【日本人と日本文化】アニメの国は安全な国だった

「『日本のアニメで好きな作品は?』と聞かれたら、二百以上の作品名を挙げることができますよ。」と言うのは、日本滞在3年5ヶ月のフランス人、ジュリアン・ヴィグさん。加藤恭子編「続・私は日本のここが好き!外国人43人が深く語る」からご紹介いたします。

日本のアニメ、ゲームをフランスに紹介したい

2006年(平成18)年10月5日、午前11時35分。文部科学省の国費留学生として来日した私は、これから日本で過ごす時間に期待を膨らませて成田空港のロビーに立ちました。私の将来の夢—それは、アニメや漫画、ゲームなどの日本のコンテンツを、私の母国フランスをはじめとするヨーロッパに流通させる企業に就職することです。

東京の安全性は特別

これまでに、パリ、ベルリン、ロンドンにも住んだことはありますが、東京の安全性は特別です。通常、大都市で生活するときは緊張感が伴います。街を歩くとき、基本的には行き交う人々と視線を合わせないほうがいいと言われています。しかし、東京では初めからそうした緊張は感じませんでした。新宿や渋谷など、いろいろな人々が行き交う繁華街でさえも。大都市で安心して生活できる——そうしたすばらしい気持ちは、東京でしか感じられません。

〝忘れ物〟や〝落し物〟に対する日本人の感覚にも驚かされます

私は、これまでに3~4回ほど電車の中に忘れ物をしたことがありますが、それらは最終的にはすべて私の手元に戻ってきました。貴重品の入ったバッグを忘れたとき、今度ばかりはさすがに手元に戻って来ないかもしれないと半ば諦めていましたが、その荷物も戻ってきました。しかも、中に入っていた貴重品もすべて無事だったのには驚きました。

安堵感と共に驚きを感じました

またある夜、家に帰ってみると、クレジットカードと外国人登録証の入ったホルダーをなくしたことに気づきました。不安な気持ちで朝を迎え、落とした可能性の高い場所に行き、前日に自分が歩いた道をたどってみました。すると、路上の真ん中に落ちていました。私は、安堵感と共に驚きを感じました。非常に人の行き来の多い東京のオフィス街で、落としたときのままと思われる状態で見つかったのです。そこを通りかかった人々は、その落し物を目にして、「これを落とした人は元の場所に戻ってくる」と確信していたのでしょう。

外国人にも成長するチャンスを

こうして日本に滞在している今、きれいな日本語を話し、日本人らしくふるまえるようになることが、私の大きな目標です。日本人は外国人に対してとても親切です。しかし、もっと厳しい面があってもよいのではないでしょうか。日本人同士の関係と同じように接してもらえれば、私たち外国人も、もっと深く日本に踏み込んでいくことができます。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を読んでみてください。

新約聖書 ルカによる福音書 21章1~4節

イエスは目をあげて、金持たちがさいせん箱に献金を投げ入れるのを見られ、また、ある貧しいやもめが、レプタ二つを入れるのを見て、言われた、「よく聞きなさい。あの貧しいやもめはだれよりもたくさん入れたのだ。これらの人たちはみな、ありあまる中から献金を投げ入れたが、あの婦人は、その乏しい中から、持っている生活費全部を入れたからである」。

さいせん箱

エルサレム神殿にも日本の神社のようにさいせん箱があり、人々はお参りに来て、そこにお金を投げ入れていたことが分ります。日本の神社のルーツはここにあるのでしょう。

レプタ二つ

それは大きな金額ではありません。銅貨二つに過ぎません。しかし、それはこのやもめにとって全財産でした。その一つを投げ入れ、一つを手元に残しておかず、すべて投げ入れました。大切なことは金額ではなく、このやもめは神を中心にしていたということでしょう。完全に神に頼って生きているという生き方のことです。イエスはその信仰を賞賛したのだと思います。

いかがでしたか

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本書の目次

一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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