【日本人と日本文化】皇室をもつ日本人の僥倖

「高校生のためのおもしろ歴史教室」というウェブサイトの「殷・周の易姓革命」という項に石平著「私はなぜ『中国』を捨てたか」(2009年ワック株式会社)からの文章が紹介されていましたので、引用させていただきます。

私はなぜ「中国」を捨てたか

もちろん、皇室の永続性は皇室だけのためにあるのではない。まさに、万世一系の皇室があるからこそ、日本はわが中国がかつて経験したような「易姓革命」という名の王朝交代を必要としないのである。それゆえ日本民族は、わが中国の祖先たちが王朝交代のたびに体験しなければならなかった、長期間の戦争と動乱と殺戮の悲運を免れているのである。 そして、日本民族が存亡の危機に瀕した時、かけがえのない救世主としての役割を果たしてきた。

日本を救った天皇

日本が西欧列強の植民地になるかもしれない危機を救った明治維新は、まさに天皇の錦旗を掲げた「王政復古」であった。大東亜戦争の終戦の時、昭和天皇による詔勅一つで出口のない戦争状態が収拾され、「万世の太平」が開かれたのである。超越的な存在としての無私無欲の皇室を持つことは、まさに日本民族の幸運であり、日本歴史の僥倖なのであろう。

最大の幸せ

中国人の私は羨ましい思いで日本の歴史を眺めつつ、一人の「愛日主義者」として日本の皇室の天地長久と、日本民族の永遠の繁栄を願いたい気持ちである。そして、今から思えば、皇室の存在を含めた素晴らしい伝統を持つこの美しい日本に来たことは、まさに私の人生にとって、最大の幸運と僥倖であった。

日本に来て良かった!

この日本こそ、多くの心の受難を体験してきた私の魂がたどり着いた安心立命の地である。もし、古人に倣って「遺偈」でも書くとすれば、詩才のない私は現代の普通の日本語で、次の一言だけを言い残したい。「この日本に来て良かった!」(サイトからの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の文化、伝統、風習、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開く時、そこに古くて新しい発見があることでしょう。

新約聖書 使徒行伝 7章44~53節

わたしたちの先祖には、荒野にあかしの幕屋があった。それは、見たままの型にしたがって造るようにと、モーセに語ったかたのご命令どおりに造ったものである。

この幕屋は、わたしたちの先祖が、ヨシュアに率いられ、神によって諸民族を彼らの前から追い払い、その所領をのり取ったときに、そこに持ち込まれ、次々に受け継がれて、ダビデの時代に及んだものである。

ダビデは、神の恵みをこうむり、そして、ヤコブの神のために宮を造営したいと願った。けれども、じっさいにその宮を建てたのは、ソロモンであった。しかし、いと高き者は、手で造った家の内にはお住みにならない。

預言者が言っているとおりである、『主が仰せられる、どんな家をわたしのために建てるのか。わたしのいこいの場所は、どれか。天はわたしの王座、地はわたしの足台である。これは皆わたしの手が造ったものではないか』。

ああ、強情で、心にも耳にも割礼のない人たちよ。あなたがたは、いつも聖霊に逆らっている。それは、あなたがたの先祖たちと同じである。いったい、あなたがたの先祖が迫害しなかった預言者が、ひとりでもいたか。

彼らは正しいかたの来ることを予告した人たちを殺し、今やあなたがたは、その正しいかたを裏切る者、また殺す者となった。あなたがたは、御使たちによって伝えられた律法を受けたのに、それを守ることをしなかった」。

ああ、強情で、心にも耳にも割礼のない人たちよ

これは大祭司の前に訴えられたステパノの言葉の続きです。ステパノはユダヤ人であれば誰もが知っている旧約聖書に記されたイスラエル民族の歴史を語り、イスラエルは常に神に逆らってきたと主張しました。自己中心、人間中心を退け、神に立ち帰り、神を中心にして生きるとはどういうことかを体験したステパノがイスラエル民族の歴史を今一度見た時、それは神への反逆の連続であったことが分かったのだと思います。大切なことは、ユダヤ教という宗教に熱心になることではなく、神に立ち帰って生きることだということが分かったのだと思います。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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