【日本人と日本文化】日本のリーダーはチャーミング

「あれが本当の〝サムライ〟なのだ」と語るのは、日本滞在期間合計約二年のオーストリア人、ジギ・ジーベルトさん。加藤恭子編「続私は日本のここが好き!外国人43人が深く語る」からご紹介いたします。

日本にきて、手伝ってくれないか

初めての日本は、若かった私にとって何もかも新しい経験で、とても面白くて・・・。東京を皮切りに全国の主要都市を、社長の率いるファッション部門の人々と一緒に、コレクションのショーをして回りました。私はファッション・コーディネーターという職名だったけど、毎日毎日、新しい服を着て、モデルとして皆さんに新しいスイスブランドのファッションを観て頂きました。

日本人社長

社長は、鋭いビジネスセンスをもった方で決断が早く、思いついたらドンドン実行に移されるんです。会社では絶大な力をもったワンマンで、部下が逆らったりするのを見たことがありません。逆にとても尊敬されているようでした。ヨーロッパのそういうタイプの男性は、部下に威張り散らすから皆びりびりしているものなのだけど、この社長が、自分の部下に感情で怒鳴ったりするのを聞いたことは、一度もなかったのです。

ヨーロッパの男性とは全く違うタイプ

そして会社の部下の人たちに何時もまんべんなく声をかけ、本来は気安く直接口をきいてもらえないような私たちのような下っ端の人たちにも、細やかに気を使って下さいました。いつも彼の周りには笑いがありました。私が外国人だから優しくしてくれたのでなく、日本人の新人社員にも気軽にジョークを言ったりして、皆を笑わせているのを側に居て何度も見たことがあります。彼は、これまで私がヨーロッパで知っているえらい男性とは全く違ったタイプの上司でした。

本当の〝サムライ〟

社長は精神も強いし行動力もあるけど、普段から部下のことをしっかりと見ていて、仕事を真面目にちゃんとすると高く評価して、良いところを見つけるととても褒めてくれました。日本の立派な男性は、強いけれど威張らなくて、口数も少なくて、品がいい。そうだ、あれが本当の〝サムライ〟なのだと分かった気がしたのです。

とても魅力的で可愛いと思う

そういえば、失礼かもしれないけど日本の皇太子殿下も、とても笑顔が素敵ですね。「ご家族はお元気ですか」とお尋ねしたら、お顔をほっとほころばせて握手を賜った。優しいお人柄があたたかく伝わってきました。社会的に仕事が良くできて堂々とした日本の男性が、相対した時に見せる、少し恥ずかしそうな表情って、とても魅力的で可愛いと思うのです。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の心を知るために聖書を読んでみてください。

新約聖書 ルカによる福音書 18章18~30節

また、ある役人がイエスに尋ねた、「よき師よ、何をしたら永遠の生命が受けられましょうか」。イエスは言われた、「なぜわたしをよき者と言うのか。神ひとりのほかによい者はいない。いましめはあなたの知っているとおりである、『姦淫するな、殺すな、盗むな、偽証を立てるな、父と母とを敬え』」。

すると彼は言った、「それらのことはみな、小さい時から守っております」。イエスはこれを聞いて言われた、「あなたのする事がまだ一つ残っている。持っているものをみな売り払って、貧しい人々に分けてやりなさい。そうすれば、天に宝を持つようになろう。そして、わたしに従ってきなさい」。

彼はこの言葉を聞いて非常に悲しんだ。大金持ちであったからである。イエスは彼の様子を見て言われた、「財産のある者が神の国にはいるのはなんとむずかしいことであろう。富んでいる者が神の国にはいるよりは、らくだが針の穴を通る方が、もっとやさしい」。

これを聞いた人々が、「それでは、だれが救われることができるのですか」と尋ねると、イエスは言われた、「人にはできない事も、神にはできる」。ペテロが言った、「ごらんなさい、わたしたちは自分のものを捨てて、あなたに従いました」。

イエスは言われた、「よく聞いておくがよい。だれでも神の国のために、家、妻、兄弟、両親、子を捨てた者は、必ずこの時代ではその幾倍もを受け、また、きたるべき世では永遠の生命を受けるのである」。

神ひとり

イエスは「神ひとりのほかによい者はいない」と教えました。中心は一つだけ。神だけを中心にして生きる。それが神の国であり、救いであり、幸いな生き方であることを教えました。

まだ一つ残っている

大金持ちではいけないということではないでしょう。この金持ちの問題は、神が中心ではなく、富が中心になっていたのでしょう。それを全部売り払って、貧しい人に分け、イエスの教えに従って、神だけを中心にして生きる。そうすれば、天に宝を積むことになる。しかし、それは彼には難しいことでした。富が中心だったからではないでしょうか。

神にはできる

大きな財産が人を神から遠ざけてしまうことがある。らくだが針の穴を通るとは不可能ということでしょう。それを退けることは人にはできないが、神にはできるとイエスは教えました。それが出来るように神に求めたら良いのではないでしょうか。

いかがでしたか

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2018年6月11日(月)タピ大決定!

「古代史に見る日本人とユダヤ人の不思議な関係」シリーズの第4回目は、「古代ユダヤ人ゆかりの地を巡る旅~伊勢神宮・京都太秦」と題して、昨年12月23日~31日に訪れた伊勢志摩、京都太秦の報告です。道の駅の情報も交えてお話しします。お近くの方はぜひお出でください。お待ちしております。詳しくは固定ページをご覧ください。

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本の表紙Amazonから「日本人の信仰が世界を救う—元キリスト教牧師が語る神の国ニッポン」を出版しています。(Amazonのサイトはこちらです。)日本人の高い国民性は聖書と関係があること、イエス・キリストの教えは「日本人の信仰」にも引き継がれていることについて書きました。ぜひ、読んでみてください。

本書の目次

一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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