【聖書預言と日本】エレミヤの預言

水、土曜日は「イスラエル12部族に関する聖書預言と日本」というテーマで書いています。日本とイスラエルとの間には何らかの関係があるとすれば、聖書に記されている預言は日本人と無関係ではないということになります。イスラエルについて、聖書には何が書かれているのでしょうか。今日はその13回目です。

「イスラエルの家」と「ユダの家」

エレミヤ書にはイスラエルの神様に対する背信と、それに対する神様の裁きが記されていますが、北イスラエル10部族と南ユダ2部族は区別して語られていることが分かります。「イスラエルの家」とは北イスラエルを指し、「ユダの家」とは南ユダを指していると考えられます。

旧約聖書 エレミヤ書 5章11節

イスラエルの家とユダの家とはわたしにまったく不信であった」と主は言われる。

イスラエルの苦しみ

イスラエルは背信のゆえに国を追われ、散らされた地で苦しむことが記されています。それは北イスラエルのアッシリヤ捕囚、南ユダのバビロン捕囚を指すとも考えられますが、次のようなエレミヤの預言を見ると、私にはむしろホロコーストのようなユダヤ人虐殺を指しているのではないかと思えます。

旧約聖書 エレミヤ書 8章3節

この悪しき民のうちの残っている残りの者はみな、わたしが追いやった場所で、生きることよりも死ぬことを願うようになると、万軍の主は言われる。

イスラエル回復の預言

エレミヤ書にもイスラエルの回復が預言されています。それはモーセによってエジプトから救い出された出来事以上の出来事となると記されています。それは南ユダの人々のバビロンからのエルサレム帰還を指しているのか、それとも1948年のイスラエル再建国を指しているのか、それともこれから先、北イスラエルを含めた南北統一イスラエルの回復のことを指しているのかもしれません。

旧約聖書 エレミヤ書 16章14、15節

主は言われる、それゆえ、見よ、こののち『イスラエルの民をエジプトの地から導き出した主は生きておられる』とは言わないで、『イスラエルの民を北の国と、そのすべて追いやられた国々から導き出した主は生きておられる』という日が、くる。わたしが彼らを、その先祖に与えた彼らの地に導きかえすからである。

二度と滅びることのないイスラエル

また、次の預言を見ると、「彼らは再び恐れることなく、またおののくことなく、いなくなることもない」と記されていますので、それはイエスの時代のユダヤではないと考えられます。少なくとも1948年のイスラエル再建国、またはこれから未来に起ることを指していなければなりません。

旧約聖書 エレミヤ書 23章3~6節

わたしの群れの残った者を、追いやったすべての地から集め、再びこれをそのおりに帰らせよう。彼らは子を産んでその数が多くなる。わたしはこれを養う牧者をその上に立てる、彼らは再び恐れることなく、またおののくことなく、いなくなることもないと、主は言われる。主は仰せられる、見よ、わたしがダビデのために一つの正しい枝を起す日がくる。彼は王となって世を治め、栄えて、公平と正義を世に行う。その日ユダは救を得、イスラエルは安らかにおる。その名は『主はわれわれの正義』ととなえられる。

イスラエル12部族の回復

イスラエルの回復は南ユダだけでなく、北イスラエルの回復も指していることがエレミヤ書には繰り返し記されています。最終的な神様によるイスラエル回復とは、イスラエルの全12部族の回復を指しているということだと思います。

旧約聖書 エレミヤ書 30章1~4節

主からエレミヤに臨んだ言葉。「イスラエルの神、主はこう仰せられる、わたしがあなたに語った言葉を、ことごとく書物にしるしなさい。主は言われる、見よ、わたしがわが民イスラエルとユダの繁栄を回復する日が来る。主がこれを言われる。わたしは彼らを、その先祖に与えた地に帰らせ、彼らにこれを保たせる」。これは主がイスラエルとユダについて言われた言葉である。

旧約聖書 エレミヤ書 31章1節

「主は言われる、その時わたしはイスラエルの全部族の神となり、彼らはわたしの民となる」。

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