【日本とイスラエル】神社のお神輿と古代イスラエルの契約の箱(4)

古代日本とイスラエルの関係について、久保有政氏のYouTube動画「神社のお神輿と古代イスラエルの契約の箱」からご紹介いたします。今日はその(4)です。

契約の箱とお神輿

契約の箱とお神輿は、大きさも大体同じであり、目的も同様であった。それは両方とも、移動式の神殿であった。中国にも朝鮮半島にも、このようなものはない。お神輿に似たものは、台湾やタイなどにもあるが、神の像を運ぶためのものであり、日本のお神輿とは似ていない。日本のお神輿もイスラエルの契約の箱も、神の像を運ばないのだ。両者とも「神は目に見えないおかた」と考え、神の像、偶像をつくらないのである。

契約の箱とお神輿の内部

契約の箱の内部には、古代イスラエルの「三種の神器」、すなわち十戒の石の板、マナの壺、アロンの杖が入っていた。日本のお神輿の中には、そのようなものは入っていない。しかし同様に神聖さを示すものが入っている。また日本にはやはり「三種の神器」を神聖視する風習がある。それは日本神道で最も聖なるものである。この点でも、両者の深い関連性を感じないではいられない。このように日本のお神輿は、細部に違いはあっても、もともと古代イスラエルの契約の箱をモデルにしたものであり、その記憶に基づくものに違いない。

エッサ

神社のお神輿をかつぐとき、担ぎ手たちは「エッサ!エッサ!」ということが多い。エッサとはどういう意味なのか。日本語としては、よくわからない。しかし以前、元・駐日イスラエル大使エリ・コーヘン氏がテレビに出演し、語っていたことだが、このエッサは、ヘブル(ヘブライ)語で「持ち運べ」の意味だという。・・・まさにお神輿の場面にピッタリ合っているではないか!(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は古代イスラエル系渡来人によって日本にもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 16章7~16節

主の使は荒野にある泉のほとり、すなわちシュルの道にある泉のほとりで、彼女に会い、そして言った、「サライのつかえめハガルよ、あなたはどこからきたのですか、またどこへ行くのですか」。彼女は言った、「わたしは女主人サライの顔を避けて逃げているのです」。

主の使は彼女に言った、「あなたは女主人のもとに帰って、その手に身を任せなさい」。主の使はまた彼女に言った、「わたしは大いにあなたの子孫を増して、数えきれないほどに多くしましょう」。

主の使はまた彼女に言った、「あなたは、みごもっています。あなたは男の子を産むでしょう。名をイシマエルと名づけなさい。主があなたの苦しみを聞かれたのです。彼は野ろばのような人となり、その手はすべての人に逆らい、すべての人の手は彼に逆らい、彼はすべての兄弟に敵して住むでしょう」。

そこで、ハガルは自分に語られた主の名を呼んで、「あなたはエル・ロイです」と言った。彼女が「ここでも、わたしを見ていられるかたのうしろを拝めたのか」と言ったことによる。それでその井戸は「ベエル・ラハイ・ロイ」と呼ばれた。これはカデシとベレデの間にある。

ハガルはアブラムに男の子を産んだ。アブラムはハガルが産んだ子の名をイシマエルと名づけた。ハガルがイシマエルをアブラムに産んだ時、アブラムは八十六歳であった。

主の名を呼んだハガル

ハガルはサライの奴隷でエジプト人の女性でした。アブラムの子を宿し、サライに苦しめられたので、ハガイはサライのもとを離れました。エジプトに帰ろうとしたのかもしれません。その途中の泉のほとりで休んでいたのでしょう。その時に神がハガルに語り掛けたという出来事が記されています。サライのもとに帰って、仕えなさいと神は言われたというのです。それはハガルにとって決して喜ばしいことではなかったでしょう。しかし、ハガルは自分の思いを退け、神に従うことを決心します。「エル・ロイ」とは、神は見ていてくださるという意味だそうです。ハガルは困難の中で、それでも見ていてくださる神を知ったのでしょう。ハガルは自己中心、人間中心を退け、神に立ち返り、神を中心にして生きることを選び取りました。「ベエル」とは井戸という意味で、生きて、見ていてくださる神の井戸と名づけました。たとえサライがどうであったとしても、またアブラムがどうであったとしても、イスラエル人であろうとなかろうと、神に立ち返って生きることは誰でもできる。いつでもできる。どのような状況でもできる。そのことを思わされます。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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