【日本とイスラエル】「神武」失われた時代とイスラエル

日本とイスラエルに関連する事柄について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。

新しい指導者「神武」

日本の地で誕生した、ニニギの孫でありアマテラスの曾孫にあたる人物が神々の支持を受け、軍の長として日本の中央部へ向けて出発し、占領して都を建てた。その政権は不動のものとなった。そして諸部族の指導者たちは彼に「神武」という呼び名を与えた。

天孫民族の地「日本」

先遣隊の、アフガニスタンから長い道のりを指揮してきた第二世代の指導者らの一部はまだ当時生きていたのであるが、彼らはこの地が最終目的地のイスラエルの地ではないことを知っていた。しかし、これ以上新しい道を見つけて旅を継続するには余りに疲れ果てていた。彼らは日本を最終目的地とし、この地を「天孫民族」の住まう地としたのである。

残されなかった記録

神武天皇の崩御後、この新しい国をさらに占領し植民していくための戦いが続いた。しかし、この時代の記録は日本の伝承には残っていない。ユダヤの歴史でも同様の事が約束の地に入った後に起きている。カナン占領と入植の時代、歴史を民族の記録として綴る余裕はなく、各部族の口伝伝承として伝えられるのみであった。

日本の伝承に組み入れられたイスラエルの記録

カナン入植の時代はおよそ五百年続いたが、日本におけるイスラエル諸部族の入植も同様である。カナン入植時代の記録は僅かではあるが「(旧約聖書)士師記」に残されている。一方、日本の歴史には、うすぼんやりとした断片的な伝承が残されているのみである。この入植時代の歴史空白を埋めるために、日本人たちは彼らの古き故郷、イスラエルでの士師時代と初期王国時代の物語とを自分たちの伝承に組み入れた。このようにして「ヤマト」の国の歴史に欠如していた約五百年の入植時代と、その後三百年の空白期間を彼らは埋めたのである。

古事記、日本書記に見られるイスラエルの歴史

古事記や日本書紀の編纂者は、天孫民族が日本に到達してから紀元三世紀までの約八百年間の歴史、その時代の王たちの行いをイスラエル民族の歴史的出来事を使って埋めた。中には日本の伝承の中に、士師たちやイスラエル王国時代初期の指導者たちの名前、また、彼らがアッシリアによって追放されるまでの彼らの物語や武勇談などが混じり込んでいることがある。

神武天皇以降

古事記と日本書記は「ヤマト」の地における「天孫民族」の歴史を語っているが、民族の指導者、神武天皇の崩御の時には、民は大いに嘆いたと書いている。彼の死後の歴史は混沌としてその連続性も失われる。それから数百年の間は「天孫民族」が土地の諸部族と戦い、新しい地に根ざすための時代であったろう。

彼らを結び付けた宗教祭儀

それぞれの部族が自分の領土を定めるために戦い、この混沌とした時代には文化的、社会的繁栄の様子は伺えない。ただ彼らが荒れ野を流浪していた時、また肥沃な土地に宿営していた時に、指導者神武の監督下で作り上げられていた宗教祭儀だけが彼らを強く結びつけていた。

崇神天皇の出現

古事記と日本書記は、この時代の指導者として8名を数えるのみであり、崇神天皇の登場によって、「天孫民族」の王家の歴史に新しい栄光と輝きの時代が開かれる。崇神天皇の御世には数多くの出来事があり、ヤマトの国の未来に長期に渡る多大な経済的、社会的、宗教的影響を残した。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の歴史のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開くとき、そこに古くて新しい発見があることでしょう。

新約聖書 マタイによる福音書 17章22、23節

彼らがガリラヤで集まっていた時、イエスは言われた、「人の子は人々の手にわたされ、彼らに殺され、そして三日目によみがえるであろう」。弟子たちは非常に心をいためた。

弟子たちは非常に心をいためた

イエスがユダヤ教の律法学者、パリサイ人たちによって殺され、三日目によみがえることについて、少なくともこれでイエスが弟子たちに語られたのは三度目です。イエスは殺されると言っていることを弟子たちはようやく受け入れたように思われます。非常に心をいためたと記されています。しかし、三日目によみがえるであろうという言葉はまだ理解されていないようです。彼らはそのことには触れていませんし、殺されるということだけに心が塞がれて、非常に心を痛めたのだろうと思います。私たちは意外に正確に人の言葉を理解することができないのかもしれません。心が自分の思いで塞がれていると、なおさら人の言葉、さらには神が語りかけている言葉を聞くことができないのかもしれません。自分の思い込み、自分の考えを退けて、心をからっぽにして神の声を聞く必要があるのではないでしょうか。そのためには祈る時間を持つことがとても有効だと私は思います。毎日の生活の中で神に思いを向けて祈る時間を持つことをお勧めします。

いかがでしたか

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10月17日(水)タピ大決定!

「古代史に見る日本人とユダヤ人の不思議な関係」シリーズの5回目になりました。今回は「古代ユダヤ人ゆかりの地を巡る旅~剣山・ソロモンの秘宝」と題して、この8月6日~16日の旅行のレポートをさせていただきます。お近くの方はぜひお出かけください。タピ大については、こちらのサイトをご覧ください。

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

詳しくは書籍情報をご覧ください。