【日本とイスラエル】同族の救援

日本とイスラエルに関連する事柄について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。

朝鮮半島のイスラエル同族を日本に招く

紀元5世紀の最初の四半世紀、日本は、これ以上援軍による同族の救援は無理であると考え、逃亡者たちに国の門戸を開いて、彼らを温かく受け入れた。朝鮮から避難してきた十部族の人々は、朝鮮で上流社会階層を形成していたのであるが、日本でもすぐに上流階級の一員となる。

先に日本に来ていたイスラエル民族とのギャップ

これら十部族の子孫は、中央アジアで多くの諸民族の影響を受け、さまざまな宗教的、文化的思想を受けいれていたのだが、日本社会に来て大きな戸惑いと社会的、宗教的緊張感を覚えた。というのは、北ルートを導いた「精神的で強固な核」である祭司とレビ人たちは、唯一神への信仰と、イスラエル王国がユダ王国と分離してから二百年のうちに育んできた様々な律法など、古代イスラエルの宗教の基本を守り続け、また多くの人がそれを実行できるように、気を付けていたからである。

先に日本に来ていたイスラエルにもあった他民族の影響

しかしそこにも、イスラエル民族がかつて住んだエジプト、イスラエルの地にいるころの隣人であったカナンの諸民族、またイスラエルの地から日本に到着するまでの間に出会った、多くの諸部族たちから受け入れてきた、古い偶像信仰的祭儀の名残や習慣などが織り交ぜられてのこされてきた。

エフライム族にもあったエジプトの影響

それだけではない。旅路を導いてきた部族であるエフライム族は、日本での政権を握っていたのだが、そこにエジプト王朝の習慣や、彼らの敬愛する父祖であるヨセフの姻戚、エジプト祭司の宗教儀式などを持ち込んでいたのである。

日本の神話、伝説、伝承、寓話に伝えられる古代イスラエル文化

あらゆる民族の歴史がそうであるように、日本民族の歴史もまた神話、伝説、民間伝承、寓話などで構成されている。日本の神々が登場する神話は遠く古代から暗唱され、今日に至るまで長い世代にわたり、旅役者や民謡歌手、また盲人や宗教家などによって、日本古来の宗教である神道の祭りなどで上演され、また歌われてきた。

その原型に遡ることが重要

あらゆる民族的、宗教的神話がそうであるように、日本のそれも単純で素朴であるが、その中には多くの象徴的事柄が含まれており、その物語の最も古い原典にたどり着くためには、解読の作業が必要である。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本とイスラエルの共通のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を読んでみてください。

新約聖書 ルカによる福音書 21章5~9節

ある人々が、見事な石と奉納物とで宮が飾られていることを話していたので、イエスは言われた、「あなたがたはこれらのものをながめているが、その石一つでもくずされずに、他の石の上に残ることもなくなる日が、来るであろう」。

そこで彼らはたずねた、「先生、では、いつそんなことが起るのでしょうか。またそんなことが起るような場合には、どんな前兆がありますか」。

イエスが言われた、「あなたがたは、惑わされないように気をつけなさい。多くの者がわたしの名を名のって現れ、自分がそれだとか、時が近づいたとか、言うであろう。彼らについて行くな。戦争と騒乱とのうわさを聞くときにも、おじ恐れるな。こうしたことはまず起こらねばならないが、終わりはすぐにはこない」。

エルサレム神殿崩壊の預言

イエスと共に旅を続け、エルサレムまでやって来た人々は、その神殿の荘厳さに目を奪われたことでしょう。しかし、それらは完全に破壊し尽くされるとイエスは言いました。この地上の形あるものは、どんなに荘厳に見えたとしても、必ず朽ち果てるということを言わんとしたのでしょうか。それとも、文字通りエルサレムが破壊される時が近づいているということを警告したのでしょうか。歴史はA.D.70年に、エルサレムがローマ軍によって完全に破壊されたことを記録しています。その時、イエスが言ったとおり、神殿も完全に破壊されました。

この世の終わり

人々はこのイエスの言葉を単なるエルサレム崩壊ではなく、この世の終わりと理解したようです。また、イエスもそう言っているように思われます。しかし、終わりはすぐには来ないと言いました。この世界には終わりがあることをイエスは否定せず、むしろ肯定しているようです。

いかがでしたか

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本書の目次

一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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