【日本とイスラエル】神社と幕屋の類似(11)賽銭箱、お守り、お神札

日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「神道のルーツとユダヤ2」からご紹介いたします。

賽銭箱

神社には賽銭箱が置かれている。古代イスラエルの神殿には、初期には賽銭箱はなかったが、のちに賽銭箱が置かれるようになった。紀元前9世紀、南王国ユダのヨシュア王の時代に、神殿に献金箱が置かれるようになったのである(旧約聖書第二歴代誌24章8節)。

お守り

神社では、携帯用の「お守り」が売られている。・・・この神社のお守りは、ユダヤ人が持つ「アミュレット」と呼ばれるお守り(護符)によく似ている。お守りは、聖書には記されていないが、古代から民間のユダヤ人の間には広くみられたものだ。日本の神社のお守りには、神の名が記されている。同様に、ユダヤ人の「アミュレット」にも、神の名や、聖書の言葉、呪文などが書かれている。

お神札

日本にはまた、昔から家屋の入口の上部に、神社からもらった「ご神札」を掲げる風習がある。厄を防ぎ、福を来たらせるためである。これにも、神の名が書いてある。同様の風習はユダヤ人にもある。「メズサ」という細長いおふだで、その中には、「聞け、イスラエル。ヤハウェは私たちの神、ヤハウェはただひとりである」(旧約聖書申命記6章4節)という聖書の言葉を書いた羊皮紙が入っている。それを家屋の入口の上部につけるのだ。ユダヤ人は出入りのたびに、そこに手をおいて祈る。これは旧約聖書にも命じられた風習であって(旧約聖書申命記6章9節)、モーセの時代以来のものだ。ユダヤ人の家庭にはどこも、このメズサがある。厄を防ぎ、福を来たらされるためである。・・・ユダヤ人は、日本の家屋の入口のお神札をみると、自分たちの風習と同じだ、と思うのである。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 34章1~7節

レアがヤコブに産んだ娘デナはその地の女たちに会おうと出かけて行ったが、その地のつかさ、ヒビびとハモルの子シケムが彼女を見て、引き入れ、これと寝てはずかしめた。彼は深くヤコブの娘デナを慕い、この娘を愛して、ねんごろに娘に語った。

シケムは父ハモルに言った、「この娘をわたしの妻にめとってください」。

さてヤコブはシケムが、娘デナを汚したことを聞いたけれども、その子らが家畜を連れて野にいたので、彼らの帰るまで黙っていた。シケムの父ハモルはヤコブと話し合おうと、ヤコブの所に出てきた。ヤコブの子らは野から帰り、この事を聞いて、悲しみ、かつ非常に怒った。シケムがヤコブの娘と寝て、イスラエルに愚かなことをしたためで、こんなことは、してはならぬ事だからである。

してはならぬ事

ヤコブ一族が滞在していたヒビびとの間では、このようなことは普通だったのでしょうか。しかし、それは単にデナをはずかしめただけでなく、イスラエルに愚かなことをしたとヤコブの子らは言っています。神を中心にして生きるヤコブ一族とヒビびととの倫理観の違いが見て取れるのではないでしょうか。このような感覚の違いは、常に神を意識して生活する人と、そうでない人との間では、顕著になるでしょう。大切なことは常に神を意識することです。それは私たちの生活のあらゆる領域に違いをもたらすこととなります。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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