【日本人と日本文化】日本と日本料理に魅せられて

「日本のインスタント・ラーメンに驚いた」と語るのは、日本滞在9年のベトナム人、レー・デイン・フィーさん。加藤恭子編「続・私は日本のここが好き!外国人43人が深く語る」からご紹介いたします。

日本に行って働きたい

私は、ベトナム・ホーチミン市で生まれ、今44歳のベトナム料理の料理人です。日本には以前から関心がありました。アジアの中で最も経済成長した豊かな国。街は清潔で、親切な人間が多い。寿司、ソバ、刺身、なんでも美味しい。その日本で働き、お金を稼ぎ両親を助けたいと考え決意したのです。

日本の教育の高さ

また私には、中学一年生の息子と小学一年生の娘がおりますが、この子供たちに水準の高い日本の教育を受けさせたいという希望がありました。ベトナムは礼儀作法を重視した教育をあまりしていないように思い、以前から不満を感じていました。その点日本は、子供の頃に躾や礼儀という人間教育をきちっと教えてくれます。

結局は教育の問題

ベトナムで今問題になっている「役人の不正」に代表される、社会のあらゆる局面で見られる貧富の差による不公平や矛盾は、結局は教育の問題なのです。教育の質が、社会の質を左右するのです。水準が高く、教育環境の良い日本で子供たちを学ばせたかった。

日本人の気配り

日本人は正直で、几帳面。他人を騙す人は少ない。それは従業員を使って良くわかりました。例えばベトナム人は、自分の都合で予告なく休みます。こちらの事情を考えず、自分の都合を優先します。突然の休みでお店はてんてこ舞いになることもあるのです。また反省しないから同じ事を繰り返します。その点日本人は事前に休みを申請し、店側に迷惑をかけないように気配りしてくれます。

仕事に対する意識が違う

国民性と一口に言いますが、それは受けた教育の質の違いによるものです。また日本はゴミを出す場合もきちんと分別して出し、当番制でゴミが散らからないよう管理します。こうした文化や生活習慣は、本当にうらやましい。日本が好きなのはこうしたルールを守る気質が国全体に満ちている点です。

やはり教育です

キャノン、ソニー、トヨタという自国ブランドで商品が創れる能力や技術をもつ大企業が生まれるのは、やはり教育です。残念ながら母国ベトナムには、独自のブランドでクルマや電化製品を作れる会社はありません。オリジナルな技術がないのです。

大きな違い

ベトナム料理と日本料理を比べてみても、大きな違いがあります。料理に「気配り」「心配り」があるのが、日本料理です。食材は、すべて日本で仕入れています。日本が世界一安全で信頼ができます。生産者に対する信頼はどこの国よりも高い。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の国民性のルーツです。日本人の高い意識は古代日本にイスラエル系渡来人によってもたらされた聖書の信仰から来たものだと考えられます。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を読んでみてください。

新約聖書 ルカによる福音書 22章1~6節

さて、過越といわれている除酵祭が近づいた。祭司長たちや律法学者たちは、どうかしてイエスを殺そうと計っていた。民衆を恐れていたからである。

そのとき、十二弟子のひとりで、イスカリオテと呼ばれているユダに、サタンがはいった。すなわち、彼は祭司長たちや宮守がしらたちのところへ行って、どうしてイエスを彼らに渡そうかと、その方法について協議した。

彼らは喜んで、ユダに金を与える取決めをした。ユダはそれを承諾した。そして、群衆のいないときにイエスを引き渡そうと、機会をねらっていた。

過越し

除酵祭とも呼ばれ、ユダヤ教の三大祭りの一つ。エジプトで奴隷であったイスラエル民族が、エジプトを脱出する際、鴨居にイスラエルのしるしのないエジプト人の家の長男は神によって殺されたが、イスラエルの家は過ぎ越したことを神に感謝する祭り。毎年、春分の日の後の最初の満月の日に祝う。酵母を入れないパンを食べるので、除酵祭とも呼ばれる。

ユダにサタンがはいった

祭司長たちや律法学者たちはイエスを殺したいと考えていましたが、民衆はイエスを支持していたので、その機会をうかがっていたのでしょう。ちょうどその時、イエスの十二使徒のひとりであるイスカリオテのユダがイエスを引き渡すことを申し出た。渡りに船であっただろう。聖書にはユダにサタンがはいったと記されている。神に敵対する霊的な存在としてのサタンについて、聖書には記述がある。神に従うのか、サタンに従うのか。それは私たちがする決断ではないだろうか。

いかがでしたか

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本書の目次

一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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