【日本とイスラエル】天智天皇の改革

日本とイスラエルに関連する内容について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。

モーセの律法の精神

紀元661年、中大兄皇子は天智天皇となり、勅令を次々に発令してモーセの宗教の精神を日本に根付かせるための改革を続けた。彼の定めた律法にはモーセの律法の精神が反映されており、またおそらくソロモン王朝が彼の国づくりのモデルだったのではないかと思われる。同時に中国皇帝の宮廷作法や儀式の厳格さもつねに意識された。

国土の分配

彼は聖なる地である日本の国土については、全てが国の財産であると宣言した。行政担当者は全国土を調査し、国内の耕作地を全て調べ上げて登録し、モーセが荒野で行ったように農家の家族数に従って土地を分配した。

聖書の記述

聖書に「土地を売らねばならないときにも、土地を買い戻す権利を放棄してはならない。土地はわたしのものであり、あなたたちはわたしの土地に寄留し、滞在する者にすぎない。あなたたちの所有地においてはどこでも、土地を買い戻す権利を認めねばならない」という記述があるが、その精神に則って日本でも六年毎に新しく土地の再分配がなされた。

日本の首都

中大兄皇子はまた収穫から一定の割合で直接国の穀物蔵に収められる徴税システムを定めた。また、日本の庶民は公共労働や兵役の義務を負うようになった。さらに、難波には神道の祭司が数多く住むようになり、日本の首都と定められた。

律令制

彼はまた国家を運営するための律令制を定めて、それぞれの省には貴族から大臣を任命、諸大臣のトップに中臣鎌足を任命した。天智天皇(中大兄皇子)は、日本が仏教の影響を振り払ったと感じ、鎌足の変革への功労を讃えて「藤原」の姓を授けた。この名前を「ポー・ギヴォラ」と読めば、ヘブライ語で「ここに(変革の)勇者が」という意味になる。

藤原家

その後、鎌足の孫の一人が若い天皇の妻となったため、藤原氏は天皇の後見人を自ら買って出た。それ以降、藤原家は実質日本の支配者として君臨し、皇室に最も強い影響力を持つ氏族の一つとなる。それが賢明な国家戦略なのか、または悪賢い策略なのかは別にして、ともかく藤原家は二十世紀初頭まで、実質日本の支配者である摂家としての地位を守り続けた。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の歴史のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開くとき、そこに古くて新しい発見があることでしょう。

新約聖書 ヨハネによる福音書 16章16~24節

しばらくすれば、あなたがたはもうわたしを見なくなる。しかし、またしばらくすれば、わたしに会えるであろう」。

そこで、弟子たちのうちのある者は互に言い合った、「『しばらくすれば、わたしを見なくなる。またしばらくすれば、わたしに会えるであろう』と言われ、『わたしの父のところに行く』と言われたのは、いったい、どういうことなのであろう」。彼らはまた言った、「『しばらくすれば』と言われるのは、どういうことか。わたしたちには、その言葉の意味がわからない」。

イエスは、彼らが尋ねたがっていることに気がついて、彼らに言われた、「しばらくすればわたしを見なくなる、またしばらくすればわたしに会えるであろうと、わたしが言ったことで、互に論じ合っているのか。

よくよくあなたがたに言っておく。あなたがたは泣き悲しむが、この世は喜ぶであろう。あなたがたは憂えているが、その憂いは喜びに変わるであろう。

女が子を産む場合には、その時がきたというので、不安を感じる。しかし、子を産んでしまえば、もはやその苦しみをおぼえてはいない。ひとりの人がこの世に生まれた、という喜びがあるためである。

このように、あなたがたにも今は不安がある。しかし、わたしは再びあなたがたと会うであろう。そして、あなたがたの心は喜びに満たされるであろう。その喜びをあなたがたから取り去る者はいない。その日には、あなたがたがわたしに問うことは、何もないであろう。

よくよくあなたがたに言っておく。あなたがたが父に求めるものはなんでも、わたしの名によって下さるであろう。今までは、あなたがたはわたしの名によって求めたことはなかった。求めなさい、そうすれば、与えられるであろう。そして、あなたがたの喜びが満ちあふれるであろう。

再びあなたがたと会う

イエスは十字架にかけられるが、三日目によみがえることを言われたのではないでしょうか。しかし、弟子たちは理解できませんでした。その時には理解するということでしょう。それは人間的にはあり得ないことでしょう。しかし、神の超自然的な力が働くなら、それはあり得ることであり、事実、そのことが起った時、弟子たちは神の力を知ることになるのだと思います。

いかがでしたか

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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