2019年7月27日(土)~8月2日(金)沖縄本島・宮古島へ古代イスラエルの痕跡を巡る旅に行ってきました。詳しくは10月18日(金)タピ大でも講演させていただきますが、ブログでも少しレポートさせていただきます。 今日は十五夜とイスラエルの仮庵の祭りについて、瑞慶山道弘氏のブログからご紹介させていただきます。
7月15日と8月15日
沖縄では、旧暦の7月15日がお盆であるが、日本全国的には、8月15日に行なう地域も多い。不思議なことに、イスラエルが南北に分裂(北王国イスラエルと南王国ユダ)してからは、北王国イスラエルでは、1ヶ月遅れの8月15日に仮庵(かりいお)の祭りが行なわれていた(南王国ユダは7月15日)。このような日程も日本と同じである。
「(北王国の)ヤロブアムは(南王国)ユダにある祭りにならって、第八の月の十五日に祭りを執り行い・・・」(列王記上12:32)
十五夜
沖縄では、旧暦の8月15日は、月見会の十五夜となっている。これも仮庵の祭りの名残と言える。昔イスラエル民族は、出エジプトの後、40年にわたって荒野を放浪した時に、仮小屋(仮庵)を建てながら、放浪生活を送った。仮庵の祭りは、このことを覚え、荒野の生活から、今日の生活に導かれたことを感謝する祭りである。そこでは仮小屋(仮庵)が設置され、家族・親族がその中で過ごし、満月を眺めながら、エジプトの奴隷生活や荒野の放浪生活から解放して下さった神に感謝し、盛大に祝った。
「あなたたちは7日の間、仮庵に住まねばならない。……これは、わたしがイスラエルの人々をエジプトの国から導き出したとき、彼らを仮庵に住ませたことを、あなたたちの代々の人々が知るためである。」(レビ23:42-43)。
沖縄の十五夜
沖縄でも伝統的には、やぐら(十五夜ユカニ)が作られ、家族・親族が集い、「中秋の名月」を眺めながら十五夜を過ごした。
またこの仮庵の祭りは、収穫祭でもある。
「あなたたちが農作物を収穫するときは、七日の間主の祭りを祝いなさい」(レビ23:39)
仮庵の祭りでは、収穫された農作物を、収穫の神に捧げ、感謝し、豊作を祈った。その収穫に対する感謝と豊作祈願は、多くのゲストを招いて、食事を分かち合うことによってなされた。神の恵みは分かち合えば、さらに与えられるという信仰からである。
沖縄の豊年祭
沖縄も十五夜は豊年祭である。今年の収穫を感謝し、その時期の成り物を供え、それを皆で分かち合いながら、翌年の豊作を祈願するのである。宮古島では、狩俣、砂川(うるか)、野原(のばる)などの地域で、十五夜の豊年祭が盛大に祝われる。
マイム・マイム
そして仮庵の祭りのもう一つの目的は、世界中に雨がもたらされるように祈ることである。フォークダンスなどで良く使われる「マイム・マイム」の曲は、実はユダヤの雨乞いの歌なのである(マイムは水の意味)。神に向かって、歌い、踊って、収穫を祈願するのである。
クイチャー
宮古島では、豊年祭の中で、クイチャーを歌い、皆で踊る。このクイチャーは、雨乞いの歌とも言われる。十五夜行事は、様々な点で、仮庵の祭りとそっくりなのである。(ブログからの引用は以上です。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書を読みましょう。聖書は沖縄、そして日本の文化、伝統、習慣、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の心を知るために聖書を読んでみてください。
新約聖書 使徒行伝 25章1~5節
さて、フェストは、任地に着いてから三日の後、カイザリヤからエルサレムに上ったところ、祭司長たちやユダヤ人の重立った者たちが、パウロを訴え出て、彼をエルサレムに呼び出すよう取り計らっていただきたいと、しきりに願った。彼らは途中で待ち伏せして、彼を殺す考えであった。
ところがフェストは、パウロがカイザリヤに監禁してあり、自分もすぐそこへ帰ることになっていると答え、そして言った、「では、もしあの男に何か不都合なことがあるなら、おまえたちのうちの有力者らが、わたしと一緒に下って行って、訴えるがよかろう」。
神に守られているパウロ
パウロがカイザリヤで監禁されてから二年が経っていました。ペリクスの後任であったフェストはパウロのことについてペリクスから何らかの引継ぎを受けていたのでしょう。エルサレムにやって来たフェストに祭司長たちやユダヤ人の重立った人たちはパウロを呼び出すようにしきりに願いましたが、フェストはそれを退けています。パウロはローマにもイエスの教えを伝える使命が神から与えられていたようです。その目的のために、神はパウロを守ったのではないでしょうか。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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