【日本とイスラエル】秦氏のルーツ(17)

日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「秦氏のルーツ:古代イスラエル、東方基督教との関係」からご紹介いたします。

お盆と古代東方キリスト教

じつは、お盆の風習も、どこから来たのかといえば、もともと古代イスラエル人や古代東方キリスト教徒の風習であった。多くの日本人は、お盆は仏教の風習と思っているが、シャカの原始仏教や小乗仏教に、お盆の風習はない。死者を弔うお盆の風習は、かつて中国で、景教徒(ネストリウス派キリスト教徒)たちの風習を見た大乗仏教徒が、それを取り入れ、仏教風に変えて始めたものである。

「出家」を説く仏教

中国は、日本と同様、先祖を大切にするお国柄である。ところが、中国に入った仏教は、「出家」を説くものだった。出家とは、家庭生活を離れ、妻や子との関係を断ち、先祖のことも思わず、ひとり修行に専念せよとするものである。かつてシャカ自身も、「死者にかかわってはいけない。葬式をするな」と教えたのである。そのため仏教は中国で、人々から「先祖を大切にしない外国の教え」と批判されていた。

死者を大切にした景教徒

そこにやって来たのが、東方キリスト教の一派・景教徒たちである。遠くペルシャのほうからやって来た景教徒たちは、635年に唐の時代の中国で布教許可をもらい、大々的に宣教活動をしていた。彼らはじつに死者を、生活と同様に大切にする人々だった。大秦景教流行中国碑には、彼らは「日に七度、生者と死者のために祈って」いたと書かれている。それほど死者のことを心にかけていた人々だった。そのために中国社会で大変歓迎されていた。

仮庵の祭

とくに景教徒は、夏には死者を弔う行事を行った。古代イスラエルでも、ユダヤ暦7月15日に仮庵の祭が行われ、これは北イスラエル王国では、1ヶ月遅れの8月15日に行われていた。その時都では、死者を弔う特別な祈りが捧げられ、また男女が二重、三重の輪をつくって踊る、盆踊りのようなことも行われていた。

日本にもたらされたお盆

中国に来た景教徒たちは、この古代イスラエルの伝統を受け継ぎ、同じ時期に死者を弔う特別な行事を行っていた。それが、仏教風の装いに変えられて中国仏教に取り入れられたのである。そしてのちに日本にも伝えられた。このようにお盆は、もともと仏教ではなく、古代東方キリスト教徒たちの風習であった。秦氏系の人々であった羊太夫を弔うために始まった山の文字焼きも、その風習から来たのである。(久保有政氏の解説からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 29章9~14節

ヤコブがなお彼らと語っている時に、ラケルは父の羊と一緒にきた。彼女は羊を飼っていたからである。ヤコブは母の兄ラバンの娘ラケルと母の兄ラバンの羊とを見た。そしてヤコブは進み寄って井戸の口から石をころがし、母の兄ラバンの羊に水を飲ませた。

ヤコブはラケルに口づけし、声をあげて泣いた。ヤコブはラケルに、自分がラケルの父のおいであり、リベカの子であることを告げたので、彼女は走って行って父に話した。

ラバンは妹の子ヤコブがきたという知らせを聞くとすぐ、走って行ってヤコブを迎え、これを抱いて口づけし、家に連れてきた。そこでヤコブはすべての事をラバンに話した。ラバンは彼に言った、「あなたはほんとうにわたしの骨肉です」。ヤコブは一か月の間彼と共にいた。

母の兄ラバンとその娘ラケルに会う

ヤコブにとって、初めて母の故郷に帰ってきたのでしょう。そこで母の兄ラバンとその娘ラケルと会った時のことが記されています。ヤコブは感極まり、声をあげて泣いたと記されています。実の兄エサウに命を狙われ、兄から避難するために母がラバンのところにしばらくいるようにと送り出し、その目的を見事に果たした安堵もあったでしょうし、また、自分と血のつながりのある人々に初めて会う感激もあったでしょう。また、ここにヤコブは心の安らぎを感じたのかもしれません。不安な状況ではありましたが、すべては神の守りと導きの中にあったということではないでしょうか。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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