【日本とイスラエル】秦氏のルーツ(12)

万里の長城

日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「秦氏のルーツ:古代イスラエル、東方基督教との関係」からご紹介いたします。

秦氏の出自

(前回の続き)秦氏は、このように元はアッシリア捕囚で連れ去られた古代イスラエルの失われた10部族に属する人々だったが、大陸で東方キリスト教徒となり、日本に大挙渡ってきた人々であった。だから彼らがつくった稲荷神社も八幡神社も、今の姿はともかくとして、元々は聖書の神を信奉する神社であった。・・・

万里の長城

秦氏は故国イスラエルを離れたのち、一時、新疆ウイグル自治区の中央アジア寄りにある弓月、またヤマト(雅馬図)にいた。じつは古代において、中国の皇帝たちは周囲の征服した多くの民族を使役し、次々とあの「万里の長城」の建設にあたらせていた。中央アジア付近の民も、そのために駆り出された。その苦役に耐えかねて、多くの人々が朝鮮半島や日本に逃げてきた(好太夫の碑文、後漢書の東夷伝ともに5世紀)。

日本に渡った秦氏

弓月国の人々も、万里の長城建設の苦役に耐えられず、満州を経て朝鮮半島に逃れた。朝鮮半島でも彼らは苦境に追い込まれたが、それを助け保護してくれたのが、日本の天皇だった。こうやって日本に渡って来たのが、秦氏である。

別天地日本

彼らは2万人近いといわれる大集団を率いて、日本に大移住を行った。日本の天皇にとって、秦氏の技術力や文明は魅力だった。秦氏にとっても、日本は別天地、安住の地と思えた。・・・秦氏は天皇に感謝し、天皇によく仕えた。

秦氏の特長

中国の古代史書によれば、秦氏一族は〝背の高い人々で、衣服を清潔にし、特別な言語や風格を持つ人々〟であり、また〝王は馬に乗り、高い文化を持つ人々〟であった(三国志 魏志東夷伝 3世紀)。この「衣服を清潔にし」というのは、とくに古代東方基督教徒や、ユダヤ人などに見られる特長である。

清潔好き

昔のヨーロッパ人や中国人は、清潔にはほとんど注意を払わなかった。彼らの多くは一生、風呂に入ることもなく、衣服を洗うこともなかった。ヨーロッパで香水が発達したのは、彼らが・・・そのどうしようもない体臭をかき消す必要があったからである。あるイギリス王など、一生に一度も水で体を洗ったことがなかったという。しかし秦氏は違った。彼らは清潔好きだった。

シュリーマンの旅行記

かつてトロイ遺跡発掘で有名なH・シュリーマン(1822~1890年)は、世界一周の旅に出たことがあり、中国と日本のことも旅行記に書いた。彼はその中で、「日本人が世界で一番清潔な国民であることは異論の余地がない」と書いている。日本人の清潔好き、風呂好きの特長は、秦氏の人々がもたらしたものだろう。また秦氏は、「背の高い」人々だった。そして「特別な風俗」の中心は、古代イスラエル的な風習、また古代東方キリスト教的な風習だったのである。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 27章41~45節

こうしてエサウは父がヤコブに与えた祝福のゆえにヤコブを憎んだ。エサウは心の内で言った、「父の喪の日も遠くはないであろう。その時、弟ヤコブを殺そう」。

しかしリベカは長子エサウのこの言葉を人づてに聞いたので、人をやり、弟ヤコブを呼んで言った、「兄エサウはあなたを殺そうと考えて、みずから慰めています。子よ、今わたしの言葉に従って、すぐハランにいるわたしの兄ラバンのもとにのがれ、あなたの兄の怒りが解けるまで、しばらく彼の所にいなさい。兄の憤りが解けて、あなたのした事を兄が忘れるようになったならば、わたしは人をやって、あなたをそこから迎えましょう。どうして、わたしは一日のうちにあなたがたふたりを失ってよいでしょうか」。

ラバンのもとに逃れる

エサウはヤコブを憎み、殺そうと考えました。それは心の内で言ったとあるにもかかわらず、リベカの知るところとなり、リベカはヤコブをラバンのもとに逃れさせることを計画します。こうして、神の祝福を継承する者として定められたヤコブの命は守られます。神がエサウの計画をリベカに知らせ、ヤコブの命を守ったのでしょう。不思議なことですが、このように目には見えませんが、神の守りはあります。神に目を留め、神に信頼し、その心に示されるところに従って歩むことが大切です。こうして、神の計画は必ず成ります。

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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