【日本とイスラエル】景行天皇の墓所とダビデ王家

日本とイスラエルに関連する事柄について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。

ヤマノベ

息子たちにはいろいろと不満もあった人生ではあったが、景行天皇は百三十七歳という長寿を全うし、大和の地の山辺道(ヤマノベノミチ)のほとりに葬られた。歴代天皇の中でも最も偉大な一人である崇神天皇(彼こそダビデ王であるが)も同じ地に葬られている。「ヤマノベ」はヘブライ語で「ヤマー・ノブ」、つまり「ノブの海側」という意味になる。古代イスラエル人は地中海のある方向、つまり西方を「海側(ヤマー)」と呼んだので、これは「ノブの西方」という意味である。

本居宣長

もし古事記の記事が正しければ、私の推測ではこれらはダビデ家の墓所である。十九世紀の古事記、日本書記学者で、日本の古代遺産に対して激しい情熱を持っていた人物、本居宣長がこの二人の天皇の御陵が建つ場所に関して「景行天皇が葬られた場所は大和地方にあり、初瀬(「フーツァ・ゼ」はヘブライ語で「その外」の意)から延びて、街道沿いにあると伝えられている」という興味深い解説を残している。

ヤマシロ

この街道は山背(「ヤマー・シロ」はヘブライ語で「シロの海側」の意)の方向に向かうが、私の考えではこの道は死海に向かう。景行天皇が葬られた場所の風景はまるでイスラエルの地の風景であり、そのロケーションもノブの西側で、その町の外に位置し、さらに死海の方向にあるということで、全く一致している。

ノブ

ノブの祭司たちはかつて苦境にあったダビデを支援したため、ダビデはこの町とは特別な関係を持っていた。彼は自分の墓所を定める時、ダビデの町からそう遠くはなく、彼を愛する人々が住むノブに近い場所を選んだ。ただし祭司の町に穢れを持ちこまないよう、当時の習慣に従って、町の外に定めたのであろう。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の歴史のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開くとき、そこに古くて新しい発見があることでしょう。

新約聖書 ヨハネによる福音書 4章43~54節

ふつかの後に、イエスはここを去ってガリラヤへ行かれた。イエスはみずからはっきり、「預言者は自分の故郷では敬われないものだ」と言われたのである。ガリラヤに着かれると、ガリラヤの人たちはイエスを歓迎した。それは、彼らも祭に行っていたので、その祭の時、イエスがエルサレムでなされたことをことごとく見ていたからである。

イエスは、またガリラヤのカナに行かれた。そこは、かつて水をぶどう酒にかえられた所である。ところが、病気をしているむすこを持つある役人がカペナウムにいた。この人が、ユダヤからガリラヤにイエスのきておられることを聞き、みもとにきて、カペナウムに下って、彼の子をなおしていただきたいと、願った。その子が死にかかっていたからである。

そこで、イエスは彼に言われた、「あなたがたは、しるしと奇跡とを見ない限り、決して信じないだろう」。この役人はイエスに言った、「主よ、どうぞ、子供が死なないうちにきて下さい」。イエスは彼に言われた、「お帰りなさい。あなたのむすこは助かるのだ」。

彼は自分に言われたイエスの言葉を信じて帰って行った。その下って行く途中、僕たちが彼に出会い、その子が助かったことを告げた。そこで、彼は僕たちに、そのなおりはじめた時刻を尋ねてみたら、「きのうの午後一時に熱が引きました」と答えた。それは、イエスが「あなたのむすこは助かるのだ」と言われたのと同じ時刻であったことを、この父は知って、彼自身もその家族一同も信じた。

これは、イエスがユダヤからガリラヤにきてなされた第二のしるしである。

イエスの言葉を信じて帰った

この役人は、「カペナウムに来て、息子をなおして欲しい」と言いましたが、イエスは行きませんでした。「帰りなさい。あなたのむすこは助かる」と言われて、彼は腹を立てず、信じて帰ったと記されています。

彼も家族も信じた

その言葉だけで、息子はなおったとここには記されています。それで彼自身も彼の家族も信じたとありますが、彼らはいったい何を信じたのでしょうか。もちろん、キリスト教徒になったということではないでしょう。彼らはイエスをメシヤと信じたのかもしれません。少なくともイエスを通して神の超自然的な力が働いているのを目の当たりにして、イエスを神の預言者として信じたのでしょう。彼も家族も信じたとは、イエスが教えたように、神に立ち返って生きる者となったということではないでしょうか。

いかがでしたか

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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