【聖書預言と日本】イザヤに与えられたイスラエルに関する預言

水、土曜日は「イスラエル12部族に関する聖書預言と日本」というテーマで書いています。日本とイスラエルとの間には何らかの関係があるとすれば、聖書に記されている預言は日本人と無関係ではないということになります。イスラエルについて、聖書には何が書かれているのでしょうか。今日はその11回目です。

預言とは何か

預言とは神様の言葉を預かって、イスラエルの人々に語ることを意味します。神様は、神様を離れて自分勝手な道を歩むイスラエルの人々に預言者を送り、神様に立ち帰るようにと語った言葉が旧約聖書の中にはたくさん収められています。その中には未来に起る出来事について語られた、いわゆる予言も含まれています。

旧約聖書 イザヤ書 1章1~3節

アモツの子イザヤがユダの王ウジヤ、ヨタム、アハズ、ヒゼキヤの世にユダとエルサレムについて見た幻。天よ、聞け、地よ、耳を傾けよ、主が次のように語られたから、「わたしは子を養い育てた、しかし彼らはわたしにそむいた。牛はその飼主を知り、ろばはその主人のまぐさおけを知る。しかしイスラエルは知らず、わが民は悟らない」。

イスラエルの祝福と呪い

神様は預言者イザヤを通して、神様に立ち帰るなら祝福されるが、神様を離れて生きるなら、滅ぼされるとイスラエルの人々に語ったことが記されています。

旧約聖書 イザヤ書 1章18~20節

主は言われる、さあ、われわれは互に論じよう。たとえあなたがたの罪は緋のようであっても、雪のように白くなるのだ。紅のように赤くても、羊の毛のようになるのだ。もし、あなたがたが快く従うなら、地の良き物を食べることができる。しかし、あなたがたが拒みそむくならば、つるぎで滅ぼされる」。これは主がその口で語られたことである。

終わりの日の預言

また、終わりの日には、イスラエルだけでなく、すべての国の人々がエルサレムにやって来ると記されています。それはまだ歴史上実現していない出来事であり、将来に起ることとして予言されているのかもしれません。

旧約聖書 イザヤ書 2章1~3節

アモツの子イザヤがユダとエルサレムについて示された言葉。終わりの日に次のことが起る。主の家の山は、もろもろの山のかしらとして堅く立ち、もろもろの峰よりも高くそびえ、すべて国はこれに流れてき、多くの民は来て言う、「さあ、われわれは主の山に登り、ヤコブの神の家へ行こう。彼はその道をわれわれに教えられる、われわれはその道に歩もう」と。律法はシオンから出、主の言葉はエルサレムから出るからである。

イスラエル12部族回復の預言

神様は南ユダ2部族だけでなく、北イスラエル10部族を含めた全イスラエル12部族の中の神様に立ち帰る人々を回復すると記されています。以下の旧約聖書イザヤ書の中の「イスラエルの追いやられた者」とは北イスラエル10部族を指し、「ユダの散らされた者」とは南ユダ2部族を指していると考えられます。また、「エフライム」とは北イスラエル10部族を指し、「ユダ」とは南ユダ2部族を指していると考えられます。歴史上、確かに南ユダ2部族の人々は一度エルサレムに回復されましたが、その後、再び全世界に散らされ、1948年にイスラエル共和国建国としてエルサレムに回復されました。しかし、北イスラエル10部族の人々はB.C.722のアッシリヤ捕囚後、現在に至るまで一度もエルサレムに回復されたことはありません。それはこれから将来に起こる予言と考えることができると思います。

旧約聖書 イザヤ書 11章11~13節

その日、主は再び伸べて、その民の残れる者をアッスリヤ、エジプト、パテロス、エチオピヤ、エラム、シナル、ハマテおよび海沿いの国々からあがなわれる。主は国々のために旗をあげて、イスラエルの追いやられた者を集め、ユダの散らされた者を地の四方から集められる。エフライムのねたみはうせ、ユダを悩ます者は断たれ、エフライムはユダをねたまず、ユダはエフライムを悩ますことはない。

イスラエルが他国人を治める

また、旧約聖書にはイスラエルを虐げた者たちはイスラエルに治められるようになるという預言も記されています。この予言もまだ歴史上実現していないと思います。

旧約聖書 イザヤ書 14章1節

主はヤコブをあわれみ、イスラエルを再び選んで、これをおのれの地に置かれる。異邦人はこれに加わって、ヤコブの家に結びつらなり、もろもろの民は彼らを連れてその所に導いて来る。そしてイスラエルの家は、主の地で彼らを男女の奴隷とし、さきに自分たちを捕虜にした者を捕虜にし、自分たちをしえたげた者を治める。

イスラエルの困難と回復の預言

以上、見て来ましたように、イスラエルは神様から離れたために、困難を与えられましたが、神様はイスラエルを回復されると預言された言葉が旧約聖書イザヤ書には多く記されていることが分かります。

旧約聖書 イザヤ書 54章7,8節

「わたしはしばしばあなたを捨てたけれども、大いなるあわれみをもってあなたを集める。あふれる憤りをもって、しばしわが顔を隠したけれども、とこしえのいつくしみをもって、あなたをあわれむ」とあなたをあがなわれる主は言われる。

いかがでしたか

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二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
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