【日本とイスラエル】沖縄本島・宮古島レポート(16)お墓の造りと復活信仰

2019年7月27日(土)~8月2日(金)沖縄本島・宮古島へ古代イスラエルの痕跡を巡る旅に行ってきました。詳しくは10月18日(金)タピ大でも講演させていただきますが、ブログでも少しレポートさせていただきます。 今日はお墓の造りと復活信仰について、瑞慶山道弘氏のブログからご紹介させていただきます。

お墓の造りがよく似ている

沖縄のお墓は、非常にユダヤ的だと言われる。それは沖縄とイスラエルとでは、お墓の造りが同じだからである。洞窟をお墓として用いたり、あるいは岩壁に横穴を掘り、そこに遺体をおさめお墓とし、入り口をしっくいで塗って立派に仕上げている。

埋葬の仕方が似ている

また埋葬の仕方も、同じである。現在は、火葬が一般的になっているが、それ以前は、土葬なのである。それも遺体を土に埋めてしまうような土葬ではなく、遺体をそのまま洞窟内に安置する「洞窟葬」だったのである。

ユダヤ人の考え

ユダヤ人の考え方は、遺体はなるべく傷つけずに葬るのが原則である。それで火葬は、行なわない。昔の沖縄と同じように「洞窟葬」であり、入り口に封をし、遺体が自然に朽ち果てるようにしたのである。

聖書の記録

ユダヤ人の父祖アブラハムの奥さんのサラも、洞窟に葬られたと記されている。

アブラハムは、・・・・・・洞穴に妻のサラを葬った」(創世記23:19)。

またイエス・キリストも、十字架の死後、岩に掘った墓の中に葬られた。

「(イエスの)遺体を十字架から降ろして亜麻布で包み、まだだれも葬られたことのない、岩に掘った墓の中におさめた」(ルカ23:53)

復活の信仰

ユダヤ人が、洞窟葬にこだわる理由は「終わりの日の死者のよみがえり」を、信じているからだと言える。つまり、その時の死者のよみがえりに支障のないように、遺体を出来る限り傷つけないように扱うからである。

沖縄における復活信仰

実は、この沖縄にも「死者のよみがえり」の信仰があったと思われる。それは、16日祭(ジュウルクニチ)と言われるものが、残っているからである。この16日祭はグソー(後生=あの世)の正月と言われている。旧暦の1月16日に、ご馳走をもって、親族でお墓参りをし、皆で祈りをささげた後、お墓の前で持ってきたご馳走をいただくのである。この16日祭は、琉球国由来記(1713年)によれば、「死者のよみがえりの記念日」とされており、実はイエス・キリストがよみがえった日も、旧暦の1月16日なのである(「16日祭とイスラエルの初穂の祭り」を参照)。この16日祭(ジュウルクニチ)は、沖縄全体で、広く見られるが、宮古島では、特に盛大になされる。(ブログからの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は沖縄、日本の文化、伝統、習慣、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の原点を知るために聖書を読んでみてください。

新約聖書 使徒行伝 24章17~21節

さてわたしは、幾年ぶりかに帰ってきて、同胞に施しをし、また、供え物をしていました。そのとき、彼らはわたしが宮できよめを行っているのを見ただけであって、群衆もいず、騒動もなかったのです。

ところが、アジヤからきた数人のユダヤ人が――彼らが、わたしに対して、何かとがめ立てすることがあったなら、よろしく閣下の前にきて、訴えるべきでした。あるいは、何かわたしに不正なことがあったなら、わたしが議会の前に立っていた時、彼らみずから、それを指摘すべきでした。

ただ、わたしは、彼らの中に立って、『わたしは、死人のよみがえりのことで、きょう、あなたがたの前でさばきを受けているのだ』と叫んだだけのことです」。

パウロの弁明

ローマの総督ペリクスの法廷におけるパウロの弁明の続きです。テルテロが訴えるような騒動も、宮を汚すということもなかったことをパウロは説明しています。敢て言うなら、死者の復活というパウロの神学的な発言によって、パリサイ派のユダヤ人とサドカイ派のユダヤ人の間で論争が起ったことは事実だということでしょう。法廷で取り上げるべき問題があるとすれば、そのことくらいであって、従来のユダヤ教の主張とパウロが違う主張をし、その影響が大きく広がっていこうとしている中で、ユダヤ教のおもだった人々はそれを問題だと感じていたというのが本質ですが、それは決して不正ではなく、本来、ユダヤ教のおもだった人々のみならず、すべての人が神の前に考えなければならない問題であり、宗教とは切り離して考えるべき問題だと思います。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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