第二次大戦の本質は何であったかを研究する者にとってウェデマイヤー将軍の回想録は重要な内容を含んでいると藤井厳喜氏は指摘しています。「日米戦争を起こしたのは誰か~ルーズベルトの罪状・フーバー大統領回顧録を論ず」からご紹介いたします。
ルーズベルトの謀略
日本軍にハワイのパール・ハーバーを奇襲させた事は、ルーズベルト大統領にとっては、彼の謀略の大成功であった。既に多くの歴史家が第一次資料を駆使してルーズベルトの謀略について実証しているので多くを述べる必要はないだろう。ウェデマイヤー大将は明確に「日本の真珠湾攻撃は、アメリカによって計画的に挑発されたものであるという事実」を認めている。
一点の疑いの余地もない
一九四一年一一月二五日ルーズベルトは側近を集め「日本は来週月曜までにアメリカを攻撃するものと思う」と述べ、翌一一月二六日にはいわゆるハル・ノートが日本側に手交されている。戦後設立された米国議会の上下両院合同の真珠湾事件調査委員会での多くの証言は、ルーズベルトが日本軍の奇襲を待ちかねていたことを充分に立証していて、一点の疑いの余地もない。
一人の海軍将校の証言
事実、真珠湾査問会の公聴会の席上、ホーマー・ファーグソン上院議員に喚問された一人の青年海軍将校は、次の事実を証言している。すなわち、一二月六日(日本時間の七日)夜、ホワイト・ハウスにおいて、彼の面前で、ルーズベルトとホプキンズ大統領顧問は、日本の戦争電報を読んだ。ホプキンズが予防措置をとるように主張したとき、ルーズベルトは「その要なし」と答え、「民主主義のためにはりっぱな記録を残すよう事態の進展を待たねばならない」と語ったというのである。(上巻五〇-五一頁)
ウェデマイヤーの非難
ウェデマイヤーはもちろん、ルーズベルトがアメリカ国民を欺き、さらに真珠湾で三五〇〇人の将兵の命を犠牲にした責任を厳しく追及する。
・・・そのやり方は、他の国のどの独裁者にも負けないくらい巧妙であった。・・・アメリカ国民をヨーロッパ戦争には巻き込まないという、ルーズベルトの選挙公約を信じて、彼をアメリカ大統領に選んだ多数の選挙民の意志と希望を踏みにじるものであった。(上巻四二頁)
ウェデマイヤーは軍人であるから、特にルーズベルトが事前に日本の奇襲攻撃を知っていながら、国民に警告せず、パール・ハーバーで軍人を見殺しにしたことを強く非難している。
米国民の中の賢明な中立主義
つまりウェデマイヤーからすれば、ルーズベルトは彼のイギリス好き、ソ連への好意、ドイツ嫌い、日本嫌いのゆえに、客観的なアメリカの国益を全く見失ってしまったのである。アメリカ国民は一九四〇年代の大統領選挙でルーズベルトの三選を支持したが、それはルーズベルトがすでにヨーロッパで始まっていた戦争にアメリカを介入させないと国民に公約していたからである。
日米戦争は十分に回避可能であった
一九四一年の日本国が、米国民の中におけるこの賢明な中立主義を十分に理解せず、また利用もできなかったことは誠に千載に悔を残す結果となった。日本側に知恵があれば、日米戦争の回避は十分に可能であったのだ。(本からの引用は以上です。)
日本を正しく知る
感情論ではなく、良くも悪くも日本を正しく知る必要があります。私はこれまで教えられてきたほど日本は悪くないことを知りました。もちろん完全でもないでしょう。しかし、これからの日本の行くべき道を考える上で、まず正しい理解に立たなければなりません。そうでなければ、スタートラインに立つことさえできません。
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書はイスラエルの歴史とイスラエル民族に与えられた神の言葉ですが、それは古代日本にもたらされ、日本の文化、伝統、習慣、国民性に大きな影響を与えたと考えられます。キリスト教の教典としてではなく、日本人の心のルーツを知るために聖書を読んでみてください。
旧約聖書 創世記 5章6~14節
セツは百五歳になって、エノスを生んだ。セツはエノスを生んだ後、八百七年生きて、男子と女子を生んだ。セツの年は合わせて九百十二歳であった。そして彼は死んだ。
エノスは九十歳になって、カイナンを生んだ。エノスはカイナンを生んだ後、八百十五年生きて、男子と女子を生んだ。エノスの年は合わせて九百五歳であった。そして彼は死んだ。
カイナンは七十歳になって、マハラレルを生んだ。カイナンはマハラレルを生んだ後、八百四十年生きて、男子と女子を生んだ。カイナンの年は合わせて九百十歳であった。そして彼は死んだ。
人類の系図
アブラハム、セツに続く人類の系図が続きます。ここに名前が記されているのは、すべて長男であることが分かります。アダムとエバの長男はカインでしたが、カインは弟アベルを殺し、神の祝福の系図を引き継ぐことはできなかったのでしょう。神の祝福はアダムとエバの新たな子、セツの子孫、その長男が引き継いでいったということではないでしょうか。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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