【日本とイスラエル】神道のルーツとユダヤ(9)

過越しの祭

日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「神道のルーツとユダヤ1」からご紹介いたします。

ユダヤ人の仮庵の祭

ところで、いまアメリカやイスラエルでは、「ユダヤ人だがイエス・キリストを信じるようになった」という「メシアニック・ジュー」と呼ばれる人々が増えている。彼らの間でも、この「仮庵の祭」が、普通のユダヤ教徒と同じように持たれている。ヴァンミーター美子著『幻の橋』(レムナント出版)に、その仮庵の祭に初めて参加した日本人のことが記されている。・・・

初めて「仮庵の祭」に参加した日本人の話

『今でも、あの時のことが目に浮かぶのね。あの時の自分は、英語なんてほとんど聞き取れず、いつも主人が後から説明してくれてたわ。だから、牧師さんが仮庵の祭で何を言っているのか、まるっきり分からずじまいだった。でもね、彼が神の御前であの束を、神社の神主のように上下左右に揺り動かすのを見て、ハッとしたわね。その瞬間、心のふるさとに来たって、強く感動してしまって。自然に頭が低く下がって、神をあがめ拝んだわ』

日本人の心

このように仮庵の祭でも、収穫の束が、神社の神官がするように揺り動かされる。そしてその光景は、まさしく日本人にとっては郷愁さえ感じさせるような、なじみ深いものなのである。(久保有政氏の解説からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 31章17~24節

そこでヤコブは立って、子らと妻たちをらくだに乗せ、またすべての家畜、すなわち彼がパダンアラムで獲た家畜と、すべての財産を携えて、カナンの地におる父イサクのもとへ赴いた。

その時ラバンは羊の毛を切るために出ていたので、ラケルは父の所有のテラピムを盗み出した。またヤコブはアラムびとラバンを欺き、自分の逃げ去るのを彼に告げなかった。こうして彼はすべての持ち物を携えて逃げ、立って川を渡り、ギレアデの山地へ向かった。

三日目になって、ヤコブの逃げ去ったことが、ラバンに聞えたので、彼は一族を率いて、七日の間そのあとを追い、ギレアデの山地で追いついた。しかし、神は夜の夢にアラムびとラバンに現れて言われた、「あなたは心してヤコブに、よしあしを言ってはなりません」。

ラバンを欺いたヤコブ

それは神の前に正しい方法だったのでしょうか。しかし、正直にラバンに話せば、ラバンはヤコブを行かせなかったことでしょう。ヤコブにとっては、ラバンとの相談の余地はありませんでした。ラバンのもとを去って、父イサクのもとに帰ることは神の御心だと確信していました。そこで、ヤコブはラバンと話すこともなく、黙ってラバンのもとを離れました。それもまた神を中心した判断だったのかもしれません。

ラバンに語られた神

ヤコブが逃げ去ったと聞いたラバンは、一族を率いてヤコブの後を追いかけました。連れ戻すつもりだったのかもしれません。しかし、その晩、神はラバンに現れて、語ります。ラバンも神の声を無視することはできなかったことでしょう。神はこのようにラバンにも語りかけ、御心を成し遂げられるお方です。目には見えませんが、このような神は今も生きて働いておられ、人の心に働きかけ、好意を得させたり、退けたりすることができることを思います。このような神に信頼して歩むこともまた神を中心にした生き方であり、太古の昔から日本人が大切にしてきた生き方ではないでしょうか。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

詳しくは書籍情報をご覧ください。

投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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