【日本とイスラエル】古事記と聖書(5)

日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「古事記と聖書」からご紹介いたします。

⑤意富斗能地(おおとのじ)・大斗乃弁(おおとのべ)(前回の続き)

・・・「じ」は男性、「べ」は女性の意味で、「と」は性器の象徴であると言われている。聖書では、創造第五日には魚などの海の生き物と、空の鳥たちが造られたと書かれている。雄と雌の生き物が造られて、その交配によって繁殖が始まったのだ。

⑥淤母陀琉(おもだる)・阿夜訶志古泥(あやかしこね)

・・・「おもだる」は、「完成した」の意味である。「あやかしこね」は「あやかしこし」という古い言葉と同じで、「言い表しようがないほどすばらしい」の意味だ。聖書でも、創造第六日には、陸上の動物と人間が造られて、そののち、「神はお造りになったすべてのものをご覧になった。見よ。それは非常によかった」と記されている。つまり、あやかしこね、と言ったわけである。

⑦伊邪那岐(いざなぎ)・伊邪那美(いざなみ)

・・・イザナギは男、イザナミは女で、夫婦である。彼らは結婚して夫婦となった。これは、まさに聖書でいう最初の人、最初の男女であるアダムとエバに対応している。アダムとエバは、創造第六日に造られたが、第七日からエデンの園で人生を始めている。つまりイザナギがアダム、イザナミはエバにあたる。

古事記と聖書

このように古事記の神世七代は、大筋において聖書の「天地創造の7日間」が元になっていることがわかる。細部に違いがあるが、これは何百年もの時間を経る中で、シルクロードの様々な神話が混入した結果であろう。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 24章54~61節

彼と従者たちは飲み食いして宿ったが、あくる朝彼らが起きた時、しもべは言った、「わたしを主人のもとに帰らせてください」。

リベカの兄と母とは言った、「娘は数日、少なくとも十日、わたしどもと共にいて、それから行かせましょう」。

しもべは彼らに言った、「主はわたしの道にさいわいを与えられましたから、わたしを引きとめずに、主人のもとに帰らせてください」。

彼らは言った、「娘を呼んで聞いてみましょう」。彼らはリベカを呼んで言った、「あなたはこの人と一緒に行きますか」。彼女は言った、「行きます」。

そこで彼らは妹リベカと、そのうばと、アブラハムのしもべと、その従者とを送り去らせた。彼らはリベカを祝福して彼女に言った、「妹よ、あなたは、ちよろずの人の母となれ。あなたの子孫はその敵の門を打ち取れ」。

リベカは立って侍女たちと共にらくだに乗り、その人に従って行った。しもべはリベカを連れて立ち去った。

彼女は言った、「行きます」。

親戚とは言え、まだ会ったことのない男性のところへ、それが神様の御心だということだけで嫁ぐ決心をしました。翌朝にはリベカを連れて行くというしもべに、10日間ほど一緒にいてからにして欲しいと言う兄と母の気持ちは良く分かります。しかし、それでもしもべの心は変わりませんでした。リベカに聞くと、「行きます」と答えたと記されています。しかし、ひと昔前まで、それは日本でも当たり前のことだったのかもしれません。神を中心とした生活を取り戻さなければなりません。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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