日本とイスラエルに関連する内容について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。
日本の中央集権化
17~18世紀は、日本では中央集権化がさらに進んだ世紀である。社会の身分制度もはっきりしていた。農民、人口の5パーセントを数える武士階級、商人、職人、そして貴族階級であった。
都市に集中する人口
飢饉などで農業が危機的な状況になると、農民たちは仕事を探して町に流れた。18世紀ごろ、日本の人口は約三千万人であったが、そのうち約五分の一に当たる人々が人口四千人以上の都市に住んでいた。しかしそれから19世紀中ごろまで、人口はほとんど増加していない。
江戸を中心とした国家形成
歴代徳川将軍が住む江戸の町が、当時の日本の中心都市であった。徳川幕府は各地の大名を監視するため、彼らに一年は地元、一年は江戸に、交互に住むように命じた。この時代幕府は街道を広げてそれを支配し、架橋や治水を行い、水上交通を活発にするため川と川の間に船が通る水路を掘るなど、多くの事業を行った。
鎖国政策
ポルトガル、スペイン、イギリスなどのヨーロッパ列強は、日本との貿易を求めて門戸を叩き続けていた。しかし鎖国政策を取る幕府は、商人や商船の日本への入国を拒んでいた。ただ一国、日本との貿易を認められていた国はオランダであり、オランダ船のみは日本の港への入港を認められていた。
プロテスタントとカトリック
このオランダと日本の貿易は二百年以上続いたのである。これは彼らがプロテスタント教徒であり、また金髪の白人であったからである。日本人は彼らを「赤毛」と呼んでいた。一方肌色の濃いポルトガル人やスペイン人は、カトリック教徒であるため日本人は好意を持たず、「南蛮人」と呼んでいた。
出島
ただ、オランダ人に対しても疑いを持ちながらの付き合いであり、親密な関係を築いたわけではなかった。・・・1641年以降、日本に住むことを許されたオランダ人の数は20人のみに制限されていた。また・・・勝手に日本国内を歩き回ることがないよう、・・・彼らは「出島」と呼ばれる、長崎市街と一本の橋で繋がれた、およそ1.5ヘクタールほどの広さの小さな人工島内のみに居住が許された。
鎖国政策の強化
1790年には、オランダ船が日本に入港できるのは一年に一度のみに制限された。隣国中国に対しても、1715年には一年に30隻までの入港が認められていたが、1746年には10隻にまで減らされている。幕府は、ヨーロッパのキリスト教文化や中国文化をできるだけ遠ざけ、その影響を避けようとしたのである。
国内産業の発展
このような鎖国政策を取っていれば、日本の貿易量が小さくなり経済に悪影響があるのではないかと考えやすいが、事実は予想と異なる。鎖国が逆に、日本人が卓越した経済能力を発揮するきっかけとなったのである。日本人は輸入に頼れないため、国内産業を発展させる必要に迫られた。例えば社会の上層階級での需要が高い絹製品は、もともと中国から輸入されていた。その場合収益は中国人商人、中国船の船主、蚕の生産者、仲買業者などで分配されていた。しかし中国からの輸入が制限されると、日本国内で絹産業が盛んになり、やがては世界の絹産業をリードするほどに成長する。(本からの引用は以上です。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の文化、伝統、風習、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開くとき、そこに古くて新しい発見があることでしょう。
新約聖書 使徒行伝 1章6~11節
さて、弟子たちが一緒に集まったとき、イエスに問うて言った、「主よ、イスラエルのために国を復興なさるのは、この時なのですか」。
彼らに言われた、「時期や場合は、父がご自分の権威によって定めておられるのであって、あなたがたの知る限りではない。ただ、聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地のはてまで、わたしの証人となるであろう」。
こう言い終わると、イエスは彼らの見ている前で天に上げられ、雲に迎えられて、その姿が見えなくなった。
イエスの上って行かれるとき、彼らが天を見つめていると、見よ、白い衣を着たふたりの人が、彼らのそばに立っていて言った、「ガリラヤの人たちよ、なぜ天を仰いで立っているのか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになるであろう」。
イスラエルの復興
それは旧約聖書に預言されているイスラエル12部族の回復のことを言っているのだと思います。イエスの復活を目の当たりにして、いよいよその時が来たと弟子たちは考えたのかもしれません。しかし、それは神のみぞ知ることであり、私たち人間は知らなくても良いとイエスは言われました。私たちに委ねられていることは、神の霊を受けて、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、そして地のはてまで、イエスの教えの証人となることだと教えました。ユダヤとサマリヤという言葉にはイスラエル12部族が意識されているように思います。
天にあげられたイエス
本当にそんなことがあったのでしょうか。もちろん、検証することはできませんが、聖書は事実として記されているようです。そして、イエスは再び来ると天使たちが告げたことも記されています。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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