【日本人と日本文化】サムライ・イチロー選手引退会見

2019年3月21日、マリナーズのイチロー選手が28年間の選手生活からの引退を発表しました。この記者会見の中で、イチロー選手がアメリカ大リーグの野球に苦言を呈したという話を朝のNHKラジオで取り上げていました。アメリカに対して、世界に対して、このように日本人として堂々と意見を述べることができる人がもっと出てきて欲しいと思いました。

記者会見のその部分

NHKラジオで取り上げていたイチロー選手の言葉は以下の部分です。「野球を楽しむためにはどうしたらいいか」と問われて、イチロー選手はこう答えています。

2001年にアメリカに来てから、19年の野球は全く違う野球になりました。頭を使わなくてもできる野球になりつつあるような。これがどうやって変化していくのか。次の5年、10年、しばらくはこの流れは止まらないと思いますけど。本来野球というのは、頭を使わないと出来ない競技なんですよ。でもそれが違ってきているのは、どうも気持ち悪くて。ベースボールがそうじゃなくなっているのは、危機感を持っている人がいると思うんですよね。日本の野球は頭を使う面白い野球であってほしいと思います。アメリカの野球を追随する必要はないと思うので。アメリカの野球の流れは変わらないと思うので、せめて日本の野球は大切にしなきゃいけないものを大切にしてほしいと思います。

繊細な日本野球

礼儀を重んじ、丁寧なプレーをする日本の少年野球は、その後の伸びしろが少ないなど、もっと伸び伸びとプレーさせるべきだなどと、海外の野球との比較の中で、批判されることが多いようだが、もっともっと日本の野球は自信を持っていいのではないかとイチロー選手の言葉を聞いて思った、とNHKラジオに出ていた野球解説者は言っていました。

日本野球には日本人ならでは良さがある

日本野球の繊細さ。それは力と力の激突のようなアメリカ大リーグの野球にはない良さではないか。日本野球には日本野球にしかない良さがある。そういうことを思わされたインタビューだったとこの野球解説者は言っています。

アメリカがスタンダードである必要はない

野球においてさえ、必ずしもアメリカ大リーグをスタンダードにする必要はない。日本人として、アメリカ大リーグに対して、このように堂々と意見することができるイチロー選手は素晴らしいと思いました。彼にはその裏付けがあるということでしょう。何か日本人はアメリカや他の国をスタンダードにしてしまうところがありますが、これからは世界に対して、世界が当然だと思っている基準に対して、そうではないと堂々と主張できる、そういう実績と裏づけと自信を持つことが求められていると思いました。

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の文化、伝統、歴史、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開く時、そこに古くて新しい発見があることでしょう。

新約聖書 使徒行伝 4章32~37節

信じた者の群れは、心を一つにし思いを一つにして、だれひとりその持ち物を自分のものだと主張する者がなく、いっさいの物を共有にしていた。使徒たちは主イエスの復活について、非常に力強くあかしをした。

そして大きなめぐみが、彼ら一同に注がれた。彼らの中に乏しい者は、ひとりもいなかった。地所や家屋を持っている人たちは、それを売り、売った物の代金をもってきて、使徒たちの足もとに置いた。そしてそれぞれの必要に応じて、だれにでも分け与えられた。

クプロ生れのレビ人で、使徒たちにバルナバ(「慰めの子」との意)と呼ばれていたヨセフは、自分の所有する畑を売り、その代金をもってきて、使徒たちの足もとに置いた。

いっさいの物を共有にしていた

まさに今目の前で旧約聖書に預言されてきたことが起っている。そして、自分たちこそがその当事者となっている。そういう思いは、他のことはもうどうでも良いというような熱狂的な思いにもなるかもしれません。彼らは一切の財産を手放して、共同生活を始めるようになったということが記されているのでしょうか。イスラエル民族の中で、宗教行事を担当するレビ人のヨセフという人でさえも、自分の財産を売って、その代金を使徒たちのところに持ってきたことが記されています。イエスの弟子たちの群れはこのような情熱を持ち、人数も増え、一つの大きなうねりとなっていたことが窺えます。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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