【日本とイスラエル】神武天皇とモーセ

日本とイスラエルに関連する事柄について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。(写真は吉村忠敏著「日本人の幸せ~古代ユダヤによってもたらされたイエスの教え」です。好評発売中!)

「神武」という名前

日本語の表記は5世紀に中国語を取り入れた時に、発音の順序入れ替えが起きたことを考慮しなくてはならない。ヘブライ語で「モー・シェ」という名前がさかさまに発音されると、「シェ・モー」となる。しかしエフライム人は「sh」の発音ができないため「セ・モー」となる。彼らはこの「s」の音を、エジプト語のヒエログリフで発音するように「z」の音で発音した。よって「セ・モー」が「ゼ・モー」となり、最終的に「ジ・ムー」「ジンム」となったのであろう。

日本への旅

もし紀元前720年前後に、イスラエルの地から追放が行われ、その後20年ほどの滞在を経て、各部族の代表者が参加した先遣隊が日本に向けて出発したと考えるなら、イスラエルから追放された世代もまだ入っていたであろう。この大群は二手に分かれた。北ルートは中国から恐ろしいカラクム、ゴビなどの砂漠を通る近道であり、南ルートはヒマラヤ山脈を南から迂回して進んだが、その途中ルーベン族の一部がルートを外れて南下、インドに向かって行った。

「天孫民族」の指導者

日本の伝承はこの「天孫民族」を日本にまで導いた指導者を、かつて出エジプトの時代、イスラエルの民を導いたかの伝説的人物であるモーセに匹敵する偉大な指導者とみなした。そして彼から日本の天皇家の伝統が始まったのである。

「ウネビ」とネボ山

さらに、この愛され尊敬される指導者「神武」は、日本の伝承によれば約束の地に民を導いた後、「ウネビ」と呼ばれる山に葬られる。日本人は「r」の発音が苦手であり、また最後の文字が発音されないこともしばしばある。こうして、モーセがその人生の最後に上り、約束の地を臨み、葬られた「ハル・ネボー」(ネボ山)が「ウネビ」という発音に変わったのではないか。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の歴史のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開いてみてください。そこには古くて新しい発見があるでしょう。

新約聖書 マタイによる福音書 16章1~4節

パリサイ人とサドカイ人とが近寄ってきて、イエスを試み、天からのしるしを見せてもらいたいと言った。イエスは彼らに言われた、「あなたがたは夕方になると、『空がまっかだから、晴だ』と言い、また明け方には『空が曇ってまっかだから、きょうは荒れだ』と言う。

あなたがたは空の模様を見分けることを知りながら、時のしるしを見分けることができないのか。邪悪で不義な時代は、しるしを求める。しかし、ヨナのしるしのほかには、なんのしるしも与えられないであろう」。そしてイエスは彼らをあとに残して立ち去られた。

正統か異端か

パリサイ人もサドカイ人もユダヤ教の指導者ですが、彼らはイエスを通して、神の超自然的な出来事が起こるのを目の当たりにしていたのではないでしょうか。「天からのしるしを見せてもらいたい」とは、いったいどういうことなのでしょうか。彼らは、自分たちこそユダヤ教の正統な継承者であって、イエスは異端だと言いたいのではないでしょうか。しかし、何が正しいことであるのか。それはその実を見れば誰でも分かることでしょう。正しいことを行う者が不正な者であるということはあり得ません。神は何か特定の宗教ではない。すべての宗教を超越して善なる方。それがイエスの教えであり、日本人に引き継がれている心ではないでしょうか。

いかがでしたか

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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