【日本とイスラエル】ヤマトタケル(3)

「ヤマトタケル」の物語にはイスラエルと関連する内容が多くあるようです。アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。

イブキ山

ヤマトタケルはミヤズヒメの宮殿で安息の時を過ごしたあと、伊吹(イブキ)山という高い山に住む神を滅ぼすために出かけた。この「イブキ」という名前は、ヨルダン川の東側、ヤボク川のそばに聳える「ヤボク山」から来たと思われる。

タマクラベ

神は牛ほどの大きさもある白いイノシシの姿をして現れたが、ヤマトタケルは神の使いだと思い、神を滅ぼした後にでも殺そうと考えた。しかし、神は彼と戦おうとして大氷雨を降らせて彼を撃った。ヤマトタケルは伊吹山から「玉倉部(タマクラベ)」という名前の泉まで降りてきた。「ター・マケー・ラー・ビー」は、ヘブライ語では「悪い災いが私に来た」という意味になる。

イサメ

その泉のほとりで彼は休み、元気を回復した。この場所は、それ以降「イサメ」と呼ばれる。ヘブライ語で「ビ・サミー」は「私の中に(この泉の)薬がある」という意味である。

ヤー・ラー

しかし、ヤマトタケルが泉から少し遠ざかると、体が言うことをきかないことに気づいた。「ヤー・ラー」(悪い神)という名前の川のそばでヤマトタケルは「私の心はまるを天で飛んでいるようだ。私の足は歩くこともままならず、二本の丸太になってしまったようだ」と叫んだ。

杖つき

本居宣長の考えによれば、この勇敢な戦士もついに弱り果てて、伊勢地方にある日本語で「杖つき」(「ツェウ・ベ・ツキー」はヘブライ語で「崖から出よ」の意味)と呼ばれる狭い峠まで部下の者たちに支えられながら歩かなければならなかったことを示唆している。

オツ

最後に、ヤマトタケルを支える者たちは一本の松が立つ「尾津(オツ)」という場所に来た。ヘブライ語で「ポー・ツェウ」は「ここから出よ」という意味になるが、事実その峠から一行は尾張に向かって出て行ったのである。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の歴史のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開くとき、そこに古くて新しい発見があることでしょう。

新約聖書 ヨハネによる福音書 4章27~38節

そのとき、弟子たちが帰って来て、イエスがひとりの女と話しておられるのを見て不思議に思ったが、しかし、「何を求めておられますか」とも、「何を彼女と話しておられるのですか」とも、尋ねる者はひとりもなかった。

この女は水がめをそのままそこに置いて町に行き、人々に言った、「わたしのしたことを何もかも、言いあてた人がいます。さあ、見にきてごらんなさい。もしかしたら、この人がキリストかも知れません」。

人々は町を出て、ぞくぞくとイエスのところへ行った。その間に弟子たちはイエスに、「先生、召しあがってください」とすすめた。ところが、イエスは言われた、「わたしには、あなたがたの知らない食物がある」。

そこで、弟子たちが互に言った、「だれかが、何か食べるものを持ってきてさしあげたのであろうか」。イエスは彼らに言われた、「わたしの食物というのは、わたしをつかわされたかたのみこころを行い、そのみわざをなし遂げることである。

あなたがたは、刈入れ時が来るまでには、まだ四か月あると、言っているではないか。しかし、わたしはあなたがたに言う。目をあげて畑を見なさい。はや色づいて刈入れを待っている。

刈る者は報酬を受けて、永遠の命に至る実を集めている。まく者も刈る者も、共々に喜ぶためである。そこで、『ひとりがまき、ひとりが刈る』ということわざが、ほんとうのこととなる。

わたしは、あなたがたを遣わして、あなたがたがそのために労苦しなかったものを刈りとらせた。ほかの人々が労苦し、あなたがたは、彼らの労苦の実にあずかっているのである」。

あなたがたの知らない食物

それは神に立ち返って、神に目を留めて生きるようにと人々に教えることを指してイエスは言ったのではないでしょうか。それを刈入れにたとえたのではないでしょうか。北イスラエルの人々も、南ユダの人々も、本来神の民イスラエルであるにもかかわらず、みな神から離れた生活をし、苦しみ、人間本来の喜び、永遠の命から遠く離れた生活をしていたのだと思います。それらの人々に神に立ち返って生きるようにと教えること。それが神のみこころだということをイエスは弟子たちに教えたのではないでしょうか。

いかがでしたか

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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