【日本とイスラエル】人種平等と日本

人種平等を世界で最初に訴えたのは日本なのです。聖書の教えである人種平等が、なぜ日本人の間に脈々と流れてきたのか。そのルーツは日本と古代イスラエルの関係にさかのぼることができます。久保有政氏のYouTube動画「人種平等を世界に実現した日本:日本精神と聖書3」からご紹介いたします。

人種平等法案

日本は、国際政治の舞台で「人種平等」ということを唱えた、世界最初の民族です。今からおよそ100年前、第1次世界大戦が終わった翌年の1919年、各国代表を集めて、フランスのパリで「パリ講和会議」が開かれました。第1次大戦の戦後処理と、国際連盟の結成が話し合われたのです。その席上、日本は「人種差別撤廃法案」を提出しました。

当時、人種差別は公然と行われていた

当時の世界では、西欧諸国がアジアやアフリカの国々を次から次へと植民地にして、そこから富を吸い上げ、搾取することが行われていました。植民地において西欧の白人は主人で、現地の人々は召使いの地位に置かれていたのです。有色人種に対する公然とした人種差別が行われていたのです。

日本の主張

しかし日本は、世界で初めて国際会議の舞台で、人種差別撤廃、人種平等を訴えたのです。牧野全権大使は各国代表の前で言いました。「真の世界平和を達成するためには、世界から人種差別を葬り去らねばなりません。国際連盟の盟約の中に、人種平等の原則を入れることを提案します。」しかし会議は紛糾し、何日にもわたりました。

正義か、利権か

日本は、人種差別がある限り、世界に本当の平和は来ないことを知っていたからです。法案には、イタリアやフランスも賛成にまわってくれました。しかし、イギリスはそうではなかった。植民地の利権を手放したくないイギリスは、大反対に回ったのです。白人の国づくり=白豪(白人の豪州)主義」をとるオーストラリアも、反対にまわりました。

採決

やがて採決が行われました。賛成11、反対5。人種差別撤廃法案は圧倒的多数で支持され、通過したかに思われました。ところがその矢先、議長のアメリカ大統領トーマス・ウィルソンが声をあげました。「全会一致を見なかったので法案は不採決とします。」なんということか。牧野大使はすぐさま立ちあがり、「これまではみな多数決で決めてきたではないか。全会一致でないといけないとは、一体どういうわけだ。」と詰め寄りました。

人種差別で成り立っていた欧米諸国

こんな詭弁で、せっかくの法案を葬り去られてはたまりません。しかし大国アメリカの意見が押し通されました。当時、欧米諸国の多くは人種差別をすることで成り立っていたからです。こうして当時、日本が提案した人種平等案は葬り去られてしまいました。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

酷い話ではないでしょうか。利権を失いたくないので、正義を退けたのです。これがキリスト教国と言われてきた国々が行ってきたことでもあるのです。それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 出エジプト記 9章8~12節

9:8主はモーセとアロンに言われた、「あなたがたは、かまどのすすを両手いっぱい取り、それをモーセはパロの目の前で天にむかって、まき散らしなさい。 9:9それはエジプトの全国にわたって、細かいちりとなり、エジプト全国で人と獣に付いて、うみの出るはれものとなるであろう」。 9:10そこで彼らは、かまどのすすを取ってパロの前に立ち、モーセは天にむかってこれをまき散らしたので、人と獣に付いて、うみの出るはれものとなった。 9:11魔術師らは、はれもののためにモーセの前に立つことができなかった。はれものが魔術師らと、すべてのエジプトびとに生じたからである。 9:12しかし、主はパロの心をかたくなにされたので、彼は主がモーセに語られたように、彼らの言うことを聞かなかった。

主はパロの心をかたくなにされた

パロもイスラエル人という利権を手放したくないばかりに、モーセの言うことを退け、心をかたくなにし、神に従おうとしませんでした。それゆえにパロとエジプトの上に災いが繰り返し下りました。しかし、パロの心をそのようにかたくなにしているのは神だと記されています。そこには神の計画があるということなのでしょう。悪が行われる、その向こう側にある神に目を留めながら、聖書を読み進めましょう。

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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