【日本とイスラエル】オノゴロ島

日本とイスラエルに関連する事柄について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。

イザナギとイザナミ

古事記に残された伝承によれば、天的存在の誕生から七代が過ぎたとき、神々は天で集まりを行い、七代目にあたる男神のイザナギと女神のイザナミを、地を完成させ、そこに住まわせるために派遣することを決定した。

オノゴロ島

イザナギとイザナミが天から「天の浮橋」という奇妙な場所に降り立ち、イザナギが鉾を水に入れて取り出し、そこから滴り落ちる水滴によって日本の最初の島が誕生するが、その島の名前は「オノゴロ」と呼ばれた。ヘブライ語でこれを解釈すれば「アヌー・ナグール」つまり「私たちは住むであろう」となる。つまり「私たちはそこに定住するであろう」という意味の名を持つ島である。

イスラエルの古い伝承

バビロニア・タルムードには日本神話の描写と等しい、驚くべき古い伝承が残されている。「ラビ・ユダは言った。シモエルはこう言った。ソロモン王がパロの娘を妻に娶った時、ガブリエルが降って杖を水に差し込んだ。するとそこに砂州ができ、その上に大きな町が建てられた・・・。」

不自然な文脈

このタルムードの伝承は、ソロモン王を神の道から逸らせた、外国人女性たちについて語っている。しかし興味深いのは、ここでは水に杖を差し込んだところから砂州が誕生し、そこに人が住む町ができたという話と、ソロモン王とパロの娘の結婚という、全く関係のない二つの話が、一つの文脈で語られているということである。

古事記に残されたイスラエルの古い伝承

この、杖を海に突き立てることによって、人を住まわせるための陸地が誕生するという伝承は、とても古いものだと思われる。おそらく捨て去られそうになっていた伝承を残すために、この箇所に無理につなぎ合わされたものではないか。しかし日本の伝承ではこれを隠す必要はなく、遠い過去、イスラエルの地で語られていた通りの物語が、古事記の中に完全な形で残されたのではなかろうか。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の歴史のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人を知るために聖書を読んでみてください。

新約聖書 ルカによる福音書 22章54~62節

それから人々はイエスを捕え、ひっぱって大祭司の邸宅へつれて行った。ペテロは遠くからついて行った。人々は中庭のまん中に火をたいて、一緒にすわっていたので、ペテロもその中にすわった。

すると、ある女中が、彼が火のそばにすわっているのを見、彼を見つめて、「この人もイエスと一緒にいました」と言った。ペテロはそれを打ち消して、「わたしはその人を知らない」と言った。

しばらくして、ほかの人がペテロを見て言った、「あなたもあの仲間のひとりだ」。するとペテロは言った、「いや、それはちがう」。約一時間たってから、またほかの者が言い張った、「たしかにこの人もイエスと一緒だった。この人もガリラヤ人なのだから」。

ペテロは言った、「あなたの言っていることは、わたしにわからない」。すると、彼がまだ言い終わらないうちに、たちまち、鶏が鳴いた。主は振りむいてペテロを見つめられた。そのときペテロは、「きょう、鶏が鳴く前に、三度わたしを知らないと言うであろう」と言われた主のお言葉を思い出した。そして外へ出て、激しく泣いた。

予想外の展開

たとえ命を失うことがあったとして、ペテロはイエスと共に最期まで闘う覚悟は出来ていたのかもしれません。またはイエスの勝利を確信していたのかもしれません。しかし、事態はペテロが思い描いていた様にはなりませんでした。イエスは無抵抗のまま捕えられ、大祭司の邸宅へ連れて行かれてしまいました。

何に頼っているのか

ペテロの心はどんな心だったのでしょうか。人は想定外の事態に遭遇した時、弱い者ではないでしょうか。それは自分の思い、自分の考え、自分の計画に頼っているからではないでしょうか。たとえどんな事態になったとしても、ただ神を心に据え、神に頼り、神の前に正しく生きることを中心にするなら、またペテロの生き方も違ったのではないでしょうか。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」