「『おしん』を通して、日本という国に触れた気がしました。」と語るのは、日本滞在約3年の台湾人、譚君怡(タンクンイ)さん。加藤恭子編「続・私は日本のここが好き!外国人43人が深く語る」からご紹介いたします。
きっかけはテレビドラマ「おしん」
2007年、日本交流協会から奨学金をいただいて来日した私は、現在東京大学大学院比較教育社会学の博士課程で学んでいます。台北の南、桃園県生まれの私の周囲には、日本語を話す人はいませんでした。そんな私が日本に興味を抱くようになったのは、小学五年生のときに観たテレビドラマ「おしん」だったのです。
きめ細やかな日本人
ドラマでは、日常生活の細部を通してきめ細やかな日本人の姿が描かれていたのです。人と人が接するときの挨拶の仕方。頭を下げたり、別れた後も、相手の姿が見えなくなるまで見送る姿や、何度も振り返りお辞儀する姿。他人に対する気遣い。「・・・してくれて有難う」という、相手に感謝の気持ちを伝える表現。
人の優しさや温かさ
日本の印象は、来る前より来てからの方がずっといいです。それは人に接したから。人の優しさや温かさに触れたからでしょうか。日本製品の素晴らしさには、長く居ると慣れてきますが、人の優しさはずっと感じられ、深くなります。
相手の立場に立って考えてくれる
あるとき留学生向けのリサイクル・サービスを行っている場所で、オーブンがないかを尋ねると、ボランティアの女性の方が、「ここにはないけれど、自宅に使わないものがあるので、もしよければ掃除して送りますよ」と。それは申し訳ないと遠慮したのですが、その数日後、届いたのは一回も使ったことがないような新しい物でした。送料も女性が払って下さって。驚きと同時にその気遣いに感動しました。
相手に気を使わせないように気遣う
ただ優しくするだけではなく、それ以上。私がお世話になっている元大学教授も、毎月一度は食事をしながらいろいろと悩みを聞いて下さって、交通費まで出して下さるのです。そして恩返しをしたいという気持ちは、次の世代に、他の助けが必要な人に伝えてほしいと。
雰囲気や和を重視
日本人は、相手の話に乗るのが上手いと思います。その場の空気を読むのも。雰囲気や和を重視しますね。少なくとも私の周りにはそういう人が多いです。台湾人は、もっと個人主義というのか、興味のない話題やユーモアセンスが違っていると、乗ってくれない(笑)。
精神面も重要
ところで、日本に来て初めてスポーツというのは、体を動かすだけではなく、精神面としても重要なのだと感じました。一流選手の話は奥深く、今の技術を手に入れるためにいかに困難を乗越えたかという内容には、感動させられます。今では私も、ジョギングをしながら、精神を鍛えようと意識するようになりました。(本からの引用は以上です。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を読んでみてください。
新約聖書 ルカによる福音書 20章27~40節
復活ということはないと言い張っていたサドカイ人のある者たちが、イエスに近寄ってきて質問した、「先生、モーセは、わたしたちのためにこう書いています、『もしある人の兄が妻をめとり、子がなくて死んだなら、弟はこの女をめとって、兄のために子をもうけねばならない』。
ところで、ここに七人の兄弟がいました。長男は妻をめとりましたが、子がなくて死に、そして次男、三男と、次々に、その女をめとり、七人とも同様に、子をもうけずに死にました。のちに、その女も死にました。さて、復活の時には、この女は七人のうち、だれの妻になるのですか。七人とも彼女を妻にしたのですが」。
イエスは彼らに言われた、「この世の子らは、めとったり、とついだりするが、かの世にはいって死人からの復活にあずかるにふさわしい者たちは、めとったり、とついだりすることはない。彼らは天使に等しいものであり、また復活にあずかるゆえに、神の子でもあるので、もう死ぬことはあり得ないからである。
死人がよみがえることは、モーセも柴の篇で、主を『アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神』と呼んで、これを示した。神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神である。人はみな神に生きるものだからである」。律法学者のうちのある人々が答えて言った、「先生、仰せのとおりです」。彼らはそれ以上何もあえて問いかけようとしなかった。
サドカイ人
ユダヤ教の一派でパリサイ人とは対立していたと言われます。彼らは復活はないと主張しており、モーセの教えを持って来て、あり得ないような例を挙げて、復活はないということをイエスに主張しました。ここでイエスは復活はあるということを明言しています。天使に等しく、神の子でもあるとイエスは言っています。
死人のよみがえり
またイエスは聖書の言葉も引用して、死人のよみがえりについて明言しています。それ以上あえてイエスに問いかける者はなかったとあります。
いかがでしたか
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2018年6月11日(月)タピ大決定!
「古代史に見る日本人とユダヤ人の不思議な関係」シリーズの第4回目は、「古代ユダヤ人ゆかりの地を巡る旅~伊勢神宮・京都太秦」と題して、昨年12月23日~31日に訪れた伊勢志摩、京都太秦の報告です。道の駅の情報も交えてお話しします。お近くの方はぜひお出でください。お待ちしております。詳しくは固定ページをご覧ください。
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本書の目次
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三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
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五章 「人生の目的」
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