【日本とイスラエル】完全な世界の実現

人種平等を世界で最初に訴えたのは日本なのです。聖書の教えである人種平等が、なぜ日本人の間に脈々と流れてきたのか。そのルーツは日本と古代イスラエルの関係にさかのぼることができます。久保有政氏のYouTube動画「人種平等を世界に実現した日本:日本精神と聖書3」からご紹介いたします。

ようやく現れた世界

今日、私たち有色人種も、基本的に白人などとも対等に話し合える時代になっています。しかしこれは大昔からのことではありません。それはつい最近、ようやく実現したことなのです。あの空前絶後の大戦争を経て、初めて世に現れたことでした。

未だ途上

もっとも、今日でさえ、いまだに人種差別的なことは世界のあちこちにあります。アメリカでは、以前バラク・オバマ氏による初の黒人大統領が誕生しました。それは画期的なことでした。ところがその後も、アメリカ国内では黒人軽視による事件や、それに対する抗議デモなどが頻発しています。ヨーロッパでも、白人優越主義、有色人種差別が頭をもたげることがあります。アジアにも人種差別や、民族差別があり、ときに大きな問題となります。日本にも問題が全くないわけではありません。

完全な世界は実現するのか

一体いつになったら、人種差別も民族差別もない、完全な平等世界が来るのでしょうか。国連ビルの前には、聖書の次の言葉が記されています。「彼らはそのつるぎを打ちかえて、すきとし、そのやりを打ちかえて、かまとし、国は国にむかって、つるぎをあげず、彼らはもはや戦いのことを学ばない」(旧約聖書イザヤ書2章4節)。やがて本当に平和で完全な時代が来るという聖書預言です。

聖書預言

聖書によれば、もはや戦争を経なくても、完全な人種平等、民族平等が実現した世界が来ます。イエスキリストは、こう預言しました。「たくさんの人が東からも西からも来て、(やがて)天の御国で、アブラハム、イサク、ヤコブといっしょに食卓に着きます」(新約聖書マタイの福音書8章11節)。「たくさんの人が東からも西からも来る」、つまり東洋も西洋も関係なく、みな平等の者として、そのときには神の国で共に「食卓に着く」のです。かつて東京で持たれた大東亜会議のときと同じく、聖書で「共に食べる」とは、共に生きることを意味しています。

ヨハネの黙示録の終末預言

終末のことを預言した新約聖書・ヨハネの黙示録には、こう書かれています。「その後、私は見た。見よ。あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから、だれにも数えられぬほどの大勢の群衆が、白い衣を着、しゅろの枝を手に持って、御座と小羊との前に立っていた」(新約聖書ヨハネの黙示録7章9節)。この「大勢の群衆」は、終末の混乱の中でも神を信じ、やがて神の至福の王国に入る人々を意味しています。彼らは「あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから」来た人々です。つまりそれはもはや人種差別も民族差別もない、完全な平等世界なのです。

神を中心とした世界

もともと神は、最初のひとりの人アダムを創造し、彼からすべての民族や人種を、平等の存在として生み出されました。それは多様性を生み出すためで、差別のためではありませんでした。神を忘れた人間は、その多様性を差別の対象にしてしまいました。しかしやがて神の創造目的、人間の本来の姿が、神の国が来るときに回復されるのです。こうして、古来日本人が夢見てきた世界、また世界の人々が夢見てきた世界が実現します。(久保有政氏の解説からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 出エジプト記 12章1~20節

12:1主はエジプトの国で、モーセとアロンに告げて言われた、 12:2「この月をあなたがたの初めの月とし、これを年の正月としなさい。 12:3あなたがたはイスラエルの全会衆に言いなさい、『この月の十日におのおの、その父の家ごとに小羊を取らなければならない。すなわち、一家族に小羊一頭を取らなければならない。

 12:4もし家族が少なくて一頭の小羊を食べきれないときは、家のすぐ隣の人と共に、人数に従って一頭を取り、おのおの食べるところに応じて、小羊を見計らわなければならない。 12:5小羊は傷のないもので、一歳の雄でなければならない。羊またはやぎのうちから、これを取らなければならない。 

12:6そしてこの月の十四日まで、これを守って置き、イスラエルの会衆はみな、夕暮にこれをほふり、 12:7その血を取り、小羊を食する家の入口の二つの柱と、かもいにそれを塗らなければならない。 

12:8そしてその夜、その肉を火に焼いて食べ、種入れぬパンと苦菜を添えて食べなければならない。 12:9生でも、水で煮ても、食べてはならない。火に焼いて、その頭を足と内臓と共に食べなければならない。 12:10朝までそれを残しておいてはならない。朝まで残るものは火で焼きつくさなければならない。 

12:11あなたがたは、こうして、それを食べなければならない。すなわち腰を引きからげ、足にくつをはき、手につえを取って、急いでそれを食べなければならない。これは主の過越である。

 12:12その夜わたしはエジプトの国を巡って、エジプトの国におる人と獣との、すべてのういごを打ち、またエジプトのすべての神々に審判を行うであろう。わたしは主である。 

12:13その血はあなたがたのおる家々で、あなたがたのために、しるしとなり、わたしはその血を見て、あなたがたの所を過ぎ越すであろう。わたしがエジプトの国を撃つ時、災が臨んで、あなたがたを滅ぼすことはないであろう。

12:14この日はあなたがたに記念となり、あなたがたは主の祭としてこれを守り、代々、永久の定めとしてこれを守らなければならない。

 12:15七日の間あなたがたは種入れぬパンを食べなければならない。その初めの日に家からパン種を取り除かなければならない。第一日から第七日までに、種を入れたパンを食べる人はみなイスラエルから断たれるであろう。 12:16かつ、あなたがたは第一日に聖会を、また第七日に聖会を開かなければならない。これらの日には、なんの仕事もしてはならない。ただ、おのおのの食べものだけは作ることができる。 12:17あなたがたは、種入れぬパンの祭を守らなければならない。ちょうど、この日、わたしがあなたがたの軍勢をエジプトの国から導き出したからである。それゆえ、あなたがたは代々、永久の定めとして、その日を守らなければならない。 

12:18正月に、その月の十四日の夕方に、あなたがたは種入れぬパンを食べ、その月の二十一日の夕方まで続けなければならない。 12:19七日の間、家にパン種を置いてはならない。種を入れたものを食べる者は、寄留の他国人であれ、国に生れた者であれ、すべて、イスラエルの会衆から断たれるであろう。 12:20あなたがたは種を入れたものは何も食べてはならない。すべてあなたがたのすまいにおいて種入れぬパンを食べなければならない』」。

正月の由来

日本人はなぜ一年間の中で正月を最も大切な行事として守ってきたのか、その由来がここには記されています。それはイスラエルがエジプトの奴隷状態から救い出された日なのです。家の中を大掃除して、パン種を取り除き、7日間はいっさいの仕事をせず、餅を食べて祝います。それは正月の15日と記されていますが、沖縄には14日を大晦日とし、15日から7日間正月を祝う風習がそのままのこっているそうです。その夜は立ったまま、手づかみで肉を食べ、夜が明けるまで起きているという風習もあるそうです。この聖書の記述そのままだと言うことができます。神がイスラエル民族を救い出した日。それは一年の中で最も重要な行事と言えるでしょう。ユダヤ人は今も「過越祭」として、この行事を最も重要な祭として祝います。それが日本の正月の由来なのです。

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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