【日本とイスラエル】十部族が与えた影響

日本とイスラエルに関連する内容について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。

三部族が世界に与えた影響

民族の精神と生活の中心であった神殿の崩壊を二度体験し、二度も祖国を追放された小さな三部族が、世界の社会的、道徳的、文化的思想を形成してきた人類の宗教的世界観にこれほどの大きな影響を与えたのである。

十部族が世界に与えた影響

同じ宗教的、文化的、社会的、歴史的基盤を持っていたイスラエル十部族が周囲にどれほど大きな影響を与えることができたのか想像に難くない。つまり、仏教と禅の指導者たちが十部族からモーセの律法の基礎を学んでいたとしても何ら驚くことではない。

初期の仏教は偶像的ではなかった

仏教も最も初期の教えは決して偶像的ではなく、モーセの律法から来る霊感に満ちていたのである。それでイスラエルの賢者たちも仏教信奉者を「偶像礼拝者」とは見なしていなかったのである。

創始者たちを偶像化した弟子たちや信者

仏陀と達磨の信者たちや弟子たちは彼らの持つ崇高な思想に驚き、それを彼らのオリジナルな思想であると考え、彼らをそれぞれの宗教の創始者として崇めた。やがて弟子たちと信者たちは彼ら創始者たちを偶像化した。

アフガニスタンに残された十部族

十部族は中央、東アジアの周辺諸民族に宗教、文化、ヘブライ文字を伝えただけではなく、その子孫をも各地に残してきた。アフガニスタンには多くの十部族の子孫が残され、先に約束の地に出発した兄弟たちからの呼び掛けを待ち続けた。

イスラム教徒になった十部族

しかし彼らの期待も虚しく、兄弟たちからの呼び掛けは遅れ、そのうちイスラムがやって来て、彼らを強制的にイスラム教徒に改宗させ、彼らは熱心なイスラム教徒となった。ただ彼らの持つヘブライ語の名残を残す名前だけがかつての流浪とアフガニスタンへの寄留の歴史を偲ばせる。

変化した名前

彼らはかの地で増え広がってドゥラニー族やパシュトゥーン族となり、さらに、かつて遠い昔、中央アジアに到来した時と同じ諸部族に別れている。長い年月は彼らの名前を変化させた。「ルーベン」は「ハルーベニー」に、「シメオン」は「シンワリ」に、「ガド」は「ジャジ」に、「エフライム」は「アフィリディ」に、「ナフタリ」は「ダフタニ」に、「レビ」は「ラボニ」に、そして「ヨセフ」は「ヨセフ・ザイ」などに変わった。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開く時、そこに古くて新しい発見があることでしょう。

新約聖書 使徒行伝 5章1~6節

ところが、アナニヤという人とその妻サッピラとは共に資産を売ったが、共謀して、その代金をごまかし、一部だけを持ってきて、使徒たちの足もとに置いた。そこで、ペテロが言った、「アナニヤよ、どうしてあなたは、自分の心をサタンに奪われて、聖霊を欺き、地所の代金をごまかしたのか。売らずに残しておけば、あなたのものであり、売ってしまっても、あなたの自由になったはずではないか。どうして、こんなことをする気になったのか。あなたは人を欺いたのではなくて、神を欺いたのだ」。

アナニヤはこの言葉を聞いているうちに、倒れて息が絶えた。このことを伝え聞いた人々は、みな非常なおそれを感じた。それから、若者たちが立って、その死体を包み、運び出して葬った。

神を欺いた

死者が出るという事態が起こりました。他の皆が自分の財産を放棄して、共同生活をするという熱狂的な状況にアナニヤの心はついて行けなかったのではないでしょうか。それならそれで良かったのだと思います。神を中心にするとは、決して無理をすることではないと思います。しかし、彼は表面的に繕って人を欺いたことは確かだったでしょう。それは神を欺いたと指摘され、彼は息絶えました。何が起こったのでしょうか。神に対する恐れはそれほどリアルであり、大きなものがあったということではないでしょうか。それを聞いた人々も皆おそれたとあります。当時、そのような状況にあったということではないでしょうか。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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