【日本とイスラエル】ユダヤ神秘主義カバラー

日本とイスラエルに関連する内容について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。

カバラー

タルムードと並行して、これら三部族の子孫は神秘主義であるカバラー思想を発展させた。カバラーとは理性を超越した世界に基礎を置く一連のシンボル体系によって、神の存在、創造の業、人の魂の根源などを知ろうとする世界である。

秘密の保持者

タルムードが完成する以前から、何世代にも渡って、まるでイスラエルの知恵の炎のように、神秘主義の火は燃え続けてきた。タルムードは神秘主義のことを「メルカバーに下った人々」「秘密の保持者」「信仰の人々」などと呼び、より後代の人々は「啓発された人々」「知恵のある人々」などと呼んだ。

ゾハルの書

この神秘主義思想はユダヤ民族の中の選ばれたごく少数の人々により、今日に至るまで代々に渡って秘密裡に伝承されてきた。しかし、この神秘主義がいつ始まり、またどのようにまとめられてきたのか、またこの思想を作り出してきた最初の人々は誰なのか、などについては謎に包まれている。そのうちに神秘主義の最も権威ある書とされる『ゾハルの書』が書かれたのである。

キリスト教の隠された側面を実証するもの

13世紀キリスト教徒の賢者らはカバラーの存在をユダヤ人改宗者から教えられ、強い興味を持った。15世紀には数多くのキリスト教徒グループがカバラーを学び、ついには、カバラー神秘主義はキリスト教の隠された側面を実証するものであると主張し、それを証明しようと試みる人々まで現れた。

失われた人間の真実で根源的な顕れ

このカバラーの持つ根源的な知恵はキリスト教賢者らを驚かせ、事実18世紀末に至るまでの300年間、彼らは間断なくカバラーを研究し続けた。彼らがカバラーの中に発見したのは、すでに失われてしまった人間の、真実で根源的な顕れなのである。

学び続けられるユダヤ神秘主義

彼らはカバラー伝承の一部やゾハルの書を、その時代の賢者の言語であったラテン語に翻訳した。さらに彼らはカバラーを彼らの世界観と信仰に合わせて変化させて、今日に至るまでユダヤ人同様、キリスト教賢者らも、それを公然と、また密かに学び続けているのである。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の文化、伝統、歴史、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開く時、そこに古くて新しい発見があることでしょう。

新約聖書 使徒行伝 4章15~22節

そこで、ふたりに議会から退場するように命じてから、互に協議をつづけて言った、「あの人たちを、どうしたらよかろうか。彼らによって著しいしるしが行われたことは、エルサレムの住民全体に知れわたっているので、否定しようもない。ただ、これ以上このことが民衆の間にひろまらないように、今後はこの名によって、いっさいだれにも語ってはいけないと、おどしてやろうではないか」。

そこで、ふたりを呼び入れて、イエスの名によって語ることも説くことも、いっさい相成らぬと言いわたした。ペテロとヨハネとは、これに対して言った、「神に聞き従うよりも、あなたがたに聞き従う方が、神の前に正しいかどうか、判断してもらいたい。わたしたちとしては、自分の見たこと聞いたことを、語らないわけにはいかない」。

そこで、彼らはふたりを更におどしたうえ、ゆるしてやった。みんなの者が、この出来事のために、神をあがめていたので、その人々の手前、ふたりを罰するすべがなかったからである。そのしるしによっていやされたのは、四十歳あまりの人であった。

神の前に正しいかどうか

ペテロとヨハネはユダヤ議会のおもだった人々のおどしにも屈しませんでした。彼らの行動の基準は人間ではなく、神であったということが分かります。自己中心、人間中心を退けて、神に立ち帰り、神を中心に生きるとはどういうことなのかということが分かります。そして、彼らのゆえに多くの人々が神をあがめるようになったことも分かります。大切なことは宗教ではなく、神をあがめるようになることです。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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