【日本とイスラエル】神社と幕屋の類似(1)

日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「神道のルーツとユダヤ2」からご紹介いたします。

古代イスラエルの幕屋

紀元前15世紀、イスラエルの指導者モーセは、シナイ山で神に示された型に従い、「幕屋」をつくった。「幕屋」は、後のエルサレム神殿の原型となった礼拝所である。紀元前10世紀になって、ソロモン王はエルサレムに神殿をつくった。これは幕屋を大きくし、壮麗にしたものであった。しかし、基本的構造は幕屋と同じである。

拝殿と本殿

日本の神社の基本構造は、この古代イスラエル神殿、またその原型であった「幕屋」に非常によく似ている。たとえば、イスラエルの神殿と幕屋は、「聖所」と「至聖所」と呼ばれる2つの場所からなっていた。同様に日本の神社も、「拝殿」と「本殿」とからなっている。そしてこれら2つの場所の機能もよく似ている。一般の人々は神社の拝殿の前で祈る。拝殿の中には入ることができない。そこは神官と特別に許された人々のみが入る場所である。本殿は、一般の人々はもちろん入れないが、神官もそこに特別な時に入るのみである。

両者の共通点

同様に、古代イスラエルにおいても、聖所(拝殿)には祭司しか入ることができなかった。その奥の至聖所(本殿)は、大祭司が年に1度だけ、大贖罪日(ヨム・キップル)に入った。また日本の神社において、本殿は拝殿より一段高い所にある。そして両者はふつう階段で結ばれている。これは古代イスラエルの神殿でも同様であった。

聖書学者の意見

聖書学者によれば、ソロモンの神殿において至聖所は聖所より一段高い所にあり、その間には幅約2.7メートルの階段があったのだ。なお、日本の神社に類する建築物は、中国にも朝鮮半島にもない。東南アジアにもない。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 31章25~32節

ラバンはついにヤコブに追いついたが、ヤコブが山に天幕を張っていたので、ラバンも一族と共にギレアデの山に天幕を張った。

ラバンはヤコブに言った、「あなたはなんという事をしたのですか。あなたはわたしを欺いてわたしの娘たちをいくさのとりこのように引いて行きました。なぜあなたはわたしに告げずに、ひそかに逃げ去ってわたしを欺いたのですか。わたしは手鼓や琴で喜び歌ってあなたを送りだそうとしていたのに。なぜわたしの孫や娘にわたしが口づけするのを許さなかったのですか。あなたは愚かな事をしました。わたしはあなたがたに害を加える力をもっているが、あなたがたの父の神が昨夜わたしに告げて、『おまえは心して、ヤコブによしあしを言うな』と言われました。今あなたが逃げ出したのは父の家が非常に恋しくなったからでしょうが、なぜあなたはわたしの神を盗んだのですか」。

ヤコブはラバンに答えた、「たぶんあなたが娘たちをわたしから奪いとるだろうと思ってわたしは恐れたからです。だれの所にでもあなたの神が見つかったら、その者を生かしてはおきません。何かあなたの物がわたしのところにあるか、われわれの一族の前で、調べてみて、それをお取りください」。

ラケルが神を盗んだことをヤコブは知らなかったからである。

わたしは恐れた

なぜヤコブは黙ってラバンのもとを離れたのか。ラバンに問われて、恐れたからだとヤコブは答えています。父の家に帰る時が来たのは、神の時だと確信したからだと思いますが、黙って出て来たのは神に従ったのではなく、恐れからだったのかもしれません。結局、ラバンに追いつかれ、ラバンはヤコブに害を加える力があると言っていますが、それを止めたのは神の言葉であったことが分かります。しかも、ラバンの神はテラピム(天使?)の像でしたが、ヤコブの神、イサクの神、「あなたの神」のお告げがあったと言っています。ヤコブの神、イサクの神はイスラエルを導いた聖書の神であり、何かの宗教の神ではなく、天地万物の創造主であり、唯一の神です。日本人が太古の昔から崇めて来た神は、この神です。すべての宗教を超越し、今も生きて働いて、すべての世界を支配している神です。この神に従って生きることこそ、日本人本来の生き方であり、人間本来の生き方です。宗教の問題ではないのです。

いかがでしたか

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目次
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二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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