藤原正彦著「日本人の誇り」から一部を抜粋してご紹介しています。ぜひ、本書を手に取って、全文を読んでみてください。
日本人がすべきこと
日本人が祖国への誇りを取り戻すための具体的な筋道は何でしょうか。日本人は「敗戦国」をいまだに引きずり小さくなっています。WGIP(罪意識扶植計画)で植えつけられた罪悪感を払拭することです。そして作為的になされた「歴史の断絶」を回復することです。
第一にすべきこと
すなわち、「誇り」を回復するための必然的第一歩は、戦勝国の復讐劇にすぎない東京裁判の断固たる否定でなければなりません。そして日本の百年戦争がもたらした、世界史に残る大殊勲をしっかり胸に刻むことです。
第二にすべきこと
その上で第二は、アメリカに押しつけられた、日本弱体化のための憲法を廃棄し、新たに、日本人の、日本人による日本人のための憲法を作り上げることです。現憲法の「前文」において国家の生存が他国に委ねられているからです。独立国でなくなっているからです。そして自衛隊は明らかな憲法違反であり、「自衛隊は軍隊ではない」という子供にも説明できぬ嘘を採用しなければならなくなっているからです。
嘘を取り除く
国家の主柱たる憲法に嘘があるからです。「嘘があってもいいではないか。戦後の経済発展は軍備に金をかけず経済だけに注力したからではないか」という人もいます。これも真っ赤な嘘です。戦前のドイツ、日本、戦後の韓国や台湾、近年の中国など、毎年GDP比10%、あるいはそれ以上の軍備拡大をしながら目覚ましい経済発展を遂げたからです。軍備拡大とはある意味で景気刺激策とも言えますから、むしろ当然なのです。
自らの国は自らで守る
次いで第三は、自らの国を自らで守ることを決意して実行することです。他国に守ってもらう、というのは属国の定義と言ってよいものです。屈辱的状況にあっては誇りも何もないからです。少なくとも一定期間、自らの力で自国を守るだけの強力な軍事力を持った上で、アメリカとの対等で強固な同盟を結ばねばなりません。日米中正三角形論などという戯言に惑わされてはいけないのです。この三つがなされ、日本の心髄とも言える美意識と独立自尊が取り戻されて初めて、ペリー来航以来の百年戦争が真の終結を見るのです。(本からの引用は以上です。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の文化、伝統、歴史、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開く時、そこに古くて新しい発見があることでしょう。
新約聖書 使徒行伝 7章1~8節
大祭司は「そのとおりか」と尋ねた。そこで、ステパノが言った、「兄弟たち、父たちよ、お聞き下さい。わたしたちの父祖アブラハムが、カランに住む前、まだメソポタミヤにいたとき、栄光の神が彼に現れて仰せになった、『あなたの土地と親族から離れて、あなたにさし示す地に行きなさい』。
そこで、アブラハムはカルデヤ人の地を出て、カランに住んだ。そして、彼の父が死んだのち、神は彼をそこから、今あなたがたの住んでいるこの地に移住させたが、そこでは、遺産となるものは何一つ、一歩の幅の土地すらも、与えられなかった。ただ、その地を所領として授けようとの約束を、彼と、そして彼にはまだ子がなかったのに、その子孫とに与えられたのである。
神はこう仰せになった、『彼の子孫は他国に身を寄せるであろう。そして、そこで四百年のあいだ、奴隷にされて虐待を受けるであろう』。それから、さらに仰せになった、『彼らを奴隷にする国民を、わたしはさばくであろう。その後、彼らはそこからのがれ出て、この場所でわたしを礼拝するであろう』。
こうして、彼はイサクの父となり、これに八日目に割礼を施し、それから、イサクはヤコブの父となり、ヤコブは十二人の族長たちの父となった。
イスラエルの歴史
ステパノが語っているのは旧約聖書にも記されているアブラハムから始まるイスラエルの歴史である。それは神がアブラハムを選び、導き、やがてアブラハムからイサク、やがてイスラエルと改名するヤコブ、そしてヤコブからイスラエル12支族の始祖となるイスラエルの12人の子供達が生まれたというイスラエル民族の歴史である。それは歴史の記録であり、決して教えや宗教ではない。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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