【日本とイスラエル】10支族が日本に来た根拠

日本と古代イスラエルとの関係について、久保有政氏のYouTube動画解説「シルクロードの『イスラエルの失われた10支族』」からご紹介いたします。

神道と天皇の存在

混血や、意識という点では、今も問題はある。しかし、混血の問題はそれほど重要ではない。また意識という点も、いずれ乗り越えられていくと思っている。というのは、日本には神道と天皇の存在という、非常に特有な文化があるからだ。これは他の世界にはみられない。神道と天皇は、日本人を日本人たらしめているものである。それは日本と日本人の中心であり、核である。そして神道と天皇は、もともと古代イスラエルに由来するものに違いない。

日本の宗教的なルーツ

つまり混血とは関係なく、宗教的なルーツという意味で、日本人のルーツはイスラエルにある。かつて日本人の信じた神は、現代ユダヤ人や古代イスラエル人と同じく、聖書の神である。ラビ・アビハイルはよく、「ユダヤ人とは肉体のことではなく、魂のことなんだよ」と言っていた。ユダヤ魂である。もし日本の「大和魂」のルーツが、ユダヤ魂にあり、また神道と天皇が古代イスラエルに由来するものなら、日本のルーツはおもに古代イスラエルにある。

イスラエル人渡来説

・・・これまでこのシリーズで語ってきたことは、いずれも、「古代にイスラエル人が日本にやって来て、日本の伝統・文化に決定的な影響を与えた」という考え方である。つまり「古代日本イスラエル人渡来説」である。これは古くから「日ユ同祖論」(日本・ユダヤ同祖論)とも呼ばれてきたものでもある。私(久保有政氏)も「日ユ同祖論」という言葉を使うことはあるが、それよりむしろ「渡来説」という呼び名を好んでいる。というのは、明治以来「日ユ同祖論」は誤解の多い言葉だった。日ユ同祖論者の中には、天皇メシア説をとったり、あるいは荒唐無稽な話をとりまぜて語る者がいて、「日ユ同祖論」という言葉自体が誤解のもととなっていた。

日ユ同祖論の誤解

また日ユ同祖論は、日本人とユダヤ人が祖先を同じくするという意味だが、とかく「日本人が100%ユダヤ人と同じだ」という意味に誤解されやすい。しかし、日本人が100%ユダヤ人と同じだとか、イスラエル人と同じだとかいうことはあり得ない。なぜなら、日本人は多くの渡来人が混ざって出来た混血民族である。しかし彼らの渡来人の中に、古代イスラエル人もいて、日本の伝統文化の中枢である神道と、天皇をもたらしたというのが、大切な点である。

逆・日ユ同祖論

・・・一方では、この逆の考え方をする人々もいる。「逆・日ユ同祖論」(Reverse Common Origin theory)と呼ばれる考え方である。この説によれば、古代の日本は文明の発祥地で、至高の文明を持ち、世界文明の中心であった。その至高の文明を学びにイスラエル人やモーセがはるばる日本にやって来た。彼らはその後イスラエルの地に帰り、そこでユダヤ教をつくったが、それは日本の神道に深く影響されたものであるという。またモーセは再び日本に帰って、日本で死んだことになっている。能登半島には、「モーゼの墓」と呼ばれるものまである(石川県押水町の「モーゼパーク内」)。

竹内文書

この物語は、昭和期に竹内巨麿が広めた「竹内文書」(竹内古文書)に書かれたことを元にしている。これは古事記以前の歴史書という体裁をとった本だが、近代につくられた「偽書」であることが証明されている。竹内文書は、「紀元前3175億年に初代天皇がいた」などといったことを書いているシロモノだ。そしてモーセは、シナイ山から天浮船(UFO的なもの)に乗り、能登の宝達山で「十戒」を授かり、その後数十万人のイスラエル人を指導し、イスラエルの地へ導き、また能登まで戻ってきて、その後、583歳まで余生を宝達山で過ごし、この押水の地に埋葬された、と書かれている。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 出エジプト記 3章1~6節

3:1モーセは妻の父、ミデヤンの祭司エテロの羊の群れを飼っていたが、その群れを荒野の奥に導いて、神の山ホレブにきた。 3:2ときに主の使は、しばの中の炎のうちに彼に現れた。彼が見ると、しばは火に燃えているのに、そのしばはなくならなかった。 

3:3モーセは言った、「行ってこの大きな見ものを見、なぜしばが燃えてしまわないかを知ろう」。 3:4主は彼がきて見定ようとするのを見、神はしばの中から彼を呼んで、「モーセよ、モーセよ」と言われた。彼は「ここにいます」と言った。 

3:5神は言われた、「ここに近づいてはいけない。足からくつを脱ぎなさい。あなたが立っているその場所は聖なる地だからである」。 3:6また言われた、「わたしは、あなたの先祖の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である」。モーセは神を見ることを恐れたので顔を隠した。

神はモーセを呼んだ

モーセがエジプトを離れ、ミデヤンの地で過ごして、どれくらいの年月が過ぎたのでしょうか。時が来たようです。それは神のみが知っていることですが、その時が来て、神がモーセに現れました。これまでモーセはいつも神に思いを向け、神に従った生活をしてきたことと思いますが、神が今まさにそこに顕現されるということは初めてのことだったでしょう。モーセは神の声を聞いたと記されています。モーセは神を見ることを恐れ、顔を隠しました。たいてい私たちは神を目で見ることはできませんが、神は確かにおられ、このように顕現されたということが聖書には時折記されています。聖書を読むことで、私たちは神をより明確に意識することができると思います。この神こそ、日本人が太古の昔から崇めて来た神様に他なりません。この神を中心にして生きること。それが日本人の原点です。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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