスラエルの伝統

「エルサレム」というヘブル語は、平安の都の意味で、平安京と同じである。平安京の祭で頂点となる盛大な山鉾巡礼は、毎年7月17日に行われている。じつはユダヤ暦で7月17日は、かつてノアの箱舟がアララテ山に漂着した日付として聖書に記されている。ユダヤ人は昔からこの時期に、盛大な祭を行っていた。祇園祭はまさに、古代イスラエル人的な伝統に基づくものなのである。

羊太夫

また秦氏は京都に、伏見稲荷大社(711年)もつくって、INaRI信仰を全国に広めた。それと同じ年に、今の群馬県古井町に、「多胡碑」というものが建てられている。日本の「三古碑」の一つに数えられるものだが、そこに「羊太夫」と呼ばれた人のことが書かれている。この羊太夫は、あとで述べるが秦氏の人だったようである。彼は日本最初の銅銭「和同開珎」をつくった技術長官であった。またその地域で慕われたリーダーであり、日本全体の文化の発展にも多大な功績を残していた。

十字架とJNRI

その羊太夫の墓から、「十字架」と「JNRI」というローマ字の記された古銅券が発見されている。JNRIは、INRIと同じで、「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」を表す頭文字である。残念ながら、羊太夫の墓から出たという「十字架」は、現存していない。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 27章15~23節

リベカは家にあった長子エサウの晴着を取って、弟ヤコブに着せ、また子やぎの皮を手と首のなめらかな所とにつけさせ、彼女が作ったおいしい食べ物とパンとをその子ヤコブの手にわたした。

そこでヤコブは父の所へ行って言った、「父よ」。すると父は言った、「わたしはここにいる。子よ、あなたはだれか」。ヤコブは父に言った、「長子エサウです。あなたがわたしに言われたとおりにいたしました。どうぞ起きて、すわってわたしのしかの肉を食べ、あなたみずからわたしを祝福してください」。

イサクはその子に言った、「子よ、どうしてあなたはこんなに早く手に入れたのか」。彼は言った、「あなたの神、主がわたしにしあわせを授けられたからです」。イサクはヤコブに言った、「子よ、近寄りなさい。わたしは、さわってみて、あなたが確かにわが子エサウであるかどうかをみよう」。

ヤコブが、父イサクに近寄ったので、イサクは彼にさわってみて言った、「声はヤコブの声だが、手はエサウの手だ」。ヤコブの手が兄エサウの手のように毛深かったため、イサクはヤコブを見わけることができなかったので、彼を祝福した。

ヤコブの嘘

ヤコブは父イサクに「あなたはだれか」と問われ、「長子エサウです」と嘘をつき、「どうしてこんなに早く?」と問われ、「神がしあわせを授けられた」と嘘を重ねています。母に従ったとは言え、嘘は神に喜ばれることなのか、ヤコブに葛藤はなかったのでしょうか。記されていなので分かりません。神に従うとはどういうことなのか。このヤコブの行為は神の前に正しいことだったのか。簡単ではないかもしれません。皆さんはどう思われるでしょうか。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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