【日本とイスラエル】ヤマトタケルとイスラエル起源

日本とイスラエルに関連する事柄について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。

小碓命

景行天皇には子供の悩みが尽きなかったようである。もう一人の皇子である小碓命(ヲウスノミコト)も悩みの種であった。ある日、景行天皇は大碓命が朝食に姿を見せないので、弟の小碓命に命じて兄がどこにいるのか探させた。同時に天皇は弟が兄を教え諭すように頼んだ。

兄を諭す

それから五日が経過しても、やはり兄は食卓に姿を見せないので、再び小碓命を呼んで、兄の居場所を尋ね、さらに「あなたは兄を諭さなかったのか」と聞いた。小碓命は父に答えて言った。「私は兄を見つけ、確かに教え諭しました」。天皇が「どのように教え諭したのか」と聞くと、「朝早く兄が厠に出かけたとき、兄を捕まえて、その両手足をもぎ取り、むしろに包んで投げ捨てた・・・」と答えた。

クマソ平定

天皇はこの答えを聞いて、その諭し方にひどく恐れをなし、もう二度と戻って来ないことを期待して、彼を乱暴なクマソ部族の平定に派遣することにした。出立の前に、小碓命は叔母であるヤマトヒメを尋ね、彼女は彼に上衣を贈った。

少女に変装する

小碓命は剣を帯びて、クマソ征伐に出かけた。クマソの王トロシ(「ター・レッシュ」は「立って占領せよ」の意)の家に近づくと、クマソの軍が家の周囲を三重に取り囲んで守っていた。小碓命は兵を選抜し、自らは叔母からもらった衣装を着て美しい少女に変装し、宴会が催される夜に宮殿に忍び込んだ。

ヤマトタケル

クマソタケル兄弟はこの少女の美しいのを見て、近くに座らせた。酒を飲んで皆が楽しんでいる時、小碓命は隠し持っていた剣で兄を刺し殺し、逃げる弟も刺した。瀕死のクマソタケルは「私たち二人以外に本当の勇者はありません。今後あなたは小碓(ヲウスノ)ではなく、ヤマトタケルと名乗ってください」と言った。

大和朝廷の支配

宮殿の近くに潜んでいた小碓命の兵たちは一斉に襲いかかり、クマソ一族を皆殺しにした。こうしてクマソを平定した景行天皇と大和朝廷の支配は強固なものとなった。この時以来、小碓命はその勇敢さを称えた尊称である「ヤマトタケル」と呼ばれるようになる。

タケー

古事記学者のW.G.アストン、古事記学者で翻訳者であるバジル・ホール・チェンバレン、日本人古事記学者の本居宣長は、「タケル」という言葉には「殺す」「滅ぼす」という意味があり、それゆえ敵を殺す勇敢な戦士に与えられる称号となる、と言っている。ヘブライ語で「タケー」は「撃つ」「殺す」という意味があるが、この単語が日本語の中に深く根付いたのである。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の歴史のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開くとき、そこに古くて新しい発見があることでしょう。

新約聖書 マタイによる福音書 21章1~5節

さて、彼らがエルサレムに近づき、オリブ山沿いのベテパゲに着いたとき、イエスはふたりの弟子をつかわして言われた、「向こうの村へ行きなさい。するとすぐ、ろばがつながれていて、子ろばがそばにいるのを見るであろう。それを解いてわたしのところに引いてきなさい。もしだれかが、あなたがたに何かを言ったなら、主がお入り用なのです、と言いなさい。そう言えば、すぐ渡してくれるであろう」。

こうしたのは、預言者によって言われたことが、成就するためである。すなわち、「シオンの娘に告げよ、見よ、あなたの王がおいでになる、柔和なおかたで、ろばに乗って、くびきを負うろばの子に乗って」。

あなたの王がおいでになる

すでにそういう打ち合わせを事前にしてあったのか、それともイエスには超自然的な神の力が働いていたので、ろばがいることが分かっていたのか、いずれにしても、イエスはふたりの弟子たちをつかわし、子ろばを引いてくるようにと命じました。それは預言者によって預言されていたことが成就するためだとイエスは言いました。「イスラエルの王は柔和な方で、ろばの子に乗ってやって来る。」そう旧約聖書に記されている預言が今成就すると言われたのだと思います。それはイエスこそ旧約の預言者たちが預言したメシヤであり、人々を神に立ち返らせる方だということでしょう。それは決してキリスト教徒になるということではありません。なっても構いませんが、ならなくても良いのです。大切なことは宗教ではなく、神に立ち返って生きることです。それが救いであり、本来神が意図された人間の姿だということです。日本人にとって、それは新しいことではなく、本来の日本人の生き方を取り戻すことに他なりません。このイエスの教えは、イエスの直接の弟子たちの末裔によって、すでに古代日本にもたらされており、日本人の国民性を形作ったのです。

いかがでしたか

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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