【日本とイスラエル】初宮詣と塩

古代イスラエル人と日本との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「神道のルーツとユダヤ4:穢れ、罪の観念、清潔等について」からご紹介いたします。

初めての宮詣で

古代イスラエルでは、この産屋における静養期間のあとに、母親は子どもと共に初めて「宮詣で」をすることができた。日本神道の風習でも、お産の忌みの期間があけたのち、子どもを連れて「初宮詣」(初めての宮詣で)をすることができる。

子どもを抱くのは母親ではない

現在の日本では、初宮詣はふつう、男子の場合は生後32日目(または31日目)、女子の場合は生後33日目に行われることが多い。ただし神社に初宮詣をするとき、子どもを抱くのは母親ではない。母親以外の者——ふつう夫の母(姑)がこれを行なうのが古くからの習慣だ。

ユダヤにおいても同じ

ユダヤ人もそうである。ユダヤにおいても、初宮詣のときに子どもを抱くのは母親ではなく、別の者が抱くのが風習なのだ。このように月経や、産後の穢れの観念は、両者で何と似ていることだろうか。

いやな人に塩

日本人には昔、いやな人や、憎らしい人に塩をまくという風習があった。日本の時代劇などを見ていると、しばしば、嫌いな人が出ていったときに塩をまく場面が登場する。人が去ったあとに撒けば、それは「もう二度と来るな」ということである。・・・

同じ風習がユダヤにもある

ユダヤにも同じような風習がある。聖書には、「アビメレクはその日、一日中、町で戦い、この町を攻め取り・・・町を破壊して、そこに塩をまいた」(旧約聖書士師記9章45節)という記述がある。彼は征服し破壊した町に「塩をまいた」のだ。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 38章12~19節

日がたってシュアの娘ユダの妻は死んだ。その後、ユダは喪を終ってその友アドラムびとヒラと共にテムナに上り、自分の羊の毛を切る者のところへ行った。

時に、ひとりの人がタマルに告げて、「あなたのしゅうとが羊の毛を切るためにテムナに上って来る」と言ったので、彼女は寡婦の衣服を脱ぎすて、被衣で身をおおい隠して、テムナへ行く道のかたわらにあるエナイムの入口にすわっていた。彼女はシラが成人したのに、自分がその妻にされないのを知ったからである。

ユダは彼女を見たとき、彼女が顔をおおっていたため、遊女だと思い、道のかたわらで彼女に向かって言った、「さあ、あなたの所にはいらせておくれ」。彼はこの女がわが子の妻であることを知らなかったからである。

彼女は言った、「わたしの所にはいるために、何をくださいますか」。ユダは言った、「群れのうちのやぎの子をあなたにあげよう」。彼女は言った、「それをくださるまで、しるしをわたしにくださいますか」。

ユダは言った、「どんなしるしをあげようか」。彼女は言った、「あなたの印と紐と、あなたの手にあるつえとを」。彼はこれらを与えて彼女の所にはいった。彼女はユダによってみごもった。彼女は起きて去り、被衣を脱いで寡婦の衣服を着た。

ユダは喪を終って

ユダの妻が死んだ時、ユダは喪の期間を過ごしたことが記されています。日本にも喪の期間がありますが、それはイスラエルの風習から来たのでしょう。喪の期間を終えて、ユダは活動を開始していますので、それまでは喪に服していたと考えられます。そこでタマルが身を隠してユダに近づきます。タマルをそのままにしておくことは神の前に正しいことではありませんでした。ユダはそのままにしようと思っていたのかもしれませんが、タマルは行動し、神もそれを許されたということではないでしょうか。この後、いったいどうなって行くのでしょうか。

いかがでしたか

参考になりましたら「いいね!」でお知らせください。また、シェアのご協力もよろしくお願いします。今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

動画配信もしています

YouTubeで動画配信もしています。「古代史に見る日本人とユダヤ人の不思議な関係」全9回の予定です。すでに第4回「伊勢神宮に隠された謎!京都太秦と秦氏!」まで配信しました。ぜひご覧ください。チャンネル登録、高評価もお願いいたします。

本をお求めください
本の表紙

Amazonから「日本人の信仰が世界を救う—元キリスト教牧師が語る神の国ニッポン」を出版しています。電子版は100円。文庫版は2,182円。日本人の高い国民性のルーツは聖書にあること、イエスの教えはキリスト教よりむしろ「日本人の信仰」の中に引き継がれていることが分かります。ぜひ、読んでみてください。詳しくは書籍情報をご覧ください。

目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

「日本人の幸せ」(電子版100円)をお買い求めください!

Amazonから「日本人の幸せ—古代ユダヤ人がもたらしたイエスの教え」(196ページ)が販売されました。一人でも多くの方に読んでいただけるように、電子版の価格を100円といたしました。(文庫版も好評発売中。詳しくはAmazonのサイトでご確認ください。)レビューのご協力もよろしくお願いします。

目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

詳しくは書籍情報をご覧ください。