【日本とイスラエル】イスラム教

日本とイスラエルに関連する内容について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。

モーセの律法とイスラム教

7世紀初頭、ムハンマドはイスラム教を興したが、彼らの宗教の聖者たちはモーセやエリヤなど全て聖書の英雄であり、またその信仰の基本はモーセの律法をイスラム教徒たちの性質、気質、信仰に合致させたものである。

世界三大宗教

これほどモーセの律法の基本というものは全世界に広がっているのである。今日においても「世界三大宗教」と言われる時、それは二十億人の信者を持つキリスト教、十億人の信者を持つイスラム教など巨大宗教と共にモーセの律法を基盤とする、信者数わずかに一千万人のユダヤ教が挙げられる。

キリスト教とイスラム教を生み出した母体

それはこのユダヤ教こそがキリスト教とイスラム教を生み出した母体だからである。つまり、全地球の半数以上の人々が信じる宗教の土台には、流浪し、迫害されてきた小さな三つの部族(ユダ、ベニヤミン、レビ)の宗教であった「モーセの律法」が存在するのである。

巨大なその影響力

バビロニアに捕囚された人々の子孫がモーセの律法の基本精神を周辺の人々に伝えることにより残した影響はこれほど巨大なものであったのである。彼らはその信仰の基礎を受け入れただけでなく、キリスト教の創始者、ナザレのユダヤ人イエスや、イスラム教の預言者、アラブ人ムハンマドなどの宗教指導者たちを生み出してきたのである。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の文化、伝統、歴史、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開く時、そこに古くて新しい発見があることでしょう。

新約聖書 使徒行伝 4章23~31節

ふたりはゆるされてから、仲間の者たちのところに帰って、祭司長たちや長老たちが言ったいっさいのことを報告した。一同はこれを聞くと、口をそろえて、神にむかい声をあげて言った、「天と地と海と、その中のすべてのものとの造りぬしなる主よ。あなたは、わたしたちの先祖、あなたの僕ダビデの口をとおして、聖霊によって、こう仰せになりました、

『なぜ、異邦人らは、騒ぎ立ち、もろもろの民は、むなしいことを図り、地上の王たちは、党を組んで、主とそのキリストとに逆らったのか』。

まことに、ヘロデとポンテオ・ピラトとは、異邦人らやイスラエルの民と一緒になって、この都に集まり、あなたから油を注がれた聖なる僕イエスに逆らい、み手とみ旨とによって、あらかじめ定められていたことを、なし遂げたのです。

主よ、いま、彼らの脅迫に目をとめ、僕たちに、思い切って大胆に御言葉を語らせて下さい。そしてみ手を伸ばしていやしをなし、聖なる僕イエスの名によって、しるしと奇跡とを行わせて下さい」。

彼らが祈り終えると、その集まっていた場所が揺れ動き、一同は聖霊に満たされて、大胆に神の言を語り出した。

一同は聖霊に満たされた

彼らはペテロとヨハネの報告を聞き、旧約聖書の言葉どおりのことが起っていると確信したのではないでしょうか。彼らはますます大胆に御言葉を語らせて下さいと神に祈りました。彼らもまた人間中心ではなく、神中心に判断し、行動していることが分かります。「御言葉」とはイエスの教えを指して言っているのかもしれません。それは自己中心、人間中心を退け、神に立ち帰り、神を中心にして生きる幸いのことではないでしょうか。すると、地震が起こり、一同は聖霊に満たされたとあります。間違いない。これは神の働きだと確信したということかもしれません。彼らは大胆に神の言を語り出した。つまり、この脅迫により、むしろ彼らの確信は強められ、神に立ち帰るようにと語り出したということではないでしょうか。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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