【日本人と日本文化】教育勅語廃止の弊害

「高校生のためのおもしろ歴史教室」というサイトに 「決定版・日本史」渡部昇一著 の文章が紹介されていました。ご紹介いたします。

教育勅語の評判

教育勅語は先の大戦で日本が負けてからもその廃止を求める声は出なかった。というのは、アメリカ人から見ても、その内容におかしな点は一つもなかったからである。事実、教育勅語ができたときは、日本政府がキリスト教とは違う新たな宗教的な教義をつくるのではないかという疑念が外国から出るのを恐れて、勅語を英訳、仏訳、独訳、ロシア訳、漢訳にして世界中に配っている。それでもどからも反論がなく、むしろ評判がよかったのである。

戦後なぜ廃止されたのか

では、戦後なぜ教育勅語が廃止されたかといえば、戦後の日本の進歩的文化人の中に、教育勅語を残しておくと軍国主義に戻る恐れがあると占領軍に告げ口をした者がいたためである。日本人がそういうのならば、ということで、占領軍が勅語の禁止をにおわせ(命じられたわけではない)、日本の衆参両院が廃止・失効を可決したのである。

その弊害

しかし、教育勅語を廃止した影響は極めて大きいといわざるを得ない。それによって日常道徳の拠り所となるものが否定されてしまった。極論すれば、現在の日本の風紀の乱れ、親殺し、子殺しの原因に教育勅語の廃止があると言っても過言ではないのである。(サイトからの引用は以上です。)

神中心の理念

自己中心、人間中心を退け、神に立ち帰り、神を中心にして生きる神の国。これが救いだとイエスは教えましたが、教育勅語にはその理念があったのだと思います。教育勅語を失うことによって、日本人が太古の昔から大切にしてきた神の国を失い、急速に人間中心、自己中心に向かっています。今こそ神に立ち帰らなければなりません。

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書こそ日本人の文化、伝統、習慣、国民性、価値観のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開く時、そこに日本人の心を見出すことができるでしょう。

新約聖書 使徒行伝 11章19~26節

さて、ステパノのことで起った迫害のために散らされた人々は、ピニケ、クプロ、アンテオケまでも進んで行ったが、ユダヤ人以外の者には、だれにも御言を語っていなかった。

ところが、その中に数人のクプロ人とクレネ人がいて、アンテオケに行ってからギリシヤ人にも呼びかけ、主イエスを宣べ伝えていた。そして、主のみ手が彼らと共にあったため、信じて主に帰依するものの数が多かった。

このうわさがエルサレムにある教会に伝わってきたので、教会はバルナバをアンテオケにつかわした。彼は、そこに着いて、神のめぐみを見てよろこび、主に対する信仰を揺るがない心で持ちつづけるようにと、みんなの者を励ました。彼は聖霊と信仰とに満ちた立派な人であったからである。

こうして主に加わる人々が、大ぜいになった。そこでバルナバはサウロを捜しにタルソへ出かけて行き、彼を見つけたうえ、アンテオケに連れて帰った。ふたりは、まる一年、ともどもに教会で集まりをし、大ぜいの人々を教えた。このアンテオケで初めて、弟子たちがクリスチャンと呼ばれるようになった。

異邦人の間に広がって行くイエスの教え

当初、ユダヤ人の弟子たちは予期していませんでしたが、イエスの教えは異邦人の間にも広がっていったと記されています。バルナバはアンテオケに行って、その様子を目の当たりにしたのでしょう。バルナバが考えたことは、サウロを指導者として連れて来ることでした。サウロはユダヤ人の習慣にとらわれない人だったからかもしれません。こうして、アンテオケという所で、ユダヤ人ではない人々の集まりが形成されていくことになったと聖書には記されています。彼らはクリスチャンと呼ばれたということです。ユダヤ的な習慣を持たない人々でした。やがて今日のキリスト教へと発展していくことになります。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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