【聖書預言と日本】イザヤとエレミヤの預言

水、土曜日は「イスラエル12部族に関する聖書預言と日本」というテーマで書いています。日本とイスラエルとの間には何らかの関係があるとすれば、聖書に記されている預言は日本人と無関係ではないということになります。イスラエルについて、聖書には何が書かれているのでしょうか。今日はその12回目です。

イスラエル回復の預言

イザヤは南ユダ後期(B.C.8世紀頃)の預言者で、南ユダの滅亡を警告すると共に、イスラエル回復の預言もしました。旧約聖書イザヤ書にはイスラエル回復の預言がたくさんありますが、それはまだ実現していないので、これから未来に実現する預言と考えることができると思います。

旧約聖書 イザヤ書60章21節

あなたの民はことごとく正しい者となって、とこしえに地を所有する。彼らはわたしの植えた若枝、わが手のわざ、わが栄光をあらわすものとなる。その最も小さい者は氏族となり、その最も弱い者は強い国となる。わたしは主である。その時がくるならば、すみやかにこの事をなす。

「福音」とはイスラエル回復の知らせ

また、聖書には「福音」という言葉がよく出てきますが、それは「良い知らせ」という意味であり、イスラエルの回復のことを指していることがイザヤの預言から分かります。

旧約聖書 イザヤ書 61章1~3節

主なる神の霊がわたしに臨んだ。これは主がわたしに油を注いで、貧しい者に福音を宣べ伝えることをゆだね、わたしをつかわして心のいためる者をいやし、捕われ人に放免を告げ、縛られている者に解放を告げ、主の恵みの年とわれわれの神の報復の日とを告げさせ、また、すべての悲しむ者を慰め、シオンの中の悲しむ者に喜びを与え、灰にかえて冠を与え、悲しみにかえて喜びの油を与え、憂いの心にかえて、さんびの衣を与えさせるためである。

旧約聖書 イザヤ書 61章5~7節

外国人は立ってあなたがたの群れを飼い、異邦人はあなたがたの畑を耕す者となり、ぶどうを作る者となる。しかし、あなたがたは主の祭司ととなえられ、われわれの神の役者と呼ばれ、もろもろの国の富を食べ、彼らの宝を得て喜ぶ。あなたがたは、さきに受けた恥にかえて、二倍の賜物を受け、はずかしめにかえて、その嗣業を得て楽しむ。それゆえ、あなたがたはその地にあって、二倍の賜物を獲、とこしえの喜びを得る。

旧約聖書 イザヤ書 65章17、18節

見よ、わたしは新しい天と、新しい地とを創造する。さきの事はおぼえられることなく、心に思い起こすことはない。しかし、あなたがたがわたしの創造するものにより、とこしえに楽しみ、喜びを得よ。見よ、わたしはエルサレムを造って喜びとし、その民を楽しみとする。

エレミヤの預言

エレミヤは南ユダがバビロン捕囚された時(B.C.7~6世紀)の預言者で、旧約聖書のエレミヤ書、哀歌にその言葉が残されています。北イスラエルと南ユダを区別して、その背信とさばきについて記しています。

旧約聖書 エレミヤ書 3章6~10節

ヨシヤ王の時、主はまたわたしに言われた、「あなたは、かの背信のイスラエルがしたことを見たか。彼女はすべての高い丘にのぼり、すべての青木の下に行って、そこで姦淫を行った。わたしは、彼女がこのすべてを行った後、わたしの所に帰るであろうと思ったが、帰ってこなかった。その不信の姉妹ユダはこれを見た。わたしが背信のイスラエルを、そのすべての姦淫のゆえに、離縁状を与えて出したのをユダは見た。しかもその不信の姉妹ユダは恐れず、自分も行って姦淫を行った。彼女にとって姦淫は軽いことであったので、石と木とに姦淫を行って、この地を汚した。このすべての事があっても、なおその不信の姉妹ユダは真心をもってわたしに帰らない、ただ偽っているだけだ」と主は言われる。

北イスラエルと南ユダは一つとなる

エレミヤは北イスラエルと南ユダが一つとなって回復されると預言しています。これもまだ実現していないので、これから未来に実現する預言と考えることができると思います。

旧約聖書 エレミヤ書 3章11~18節

主はまたわたしに言われた、「背信のイスラエルは不信のユダよりも自分の罪の少ないことを示した。あなたは行って北にむかい、この言葉をのべて言うがよい、

『主は言われる、背信のイスラエルよ、帰れ。
わたしは怒りの顔をあなたがたに向けない、
わたしはいつくしみ深い者である。
いつまでも怒ることはしないと、主は言われる。
ただあなたは自分の罪を認め、
あなたの神、主にそむいて
すべての青木の下で異なる神々に
あなたの愛を惜しまず与えたこと、
わたしの声に聞き従わなかったことを
言いあらわせと、主は言われる。
主は言われる、背信の子らよ、帰れ。
わたしはあなたがたの夫だからである。
町からひとり、氏族からふたりを取って、
あなたがたをシオンへ連れて行こう。

わたしは自分の心にかなう牧者たちをあなたがたに与える。彼らは知識と悟りとをもってあなたがたを養う。主は言われる、あなたがたが地に増して多くなるとき、その日には、人々はかさねて「主の契約の箱」と言わず、これを思い出さず、これを覚えず、これを尋ねず、これを作らない。そのときエルサレムは主のみ位(くらい)ととなえられ、万国の民はここに集まる。すなわち主の名のもとにエルサレムに集まり、かさねて、かたくなに自分の悪い心に従うことはしない。その日には、ユダの家はイスラエルの家と一緒になり、北の地から出て、わたしがあなたがたの先祖たちに嗣業として与えた地に戻って来る。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」