水、土曜日は「イスラエル12部族に関する聖書預言と日本」というテーマで書いています。日本とイスラエルとの間には何らかの関係があるとすれば、聖書に記されている預言は日本人と無関係ではないということになります。イスラエルについて、聖書には何が書かれているのでしょうか。今日はその14回目です。
イスラエルの罰と回復の預言
エレミヤはB.C.586年に南ユダがバビロンへ捕囚となった時期の前後に現れた預言者ですが、その言葉が旧約聖書のエレミヤ書、哀歌に記録されています。神様に対する背信のゆえに、北イスラエルはアッシリヤに、そして南ユダもバビロンに捕囚となりましたが、イスラエル回復の預言も旧約聖書にはたくさん記されています。
旧約聖書 エレミヤ書 31章31~34節
主は言われる、見よ、わたしがイスラエルの家とユダの家とに新しい契約を立てる日が来る。この契約はわたしが彼らの先祖をその手をとってエジプトの地から導き出した日に立てたようなものではない。わたしは彼らの夫であったのだが、彼らはそのわたしの契約を破ったと主は言われる。しかし、それらの日の後にわたしがイスラエルの家に立てる契約はこれである。すなわちわたしは、わたしの律法を彼らのうちに置き、その心にしるす。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となると主は言われる。人はもはや、おのおのその隣とその兄弟に教えて、『あなたは主を知りなさい』とは言わない。それは、彼らが小より大に至るまで皆、わたしを知るようになるからであると主は言われる。わたしは彼らの不義をゆるし、もはやその罪を思わない」。
それはまだ完全に実現していない預言
イスラエルの家とは北イスラエル10部族のことであり、ユダの家とは南ユダ2部族を指していると考えられますので、この預言はイスラエル12部族回復の預言であり、それはエジプトの地から導き出した日の契約、つまりモーセの契約、旧約聖書の契約ではなく、神様への信仰の完全な回復だと預言されています。現在のイスラエル共和国は南ユダ2部族だけであり、また無神論者もいると言われていますので、必ずしも信仰の回復とは言えないかもしれません。この預言が文字通り実現するのは、これから先のことだと考えられます。
旧約聖書 エレミヤ書 32章37~42節
見よ、わたしは、わたしの怒りと憤りと大いなる怒りをもって、彼らを追いやったもろもろの国から彼らを集め、この所へ導きかえって、安らかに住まわせる。そして彼らはわたしの民となり、わたしは彼らの神となる。わたしは彼らに一つの心と一つの道を与えて常にわたしを恐れさせる。これは彼らが彼ら自身とその後の子孫の幸を得るためである。わたしは彼らと永遠の契約を立てて、彼らを見捨てずに恵みを施すことを誓い、またわたしを恐れる恐れを彼らの心に置いて、わたしを離れることのないようにしよう。わたしは彼らに恵みを施すことを喜びとし、心をつくし、精神をつくし、真実をもって彼らをこの地に植える。主はこう仰せられる、わたしがこのもろもろの大きな災いをこの民に下したように、わたしが彼らに約束するもろもろの幸を彼らの上に下す。
イスラエル12部族の回復
次の箇所には北イスラエル10部族と南ユダ2部族が共に帰って来ると預言されています。
旧約聖書 エレミヤ書 50章4、5節
主は言われる、その日その時、イスラエルの民とユダの民は共に帰ってくる。彼らは嘆きながら帰ってくる。そしてその神、主を求める。彼らは顔をシオンに向けて、その道を問い、『さあ、われわれは、永遠に忘れられることのない契約を結んで主に連なろう』と言う。
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二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
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七章 「子供の教育」
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