【日本人と日本文化】天壌無窮の神勅

「高校生のためのおもしろ歴史教室」というサイトを大変興味深く読ませていただいております。今日は「天壌無窮の神勅」という項から一部をご紹介させていただきます。サイトの著者とぜひお話しできたらと願っています。

果してそうでしょうか

大東亜戦争に負けて、「戦争犯罪宣伝計画」により、天皇が君臨しているということを誇りに思うことは、徹底的な悪宣伝により否定されました。アジア侵略の元凶であり、軍国主義につながるというのですが、果たしてそうでしょうか。

検証すべき時

検証すべき時に来ていると思います。「八紘一宇」が侵略思想と悪宣伝されているように、この「天壌無窮の神勅」に象徴される天皇の存在も、覇権により成立した他国の君主制と同列におかれるようになりました。

勉強していただきたい

日本国存亡の危機にある今、「温故知新」日本とは如何なる国かを見直すべき時にきていると思います。かつての日本は、天皇中心に「正しき道」(養正)を守り弘める規範の中で、世界中から「エデンの園」「蓬莱島」「神の国」と認められていました。この原点に還る以外に日本再生の道はないのではないかと思います。マインドコントロールの恐ろしさは、信じ込んでしまうことです。とことん資料を調べ、自ら学習することによりマインドコントロールは解かれると思います。ぜひ、勉強していただきたいと思います。

聖書に類似の話がある

日本の「天壌無窮の神勅」と類似の神話があります。聖書の物語です。聖書は、イスラエル・ユダヤ民族の系譜を伝えています。つまり、アダムから始まり、・・・・ノア・・・・アブラハム・・・・ダビデ・・継承されるイスラエル・ユダヤ民族の族長の系譜です。ヤハウェ神はアブラハムに対して「あなたは、生まれの故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。そうすれば、わたしはああなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。」(「創世記12章1節から3節) とあります。(サイトからの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の文化、伝統、風習、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開く時、そこに古くて新しい発見があることでしょう。

新約聖書 使徒行伝 9章23~31節

相当の日数がたったころ、ユダヤ人たちはサウロを殺す相談をした。ところが、その陰謀が彼の知るところとなった。彼らはサウロを殺そうとして、夜昼、町の門を見守っていたのである。そこで彼の弟子たちが、夜の間に彼をかごに乗せて、町の城壁づたいにつりおろした。

サウロはエルサレムに着いて、弟子たちの仲間に加わろうと努めたが、みんなの者は彼を弟子だとは信じないで、恐れていた。ところが、バルナバは彼の世話をして使徒たちのところへ連れて行き、途中で主が彼に現れて語りかけたことや、彼がダマスコでイエスの名で大胆に宣べ伝えた次第を、彼らに説明して聞かせた。

それ以来、彼は使徒たちの仲間に加わり、エルサレムに出入りし、主の名によって大胆に語り、ギリシヤ語を使うユダヤ人たちとしばしば語り合い、また論じ合った。しかし、彼らは彼を殺そうとねらっていた。兄弟たちはそれと知って、彼をカイザリヤに連れてくだり、タルソへ送り出した。

こうして教会は、ユダヤ、ガリラヤ、サマリヤ全地方にわたって平安を保ち、基礎がかたまり、主をおそれ聖霊にはげまされて歩み、次第に信徒の数を増して行った。

サウロの弟子たち

ここにはサウロがイエスの弟子たちの筆頭である使徒たちの仲間に加わったいきさつが記されています。彼はユダヤ人たちに命をねらわれていました。このユダヤ人とは、もちろんイエスの弟子たちではない、ユダヤ教のおもだった人々をさしているのでしょう。もともとユダヤ教の学者であり、イエスの弟子たちの迫害者でもあったサウロは、彼らから裏切り者と思われたのだろうと思います。しかし、「彼の弟子」がサウロをエルサレムへ逃がしました。つまり、イエスの弟子ではなく、サウロの話を聞いて、サウロの弟子となった人たちがいたということです。イエスの弟子たちとは別に、サウロの弟子たちのグループが誕生したということなのでしょう。エルサレムにいるイエスの弟子たちのグループは、はじめサウロを弟子としては受け入れませんでしたが、バルナバという人の仲介により、サウロを受け入れます。こうして教会の基礎がかたまったとありますが、それは後にサウロのグループがキリスト教会へと発展していくことを言っているのかもしれません。サウロは後にパウロと呼ばれるようになりますが、キリスト教はパウロ教だと言われる所以がここにもあるのではないでしょうか。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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