【日本とイスラエル】イスラエル人渡来説

日本とイスラエルに関連する事柄について、畠田秀生著「日本は聖書の国だった!」からご紹介いたします。

日ユ同祖論

日本民族(すべてではない)が古代イスラエルからやってきた主流とするこの説を日ユ同祖論と言う。初めて耳にする人々は、まさかと思う。聖書を読み始めてみると、日本文化の数々がイスラエルの中に多く存在するのを知ることになる。

日本人と何の関係があるのか

その同祖、それが日本にどのような影響があり、私たち日本人に何の関係があるのだ?ということである。聖書の預言にある〝イスラエルの回復〟がからんでくるので、事はそう簡単に済ますことができない。

イスラエル人渡来説

日ユとは日本とユダヤという意味合いに用いられているが、本来は日イである。日本とイスラエル、ユダを含むイスラエルである。私の友人でもある数多くの本を出版している久保有政氏は、日ユ同祖論という呼び名より「イスラエル人渡来説」ということばが適切であると言う。

日本人だけの関心事ではない

日本人のルーツ捜しは日本人の魂の叫びでもある。天孫降臨という話を昔から伝え知り育つ日本人は、その意味の真実を知りたいのだ。いやこれは、ただ日本人だけの関心事ではなく、イギリスやアングロサクソン系民族にも盛んに唱えられている。キリスト教世界においても、ユダヤ教世界においても、イスラエルの回復預言が含まれているので、聖書信仰を持つ人々は避けて通れない。

失われた十部族

ユダヤ人は再建した国をイスラエルと名づけた。本来はユダヤ共和国であり、近い将来世界に散った残りの十部族が戻ってくることを信じ、「イスラエル」と名づけたのである。今離散している兄弟を、同胞を迷子を捜しているように「失われた十部族」と呼び、ユダヤ人は聖書預言の全イスラエル回復を夢見ているのである。事実、現時点の二十一世紀にはいり、ユダヤ人は第三神殿をエルサレムの城壁の中に建てる準備をしている。十二全家のイスラエルの救い主を迎える準備のひとつである。

私の兄弟

私は、友人知人を伴い2006年3月、失われた十部族帰還運動の半公共機関であるアミシャーブを訪問した。そのリーダー、ラビ・アビハイル師に失われた十部族の行方と帰還運動の成果を聞いた。彼は、私たち日本人を前にして「私の兄弟」と断言。彼らの調査資料のなかから、日本の風習、習慣、伝統行事、宗教的な諸々の同祖を裏づける資料を前に広げて、エゼキエル預言の「枯れた骨」を描いた絵を指さした。その絵はだれもが一番よく見えるマントルピースの上、中央に飾られていた。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の文化、伝統、習慣、信仰、国民性と深い関係があると思います。外国の宗教の教典としてではなく、日本人として聖書を読んでみてください。

新約聖書 ルカによる福音書 14章7~11節

客に招かれた者たちが上座を選んでいる様子をごらんになって、彼らに一つの譬(たとえ)を語られた。「婚宴に招かれたときには、上座につくな。あるいは、あなたよりも身分の高い人が招かれているかも知れない。その場合、あなたとその人とを招いた者がきて、『このかたに座を譲ってください』と言うであろう。そのとき、あなたは恥じ入って末座につくことになるであろう。むしろ、招かれた場合には、末座に行ってすわりなさい。そうすれば、招いてくれた人がきて、『友よ、上座の方へお進みください』と言うであろう。そのとき、あなたは席を共にするみんなの前で、面目をほどこすことになるであろう。おおよそ、自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるであろう」。

自分を低くする者は高くされる

普通、人は上座につこうとするものなのだろうか。当時のユダヤ人の間ではそれが普通だったのかもしれない。しかし、一般的に日本人であれば、末座につこうとするのではないだろうか。少なくとも、上座につこうとする者は人格的に高く評価されないであろう。自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるとイエス・キリストは教えた。その教えが日本人の中に引き継がれているのではないだろうか。

いかがでしたか

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本書の目次

一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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