【日本とイスラエル】沖縄本島・宮古島レポート(12)水の清め

2019年7月27日(土)~8月2日(金)沖縄本島・宮古島へ古代イスラエルの痕跡を巡る旅に行ってきました。詳しくは10月18日(金)タピ大でも講演させていただきますが、ブログでも少しレポートさせていただきます。 今日は水の清めについて、瑞慶山道弘氏のブログからご紹介させていただきます。

水による清め

神事の前に、清めのために海やお風呂で、体を洗い清める神人(カミンチュ)やユタも多い。この「水で清める」という行為は、実際に体の清潔を保ち、同時に心も洗って清めるという意味がある。神道でも、川や池などで、禊ぎ(みそぎ:汚れをはらい清めること)を行なう。水は、神道においても、清めのために使われる。

イスラエルでも水で清める

今日のイスラエルの拝所にも、その入り口には必ず手を洗い清める場所がある。古代イスラエルの神殿や幕屋(移動式の簡易神殿)には、清らかな水が用意された「洗盤」があり、人々は参拝する前に、そこで手や足を洗って、清めをしたのである。

洗盤を臨在の幕屋と祭壇の間に据え、それに清めの水を入れた。その水でモーセ、アロンおよびその子らは、自分の手足を清めた。彼らが臨在の幕屋に入るとき、あるいは、祭壇に捧げ物を捧げるときは、水で清めるのを常とした。」(出エジプト40:30-32)

手水舎のルーツ

この「洗盤」こそ、神社の「手水舎(ちょうずや)」のルーツとも言われている。神社の参拝者は、この手水舎で手を洗い、口をすすぎ、身を清めてから参拝するのである。実は神社のルーツこそが、イスラエルの幕屋だと言われており、手水舎(ちょうずや)だけでなく、前庭、拝殿、本殿という神社の構造全体が、イスラエルの幕屋とそっくりなのである(「古代出雲イスラエル王国の謎」小石豊著)。

宮古島の張水御嶽

神社と同じように、手水舎(ちょうずや)が設置されている御嶽も見かける。手水舎がなくても、神人(カミンチュ)やユタは、御嶽(ウタキ)で御願(ウガン)をするときには、持参した水で手足を洗い、身を清め(同時に心も洗い清め)てから御願(ウガン)をするのである。 ・・・ 宮古島の張水御嶽には、手水舎が設置されている 。(冒頭の写真は宮古島の張水御嶽。正面左手に手水舎がある。) さらに神社と同じように拝殿、本殿もある。

禊ぎ(みそぎ)

ユダヤに精通している聖書解説家の久保有政氏は、著書「神道の中のユダヤ文化」の中で、ヘブル語の「ミソグ」には、分別・聖別の意味があり、神道用語の「ミソギ」はそこからきた言葉のように思えると語っている。 (ブログからの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は沖縄人、日本人の文化、伝統、習慣、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の心の原点を知るために聖書を開いてみてください。

新約聖書 使徒行伝 23章23~30節

それから彼は、百卒長ふたりを呼んで言った、「歩兵二百名、騎兵七十名、槍兵二百名を、カイザリヤに向け出発できるように、今夜九時までに用意せよ。また、パウロを乗せるために馬を用意して、彼を総督ペリクスのもとへ無事に連れて行け」。

さらに彼は、次のような文面の手紙を書いた。

「クラウデオ・ルシヤ、つつしんで総督ペリクス閣下の平安を祈ります。本人のパウロが、ユダヤ人らに捕えられ、まさに殺されようとしていたのを、彼のローマ市民であることを知ったので、わたしは兵卒たちを率いて行って、彼を救い出しました。それから、彼が訴えられた理由を知ろうと思い、彼を議会に連れて行きました。ところが、彼はユダヤ人の律法の問題で訴えられたものであり、なんら死刑または投獄に当る罪のないことがわかりました。しかし、この人に対して陰謀がめぐらされているとの報告がありましたので、わたしは取りあえず、彼を閣下のもとにお送りすることにし、訴える者たちには、閣下の前で、彼に対する申立てをするようにと、命じておきました」。

パウロをローマの法廷に送る

パウロを殺害の陰謀から守り、訴えられている事実について、法廷で正しい判決ができるように千卒長はパウロを総督ペリクスのもとへ送り出すことにしました。パウロを殺そうとする陰謀から、神はこのようにして守ることができることを思います。こうして神を中心にして生き、神から与えられている使命を果たす。それが私たち人間の生きる目的ではないでしょうか。神を中心にし、与えられた使命に力を集中する。それが日本人の強さではなかったでしょうか。

いかがでしたか

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目次
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二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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